ホントは合宿終了後にバンバンと出したかった学級通信(3)。
2004年7月14日 学校・勉強学習合宿(3日め)
☆頭がイタイ…。早朝活動でエネルギーを使い果たした。
明日で終わるとなるとうれしー。早く帰りてー!!
今日は音楽があったので楽しかった。男子は腹筋、女子はスクワットを15回くらいやらされてかなり足がイタイ(特に太ももらへん)。
まあ、歌が上手になるなら、なにやってもいいや〜。うーん、けっこう努力はしてるのにどうしても歌が上手くならない。上を見ると自信がなくなるし、下を見て優越感にひたるのもなんか違う気がするし…。どうしようっかなーマヂデ。
って歌の心配より明日のテストの心配しなきゃ!! 数学が…文法(国語)が…。これはもう赤点承知で受けよう。(オイオイ) それではそろそろ富士の樹海に行ってまーす。サヨーナラ。
☆今日は勉強をたくさんやった。自習の時間が多かった。体育ではドッジボールで負けて、結局ウチのクラスが負けた(?)んだと思う。ぼくはKのボールが取れたから充分だったと思う。途中でKに捕まったりしたけれど楽しかった。
おみやげを買った時にいろいろ迷ったけれど2000円ちょっと買ってしまった。まあほとんど家でみんなで食べることになると思う。T
が野沢菜を買っていたのがとてもびっくりした。
Aの「ルパン」はまたもや進化していた。あいかわらずすごい人だ。
今日、Nくんの「トロールが〜地下室に〜」というのを聞いた。スゲーそっくりだったので驚いた。Aより上手かもしれないNくんは、天才!
☆今日はほとんどが自習で、課題をすべて終わらせることができ、課題のなかでも弱い部分の勉強をすることができました。自習の時間も周囲に迷惑をかけず、しゃべることなくできました。思ったより(合宿前の予想より)課題をすませることができ、よかったです。
課題外の勉強では地学・生物の今までのノートを見返し、次の期末考査に向けての準備をしはじめています。今日は三日目で、あと1日ですがかなり早く過ぎたような気がします。この3日間はかなり実り多いものだったと思います。ケガをすることなく安全に行けたので、明日帰るまでがんばっていきたいです。
☆今日は昨日と違って1日中勉強の嵐。
今日は社会をかなりたくさんやった。夏休みの宿題も少しになるかもしれない。範囲はないところも進めた。
英語はもうすぐ1冊終わる。1つの単語を10回ずつやっても、まだ1冊は終わらない。どうすれば2冊くらい終わらせられたのか。一応たくさん練習したが、どうも終わりそうにない。
昨日はハイキングが中止だったが、今日は体育の時間でスポーツをやった。僕はドッジボールをやり、いい汗をかき、勉強による疲れを吹き飛ばした。
残りはあと1日。明日はテストなので、テスト前に充分勉強し、いい結果を出したい。英語はテストの結果によって、夏休みの課題が増減するらしいので、がんばって高得点を取って、課題を減らしたい気分です。
=============================
日記の取捨選択にも、取捨選択する者の意思が入る。明確に。
言い方を換えると。
自分は、こういうことを話し、こういう行動をする生徒の集団にしたいのだ。きっと。
☆頭がイタイ…。早朝活動でエネルギーを使い果たした。
明日で終わるとなるとうれしー。早く帰りてー!!
今日は音楽があったので楽しかった。男子は腹筋、女子はスクワットを15回くらいやらされてかなり足がイタイ(特に太ももらへん)。
まあ、歌が上手になるなら、なにやってもいいや〜。うーん、けっこう努力はしてるのにどうしても歌が上手くならない。上を見ると自信がなくなるし、下を見て優越感にひたるのもなんか違う気がするし…。どうしようっかなーマヂデ。
って歌の心配より明日のテストの心配しなきゃ!! 数学が…文法(国語)が…。これはもう赤点承知で受けよう。(オイオイ) それではそろそろ富士の樹海に行ってまーす。サヨーナラ。
☆今日は勉強をたくさんやった。自習の時間が多かった。体育ではドッジボールで負けて、結局ウチのクラスが負けた(?)んだと思う。ぼくはKのボールが取れたから充分だったと思う。途中でKに捕まったりしたけれど楽しかった。
おみやげを買った時にいろいろ迷ったけれど2000円ちょっと買ってしまった。まあほとんど家でみんなで食べることになると思う。T
が野沢菜を買っていたのがとてもびっくりした。
Aの「ルパン」はまたもや進化していた。あいかわらずすごい人だ。
今日、Nくんの「トロールが〜地下室に〜」というのを聞いた。スゲーそっくりだったので驚いた。Aより上手かもしれないNくんは、天才!
☆今日はほとんどが自習で、課題をすべて終わらせることができ、課題のなかでも弱い部分の勉強をすることができました。自習の時間も周囲に迷惑をかけず、しゃべることなくできました。思ったより(合宿前の予想より)課題をすませることができ、よかったです。
課題外の勉強では地学・生物の今までのノートを見返し、次の期末考査に向けての準備をしはじめています。今日は三日目で、あと1日ですがかなり早く過ぎたような気がします。この3日間はかなり実り多いものだったと思います。ケガをすることなく安全に行けたので、明日帰るまでがんばっていきたいです。
☆今日は昨日と違って1日中勉強の嵐。
今日は社会をかなりたくさんやった。夏休みの宿題も少しになるかもしれない。範囲はないところも進めた。
英語はもうすぐ1冊終わる。1つの単語を10回ずつやっても、まだ1冊は終わらない。どうすれば2冊くらい終わらせられたのか。一応たくさん練習したが、どうも終わりそうにない。
昨日はハイキングが中止だったが、今日は体育の時間でスポーツをやった。僕はドッジボールをやり、いい汗をかき、勉強による疲れを吹き飛ばした。
残りはあと1日。明日はテストなので、テスト前に充分勉強し、いい結果を出したい。英語はテストの結果によって、夏休みの課題が増減するらしいので、がんばって高得点を取って、課題を減らしたい気分です。
=============================
日記の取捨選択にも、取捨選択する者の意思が入る。明確に。
言い方を換えると。
自分は、こういうことを話し、こういう行動をする生徒の集団にしたいのだ。きっと。
ホントは合宿終了後にバンバンと出したかった学級通信(2)。
2004年7月13日 学校・勉強学習合宿(2日め)
☆今日はハイキングに行く予定でしたが雨がザーザー降りになったので中止になりました。それで自習になってしまったので残念でした。もう少し体を動かしたかったな〜と思います。でも昼の風呂はかなり気持ちがよく、ついノホホンとしてしまいました。今日あたりからが本番になってきたので気を引きしめてがんばっていきたいと思います。
休み時間にA君がルパンIII世のものまねをしていたので爆笑しました。またH君もハリーポッターのハーマイオニーのものまねをしていたのでおもしろかったです。
ものまねはひとつは持っていたほうがいいな〜と思いました。
☆今日は雨のためハイキングand登山が中止になってしまいました。 ってゆーか雨ぐらいで中止するな〜 自分の身は自分で守れる…と言いたいくらいです。(言ってしまった…)
学習合宿に感謝しています。家ではなかなか勉強できないので助かります。でも、ハイキングが中止になったため、勉強しなければいけない時間が増えてしまいました。1日の予定がすべてくるった、という感じです。
明日はこの合宿の峠、終日の学習日です。この日を使って学力を上げたいと思います。
ちなみに昨日の夜はなかなかねむれませんでしたが、思ったより早く(11:00〜11:30の間)にはねむれました。今日は早くねむれそうです。
☆今日はいろいろとあって大変でした。
ハイキングが中止になりました。朝から雨(小雨がぱらつく程度)が降っていたのに行くなんて…。中途半端でビショビショになって、それプラス学習時間がふえたなんてショックでした。
でも肉はうれしかったです。しかしKさんが気持ち悪くなってしまってとてもかわいそうでした。1人で部屋で寝てるところがすごいかわいそうでした。
体調悪い人が今日はクラスだけでも(女子)けっこういたと思います。私も気をつけたいと思いました。
明日は勉強づくし。だけどがんばりたいです。
☆うお〜。TV見たい〜。「世界まる見え」見逃したよ〜。
今日は富士山に行くはずだったのに雨で行けなくなっちゃったよ〜。でもちょっとうれしかったかも。
今日はめしの時間に焼き肉でたよ〜。やった〜。俺、焼き肉好きなんだ〜。すごいうれしかったよ〜。明日も焼き肉出ないかな〜。
俺の中で2番目に好きなのがファミリーマートの冷やし中華かな〜。先生は何が好きですか? 教えてください〜。
(……学校の坂の下、弁当屋「なかやま」の「肉巻き」という焼き肉おにぎり。うまいんだ。)
☆今日は午前中具合悪くて死んでました。でもみんながハイキングに行っている間に自習1コ分は取り戻しました。午後からはだいぶ調子が良くなったので全授業出ました。体調が悪くなった原因はわからないケド、たぶん疲れだと思います。心配かけてスミマセン。明日は1日中勉強なのでたぶん退屈かも……(笑) でも課題は終わっているので、あとはテスト勉強するだけです。よい点数が取れるように頑張ります。
今日地学の授業で出されたナゾナゾみたいな課題が難しくて、みんな大変そうにしていました。私も授業内では答えが出なくて、今も考え中です。誰か頭のやわらかい人っていないかな〜。まだ提出まで時間があるのでじっくり考えてみようと思います。提出日まで答えがでるかカナリ心配です。
最後の日のテスト、イヤで〜す。夏休みのH.W.が増えませんように…。
=============================
掃除の時間前までに連絡事項を決めて学級通信の欄外に書いて印刷、といくのが理想。
だが、掃除の時に提出物出してないとかふざけているとかで生徒を呼んで指導すると、帰りの会までに学級通信が配れない。
そんなこんなで、この週は理想の日付通りに配布されていない。
残念。
☆今日はハイキングに行く予定でしたが雨がザーザー降りになったので中止になりました。それで自習になってしまったので残念でした。もう少し体を動かしたかったな〜と思います。でも昼の風呂はかなり気持ちがよく、ついノホホンとしてしまいました。今日あたりからが本番になってきたので気を引きしめてがんばっていきたいと思います。
休み時間にA君がルパンIII世のものまねをしていたので爆笑しました。またH君もハリーポッターのハーマイオニーのものまねをしていたのでおもしろかったです。
ものまねはひとつは持っていたほうがいいな〜と思いました。
☆今日は雨のためハイキングand登山が中止になってしまいました。 ってゆーか雨ぐらいで中止するな〜 自分の身は自分で守れる…と言いたいくらいです。(言ってしまった…)
学習合宿に感謝しています。家ではなかなか勉強できないので助かります。でも、ハイキングが中止になったため、勉強しなければいけない時間が増えてしまいました。1日の予定がすべてくるった、という感じです。
明日はこの合宿の峠、終日の学習日です。この日を使って学力を上げたいと思います。
ちなみに昨日の夜はなかなかねむれませんでしたが、思ったより早く(11:00〜11:30の間)にはねむれました。今日は早くねむれそうです。
☆今日はいろいろとあって大変でした。
ハイキングが中止になりました。朝から雨(小雨がぱらつく程度)が降っていたのに行くなんて…。中途半端でビショビショになって、それプラス学習時間がふえたなんてショックでした。
でも肉はうれしかったです。しかしKさんが気持ち悪くなってしまってとてもかわいそうでした。1人で部屋で寝てるところがすごいかわいそうでした。
体調悪い人が今日はクラスだけでも(女子)けっこういたと思います。私も気をつけたいと思いました。
明日は勉強づくし。だけどがんばりたいです。
☆うお〜。TV見たい〜。「世界まる見え」見逃したよ〜。
今日は富士山に行くはずだったのに雨で行けなくなっちゃったよ〜。でもちょっとうれしかったかも。
今日はめしの時間に焼き肉でたよ〜。やった〜。俺、焼き肉好きなんだ〜。すごいうれしかったよ〜。明日も焼き肉出ないかな〜。
俺の中で2番目に好きなのがファミリーマートの冷やし中華かな〜。先生は何が好きですか? 教えてください〜。
(……学校の坂の下、弁当屋「なかやま」の「肉巻き」という焼き肉おにぎり。うまいんだ。)
☆今日は午前中具合悪くて死んでました。でもみんながハイキングに行っている間に自習1コ分は取り戻しました。午後からはだいぶ調子が良くなったので全授業出ました。体調が悪くなった原因はわからないケド、たぶん疲れだと思います。心配かけてスミマセン。明日は1日中勉強なのでたぶん退屈かも……(笑) でも課題は終わっているので、あとはテスト勉強するだけです。よい点数が取れるように頑張ります。
今日地学の授業で出されたナゾナゾみたいな課題が難しくて、みんな大変そうにしていました。私も授業内では答えが出なくて、今も考え中です。誰か頭のやわらかい人っていないかな〜。まだ提出まで時間があるのでじっくり考えてみようと思います。提出日まで答えがでるかカナリ心配です。
最後の日のテスト、イヤで〜す。夏休みのH.W.が増えませんように…。
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掃除の時間前までに連絡事項を決めて学級通信の欄外に書いて印刷、といくのが理想。
だが、掃除の時に提出物出してないとかふざけているとかで生徒を呼んで指導すると、帰りの会までに学級通信が配れない。
そんなこんなで、この週は理想の日付通りに配布されていない。
残念。
ホントは合宿終了後にバンバンと出したかった学級通信(1)。
2004年7月12日 学校・勉強学習合宿(1日め)
☆日曜日なのに合宿のせいで朝早く起こされた。
バスレクはまあまあうまくいったと思う。
で、宿に着いてからは(1時間早く着いた)、のんびりとチームと話してた。昼食を済ませたあと室長ミーティングがあり、それを終えてメンバーに教えた。こういう合宿でのリーダーを務めるのはたぶん初めてだと思うから、どうやってメンバーに伝えていいかわからなかった。
昼食は去年は中華丼だったけど今年はカレーだった。夕食は去年とほぼ同じだった。
お風呂のほうは去年と男女逆で、去年の方が広かった。
風呂から上がってから連絡事項とかを話して、就寝準備をして、30分ぐらいは遊べる時間を作った。
明日はどうなることやら。(PS.Sが途中から来た。)
☆今日は日曜日だ〜!! なのに学校へ行き、ここへ来た。
ビミョーな曜日だと、なんかおちつかない!!! すっきりしない!!
そして今日から合宿が始まった。今日のバスの中ではいろいろなことをやったカナ? ってカンジです。
今日の自習の時間は国語を中心にやった。もうあと1ページで終わります。明日は何をやろうかな〜 かたよらないようにがんばらなきゃ!!!! 特に英語を……。
明日からもコツコツとがんばろう〜!!
みんなで素早く行動! がんばります。
☆今日は日曜日だからおもしろいテレビの時間が多かったけれど、家族のみんながビデオでとっておいてくれると言ったので、安心して勉強ができた。だけどなぜかよくわからないけれど眠くてたいへんだった。
お昼ごはんのとき、オレの好きなカレーだったけれど"ねこじた"だから食べるのがたいへんだった。でも3杯食べた。
☆無事に合宿場所に着きました。今日は1日目でよく眠れなさそうです。Sちゃんが来てくれてうれしかったです! やっぱり合宿はみんながそろわないと楽しくないです。
うれしいこともあると、うれしくないこともありました。去年と一緒でたくさん課題が出ました。早く終わらせたいな、と思います。
これから3泊4日間、何があるかわからないけれど、友達と協力して過ごせたらいいな、と思います。また後になって後悔しないような合宿にして、良い思い出もたくさん作っていきたいと思っています。
☆今日は学習合宿初日でした。天気予報ではあまり天気は良くないと聞いていましたが、とてもいい天気で良かったです。また、Sちゃんが無事に来られてよかったです。でも思っていたより課題が多くてビビリました。
今日印象に残ったことは、宿舎に着いた時にすごく「なつかしいなー」と思ったことでした。たった3、4日いただけなのにとてもなつかしいと思ったので、たくさんの思い出ができていたんだなーと思います。
明日はハイキングがあります。何事もなくハイキングに行けたらいいなと思います。
=============================
合宿中の日記を活字に打ってまとめるだけ。
クラスの中のことでいろいろありまして、ただそれだけなのに出せないんだよね。学級通信。
☆日曜日なのに合宿のせいで朝早く起こされた。
バスレクはまあまあうまくいったと思う。
で、宿に着いてからは(1時間早く着いた)、のんびりとチームと話してた。昼食を済ませたあと室長ミーティングがあり、それを終えてメンバーに教えた。こういう合宿でのリーダーを務めるのはたぶん初めてだと思うから、どうやってメンバーに伝えていいかわからなかった。
昼食は去年は中華丼だったけど今年はカレーだった。夕食は去年とほぼ同じだった。
お風呂のほうは去年と男女逆で、去年の方が広かった。
風呂から上がってから連絡事項とかを話して、就寝準備をして、30分ぐらいは遊べる時間を作った。
明日はどうなることやら。(PS.Sが途中から来た。)
☆今日は日曜日だ〜!! なのに学校へ行き、ここへ来た。
ビミョーな曜日だと、なんかおちつかない!!! すっきりしない!!
そして今日から合宿が始まった。今日のバスの中ではいろいろなことをやったカナ? ってカンジです。
今日の自習の時間は国語を中心にやった。もうあと1ページで終わります。明日は何をやろうかな〜 かたよらないようにがんばらなきゃ!!!! 特に英語を……。
明日からもコツコツとがんばろう〜!!
みんなで素早く行動! がんばります。
☆今日は日曜日だからおもしろいテレビの時間が多かったけれど、家族のみんながビデオでとっておいてくれると言ったので、安心して勉強ができた。だけどなぜかよくわからないけれど眠くてたいへんだった。
お昼ごはんのとき、オレの好きなカレーだったけれど"ねこじた"だから食べるのがたいへんだった。でも3杯食べた。
☆無事に合宿場所に着きました。今日は1日目でよく眠れなさそうです。Sちゃんが来てくれてうれしかったです! やっぱり合宿はみんながそろわないと楽しくないです。
うれしいこともあると、うれしくないこともありました。去年と一緒でたくさん課題が出ました。早く終わらせたいな、と思います。
これから3泊4日間、何があるかわからないけれど、友達と協力して過ごせたらいいな、と思います。また後になって後悔しないような合宿にして、良い思い出もたくさん作っていきたいと思っています。
☆今日は学習合宿初日でした。天気予報ではあまり天気は良くないと聞いていましたが、とてもいい天気で良かったです。また、Sちゃんが無事に来られてよかったです。でも思っていたより課題が多くてビビリました。
今日印象に残ったことは、宿舎に着いた時にすごく「なつかしいなー」と思ったことでした。たった3、4日いただけなのにとてもなつかしいと思ったので、たくさんの思い出ができていたんだなーと思います。
明日はハイキングがあります。何事もなくハイキングに行けたらいいなと思います。
=============================
合宿中の日記を活字に打ってまとめるだけ。
クラスの中のことでいろいろありまして、ただそれだけなのに出せないんだよね。学級通信。
学級通信29〜30号。
2004年7月1日 学校・勉強 華麗なる逆転(3)〜(4)
実にたくさんの子どもたちが、マンガやゲームに親しむ。
ときには「自分の手で新しいものを作りたい」と思う。
そして、ゲーム会社に入ってやっと自分のゲームを作れるようになった時に……。
ゲームの方向性も見えないまま空中分解。その、救いようのない脱力感。
……どん底にあったチームに、なんとか救済の道を見つけてくれたのは、プロデューサーと部長でした。あろうことか、“biohazard”チームの人間が“かけもち”という形でネジ込まれたのです。彼がどんな因果を含まれたのかは……コワくて聞けません。
1月。これが『逆転裁判』のターニングポイントでした。
メンバー1人ひとりの“重さ”を思い知らされたこの事件をキッカケに、みんなの意識は1点に集中したのです。
「‥‥ゼッタイ、完成させる!」
ここからゲームは、一気に再構築への道を突き進むことになります。
“裁判”には、それ自体“ムズカシイ”というイメージがあります。
まず何よりも、そのイメージをひっくり返すような、わかりやすいゲームシステムを確立しなければなりません。
次に、チームのみんなが感じた問題点をそのまま列挙して、片っ端から答えを探していく作業。
朝メシ前のものから晩メシ後のものまで、おなかいっぱいの意見がブチまけられました。
「……事件が起こるまでが長いですねー」
「じゃあ、前半をバッサリ、カットしようか」
「……ていうか、裁判から始まったほうが」
「う。じゃあ、いっそ別のシナリオを用意しようか」
「……なんか最初に、グッとくるシーンが欲しいなあ」
「じゃあ、最初に犯行シーンのデモを入れようか」
「……このゲームならでは! の特徴も欲しいッス」
「じゃあ、そのデモで犯人のカオを見せちゃおうか」
「……キャラクターにミリョクがないなあ」
「じゃあ、依頼人を親友にして、ムチャクチャなヤツにしようか」
みんなが何か言うたびに、ゲームのクオリティが確実に上がっていくのをヒシヒシと実感。
それは本当に、とても感動的な経験でした。
こうして、2月末。ついにプロローグは完成しました。
完成形が見えてしまえば、あとはもう、ひたすら作るだけです。
3ヶ月間の、全力疾走。
5月15日、『逆転裁判』はついに、スケジュールどおりに完成しました。
あとは、1ヶ月かけて、プログラムやシナリオのミスを修正・調整するだけ。
ブラックホールのように超高密度で、そして漆黒の3ヶ月でした。
2001年10月12日。『逆転裁判』が発売されました。
=============================
「やりたいこと」を仕事にする。
そして、初めて自分が中心者となって。
何度も、何度も、中止になりかけて。
2001年10月12日。『逆転裁判』が発売されました。
そして、みなさんからの反響が続々とカプコンに寄せられたわけですが……感激しました。
われわれ逆転裁判チームのもとに届いたメッセージは、どれも制作の苦労を癒してあまりある、とてもあたたかいものばかりだったのです。
とりわけうれしかったのは、ふだんゲームをしない方からのお便りが目立ったこと。
「ムスメから借りて最後まで遊びました。たいへんおもしろうございました」
「友だちからムリヤリ借りさせられましたが、ハマっちゃいました!」
といった内容です。
……借りずに買っていただければ、さらにうれしかったかもしれません。
乱暴な言い方をしてしまうと、ぼくにとって『逆転裁判』は、むしろ“ゲーム”よりも“ミステリー”であることのほうが重要でした。
……ゲームをまったく知らない人でも気軽に遊べて、ミステリーのおもしろさを満喫できる作品にしたい……
じつはゲームシステム考案中、ぼくは常に、ある人物を念頭に置いていました。
実家にいる母親です。
母は、小説は読みますが、なぜか漫画の読み方がわからないそうです。
当然、プロ級の機械オンチです。
ビデオ録画の成功率は、スランプまっただ中のプロ野球選手なみ。
以前、両親にゲームマシンをプレゼントしたのですが、父親が遊んでいた将棋ゲームのCD−ROMの上から重ねて麻雀ゲームをセットして電源を入れ、
「麻雀やろうとしたら将棋が始まったぁ!」
と大騒ぎするような、ある種ツワモノです。
……こんな筋金入りの母親でも楽しめる作品にしよう!
そんな個人的なスローガンのもと、ついに完成した『逆転裁判』。
さっそく発売日に実家に送りつけました。
いろいろあったようですが、幾多の困難を乗り越えて、この春、無事エンディングにたどりつくことができたようです。
全国で、似たようなドラマが展開していたことを想像すると、それはそれで楽しいですね。
このあと、巧舟さんがチームの中心者となって、「逆転裁判」というゲームは3作までできている。
"一風変わった"おもしろいゲームとして、とても有名である。
せきねはこの裏話を知って、「夢を仕事にすること」「仕事に対するこだわり」について思いを馳せた。
みんなは、特にゲーム大好きな男子諸君はどう思っただろう?
=============================
「やりたいことをやる」こだわり。
「へこたれない」がんばり。
こういうことを身につけられる教育をしたいものだなあ。ふう。
実にたくさんの子どもたちが、マンガやゲームに親しむ。
ときには「自分の手で新しいものを作りたい」と思う。
そして、ゲーム会社に入ってやっと自分のゲームを作れるようになった時に……。
ゲームの方向性も見えないまま空中分解。その、救いようのない脱力感。
……どん底にあったチームに、なんとか救済の道を見つけてくれたのは、プロデューサーと部長でした。あろうことか、“biohazard”チームの人間が“かけもち”という形でネジ込まれたのです。彼がどんな因果を含まれたのかは……コワくて聞けません。
1月。これが『逆転裁判』のターニングポイントでした。
メンバー1人ひとりの“重さ”を思い知らされたこの事件をキッカケに、みんなの意識は1点に集中したのです。
「‥‥ゼッタイ、完成させる!」
ここからゲームは、一気に再構築への道を突き進むことになります。
“裁判”には、それ自体“ムズカシイ”というイメージがあります。
まず何よりも、そのイメージをひっくり返すような、わかりやすいゲームシステムを確立しなければなりません。
次に、チームのみんなが感じた問題点をそのまま列挙して、片っ端から答えを探していく作業。
朝メシ前のものから晩メシ後のものまで、おなかいっぱいの意見がブチまけられました。
「……事件が起こるまでが長いですねー」
「じゃあ、前半をバッサリ、カットしようか」
「……ていうか、裁判から始まったほうが」
「う。じゃあ、いっそ別のシナリオを用意しようか」
「……なんか最初に、グッとくるシーンが欲しいなあ」
「じゃあ、最初に犯行シーンのデモを入れようか」
「……このゲームならでは! の特徴も欲しいッス」
「じゃあ、そのデモで犯人のカオを見せちゃおうか」
「……キャラクターにミリョクがないなあ」
「じゃあ、依頼人を親友にして、ムチャクチャなヤツにしようか」
みんなが何か言うたびに、ゲームのクオリティが確実に上がっていくのをヒシヒシと実感。
それは本当に、とても感動的な経験でした。
こうして、2月末。ついにプロローグは完成しました。
完成形が見えてしまえば、あとはもう、ひたすら作るだけです。
3ヶ月間の、全力疾走。
5月15日、『逆転裁判』はついに、スケジュールどおりに完成しました。
あとは、1ヶ月かけて、プログラムやシナリオのミスを修正・調整するだけ。
ブラックホールのように超高密度で、そして漆黒の3ヶ月でした。
2001年10月12日。『逆転裁判』が発売されました。
=============================
「やりたいこと」を仕事にする。
そして、初めて自分が中心者となって。
何度も、何度も、中止になりかけて。
2001年10月12日。『逆転裁判』が発売されました。
そして、みなさんからの反響が続々とカプコンに寄せられたわけですが……感激しました。
われわれ逆転裁判チームのもとに届いたメッセージは、どれも制作の苦労を癒してあまりある、とてもあたたかいものばかりだったのです。
とりわけうれしかったのは、ふだんゲームをしない方からのお便りが目立ったこと。
「ムスメから借りて最後まで遊びました。たいへんおもしろうございました」
「友だちからムリヤリ借りさせられましたが、ハマっちゃいました!」
といった内容です。
……借りずに買っていただければ、さらにうれしかったかもしれません。
乱暴な言い方をしてしまうと、ぼくにとって『逆転裁判』は、むしろ“ゲーム”よりも“ミステリー”であることのほうが重要でした。
……ゲームをまったく知らない人でも気軽に遊べて、ミステリーのおもしろさを満喫できる作品にしたい……
じつはゲームシステム考案中、ぼくは常に、ある人物を念頭に置いていました。
実家にいる母親です。
母は、小説は読みますが、なぜか漫画の読み方がわからないそうです。
当然、プロ級の機械オンチです。
ビデオ録画の成功率は、スランプまっただ中のプロ野球選手なみ。
以前、両親にゲームマシンをプレゼントしたのですが、父親が遊んでいた将棋ゲームのCD−ROMの上から重ねて麻雀ゲームをセットして電源を入れ、
「麻雀やろうとしたら将棋が始まったぁ!」
と大騒ぎするような、ある種ツワモノです。
……こんな筋金入りの母親でも楽しめる作品にしよう!
そんな個人的なスローガンのもと、ついに完成した『逆転裁判』。
さっそく発売日に実家に送りつけました。
いろいろあったようですが、幾多の困難を乗り越えて、この春、無事エンディングにたどりつくことができたようです。
全国で、似たようなドラマが展開していたことを想像すると、それはそれで楽しいですね。
このあと、巧舟さんがチームの中心者となって、「逆転裁判」というゲームは3作までできている。
"一風変わった"おもしろいゲームとして、とても有名である。
せきねはこの裏話を知って、「夢を仕事にすること」「仕事に対するこだわり」について思いを馳せた。
みんなは、特にゲーム大好きな男子諸君はどう思っただろう?
=============================
「やりたいことをやる」こだわり。
「へこたれない」がんばり。
こういうことを身につけられる教育をしたいものだなあ。ふう。
学級通信27〜28号。
2004年6月30日 学校・勉強 華麗なる逆転(1)〜(2)
将来、どんな仕事をしたいか。
巧 舟(たくみ・しゅう)という人がいる。「カプコン」という会社で、「逆転裁判」というゲームを作った人だ。(企画とシナリオ、ディレクターを担当)
"いつか、誰も経験したことがないような、新しい探偵ゲームを作りたい"
それが入社以来、6年間の夢でした。
チャンスが巡ってきたのは、2000年8月のこと。
6年も待って、ヘボいモノを作るわけにはいきません。推理モノのおもしろさとは何か? また、それを
"ゲーム"として表現するには、どういう方法を採るべきか? ……トコトン考え尽くしました。
舞台は法廷。ウソを見破られまいとオドオドしている証人。
その気の毒な男に指をつきつけて、
「異議あり! あなたは大ウソつきだ!」と、大声でキメつける弁護士。追いつめられた証人は、
苦しまぎれに、さらにトンでもないウソを繰り出し、事態は予想もつかなかった方向へ展開してゆく……。
推理小説の世界では、1つのジャンルにまでなっている《裁判》。
あんなスリリングな世界が、なぜゲームにはないんだろう?
すべてはこの日の、一瞬のヒラメキから始まりました。
会社に入り、自分の企画によってゲームを作るまでに6年。
巧さんは、今まで考え続けてきたアイディアを実現する第一歩に立つ。
最初の企画書は、1週間ほどで仕上がりました。
2000年、9月1日。
チームのみんなを集めて、初めてのミーティング。とても小さなチームで、ぼくを含めて7人しかいません。
みんな初顔合わせということで、ちょっと緊張気味です。
企画書には自信があったのですが、このときの反響をヒトコトで表現するならば。
"悲惨"
「えー? 探偵ゲームじゃなかったんですかぁ?」
「これならいっそ、弁護士事務所の経営シミュレーションにしたほうが‥‥」
「自分は、弁護士より裁判官になりたいッス」
「主人公をハムスターにしたらイイと思います!」
……それはもう、圧倒的に大混乱でした。
やはり、"裁判"という聞き慣れない題材がマズかったか?
7人しかいないチームが、初日にしていきなり破綻! 思わずアタマをかかえてしまいました。
……このピンチを乗り切って、1つにならなければ……!
6年間やりたいと思っていたことを、1週間かけて企画の文章にまとめ上げた。
しかし、たった7人の会議でさえ話が通じない。
このあと、巧さんはゲーム開発のチームを連れて、裁判所へ傍聴しに行く。
第一歩の「裁判所とはどんな所か」を互いに理解するところから始まったのである。
=============================
巧舟という人が、ゲーム会社に入って6年間かけて、やっと自分のゲームを作れることとなった。初めから開発チームの意思はバラバラで、ようやく大混乱をまとめたと思ったら。
最初にゲームが遊べるようになったのは、11月末日。プロデューサーや部長など、いろいろな人にお披露目したのですが、その結果は……。
完全敗訴。
“ふんだりけったり”とはまさに、この日の我々を形容するために生まれたコトバでした。
ためしに遊んだ誰もかもが、即刻ゲームオーバー。
呆然指数100%。大不評、大酷評の大嵐。
「おもしろくない」
……想像以上のダメージで、頭がくらくらします。“1から考え直そう”ということになりましたが、“でも、そもそも1ってナニ?”という状態。もう、どうしていいかわかりません。
自分の一番やりたいことが、ことごとく周りの人間に伝わっていかないのである。
さらに……。
12月末の仕事納めを目前に、さらに事件が勃発。この大混乱に最後の追い討ちをかけてきました。
7人しかいないチームのメンバーが1人、“一身上のツゴウ”で会社をやめてしまったのです。
……ここに、「逆転裁判チーム」最大の危機が訪れました。
“チームのメンバーが、1人が抜ける”……こう書いても、その圧倒的パワーは伝わらないかもしれません。
“なんだ、あと6人もいるじゃん”と思われる方もいるでしょう。
しかし! これは、まさに致命的な大災害なのです。
ゲームは、いろんなパーツで構成されています。
「シナリオ」
「キャラクターのアニメーション」
「背景グラフィック」
「システム用グラフィック」
「音楽」
「効果音」
「プログラム」
……これだけで、7つあります。1人やめるということは、これらのパーツが1つ、ゴッソリなくなるということなのです。これはもう、ゲッソリという他ありません。
そして……。
1月。ついに我々は小部屋に呼び出され、サイアクの宣告を受けました。
「開発中止」
将来、どんな仕事をしたいか。
巧 舟(たくみ・しゅう)という人がいる。「カプコン」という会社で、「逆転裁判」というゲームを作った人だ。(企画とシナリオ、ディレクターを担当)
"いつか、誰も経験したことがないような、新しい探偵ゲームを作りたい"
それが入社以来、6年間の夢でした。
チャンスが巡ってきたのは、2000年8月のこと。
6年も待って、ヘボいモノを作るわけにはいきません。推理モノのおもしろさとは何か? また、それを
"ゲーム"として表現するには、どういう方法を採るべきか? ……トコトン考え尽くしました。
舞台は法廷。ウソを見破られまいとオドオドしている証人。
その気の毒な男に指をつきつけて、
「異議あり! あなたは大ウソつきだ!」と、大声でキメつける弁護士。追いつめられた証人は、
苦しまぎれに、さらにトンでもないウソを繰り出し、事態は予想もつかなかった方向へ展開してゆく……。
推理小説の世界では、1つのジャンルにまでなっている《裁判》。
あんなスリリングな世界が、なぜゲームにはないんだろう?
すべてはこの日の、一瞬のヒラメキから始まりました。
会社に入り、自分の企画によってゲームを作るまでに6年。
巧さんは、今まで考え続けてきたアイディアを実現する第一歩に立つ。
最初の企画書は、1週間ほどで仕上がりました。
2000年、9月1日。
チームのみんなを集めて、初めてのミーティング。とても小さなチームで、ぼくを含めて7人しかいません。
みんな初顔合わせということで、ちょっと緊張気味です。
企画書には自信があったのですが、このときの反響をヒトコトで表現するならば。
"悲惨"
「えー? 探偵ゲームじゃなかったんですかぁ?」
「これならいっそ、弁護士事務所の経営シミュレーションにしたほうが‥‥」
「自分は、弁護士より裁判官になりたいッス」
「主人公をハムスターにしたらイイと思います!」
……それはもう、圧倒的に大混乱でした。
やはり、"裁判"という聞き慣れない題材がマズかったか?
7人しかいないチームが、初日にしていきなり破綻! 思わずアタマをかかえてしまいました。
……このピンチを乗り切って、1つにならなければ……!
6年間やりたいと思っていたことを、1週間かけて企画の文章にまとめ上げた。
しかし、たった7人の会議でさえ話が通じない。
このあと、巧さんはゲーム開発のチームを連れて、裁判所へ傍聴しに行く。
第一歩の「裁判所とはどんな所か」を互いに理解するところから始まったのである。
=============================
巧舟という人が、ゲーム会社に入って6年間かけて、やっと自分のゲームを作れることとなった。初めから開発チームの意思はバラバラで、ようやく大混乱をまとめたと思ったら。
最初にゲームが遊べるようになったのは、11月末日。プロデューサーや部長など、いろいろな人にお披露目したのですが、その結果は……。
完全敗訴。
“ふんだりけったり”とはまさに、この日の我々を形容するために生まれたコトバでした。
ためしに遊んだ誰もかもが、即刻ゲームオーバー。
呆然指数100%。大不評、大酷評の大嵐。
「おもしろくない」
……想像以上のダメージで、頭がくらくらします。“1から考え直そう”ということになりましたが、“でも、そもそも1ってナニ?”という状態。もう、どうしていいかわかりません。
自分の一番やりたいことが、ことごとく周りの人間に伝わっていかないのである。
さらに……。
12月末の仕事納めを目前に、さらに事件が勃発。この大混乱に最後の追い討ちをかけてきました。
7人しかいないチームのメンバーが1人、“一身上のツゴウ”で会社をやめてしまったのです。
……ここに、「逆転裁判チーム」最大の危機が訪れました。
“チームのメンバーが、1人が抜ける”……こう書いても、その圧倒的パワーは伝わらないかもしれません。
“なんだ、あと6人もいるじゃん”と思われる方もいるでしょう。
しかし! これは、まさに致命的な大災害なのです。
ゲームは、いろんなパーツで構成されています。
「シナリオ」
「キャラクターのアニメーション」
「背景グラフィック」
「システム用グラフィック」
「音楽」
「効果音」
「プログラム」
……これだけで、7つあります。1人やめるということは、これらのパーツが1つ、ゴッソリなくなるということなのです。これはもう、ゲッソリという他ありません。
そして……。
1月。ついに我々は小部屋に呼び出され、サイアクの宣告を受けました。
「開発中止」
のんびりセンセとまじめ生徒の、携帯メールやりとり。
2004年6月27日 学校・勉強まじめ生徒
今年、(某大学)の(某学部ふたつ)が指定校から消えてしまって、ここ一週間は大学調べをしました。20校くらい(早慶上智〜日東駒専)調べた結果、まだキャンパスの見学はしてないんですけど、○○大学を第一志望にしようと思います。指定校もあるみたいだし、(某学部)のレベルや就職に関しても(某レベル)と同等(就職率・実績は××より上)です。けれど知名度があまり高くはないようなんです。
大学の知名度って就職のとき重要ですか?
のんびりセンセ
こんにちわ。せきねです。お元気ですか?
メールありがとう。がんばっているようでうれしいです。
> 大学の知名度って就職のとき重要ですか?
もちろん、ある程度はあります。行きたい会社が明確すぎるほど明確で、社長や役員がその出身大学だったら、どの人に入ってもらうか迷った時に「出身大学」は重要でしょうね。入社したあとも、ある程度違うかも。ウチのガッコだって、出身中学が一緒だったり同じ塾に通っていたりした子は、既に友達がいたり先輩と仲良しだったりしませんでしたか? そんなもんです。
つづきます。
のんびりセンセ
>(某学部)のレベルや就職に関しても(某レベル)と同等(就職率・実績は××より上)です。
そこまできっちり調べたのは大事ですね。えらいなあ。大学の側でもそれなりにきっちりとやっているんでしょうね。ただ最近はどの大学も、就職についてはある程度やっているようです。よく他と比較されちゃう私立なんかは、特に気にしていますね。
けれど、やっていることのレベルや就職については、そこに「学ぶ人たち」の雰囲気もあるかもね。一生懸命やっていても生徒が授業聞かなきゃ。ウチの3年生たちはどうかな?
まだつづきます。
のんびりセンセ
>まだキャンパスの見学はしてないんですけど、
実は一番ここが気になりました。もちろんキミだから手抜きなんじゃないだろうけど、迷うなら見に行ったほうがいいと思う。迷わなくても、ぜひ時間を見つけて出かけた方がいい。
たとえばウチのガッコでね、高校入試の時に第一志望じゃなくて、適当に決めて、適当に試験を受けて、入学してから「こんな学校だっけ?」っていう人います。そうして、「駅から遠い!」なんて言って怒る人がいるの。実際に。
せきねには信じられない。
つづく。
のんびりセンセ
もちろん、入ってから判ることだってたくさんありますよ。
けれど、1度見れば判ることもあるんです。
大学、行ってみたほうがいい。
私立だとキャンパスが複数の場合がある。移動教室ならぬ移動校舎。←ココは気を付けて。
通っている先輩とかに話を聞ければサイコー。できれば昼ご飯かおやつ持って、校内全部見て回るつもりで。「あれ?」とか思うことはずいぶん減ると思うよ。
入る大学によって、4年間と、ひょっとしたら将来の方向も決まってくるんだからさ。
長文だねえ。キミへの答えになっているでしょうか?
まじめ生徒
会社に入った後は出身大の人数とかって関係ありますか?
○×大学は創設者の一人が後に(某社)の偉い人になったのが縁らしくて、一応(某社)に学閥はあるみたいです。けれど、(某社)は(某大学)の学閥が最大らしいです。○×は卒業生1500人くらいで(某金融)に32人いるんです。確か□□は三倍くらいの学生数で19人です。
あと、大学の就職者数も高校の大学入試合格数みたいに一人で同
じ大学に三学部受かったら一人が三人に数えられる、みたいな風に数えられているんですか?
のんびりセンセ
せきねです。メール遅れてすみません。
ちょっと時間もらって進路指導部の先生に聞いてみましたが、「よくわからない」というのが正直な答えです。
「就職率」というのは、大学側が「状況を知っている」学生に対して出されているもののようです。たとえば、勝手に就職活動して決まらなかった子は「就職率」に入っていない場合があるってこと。「卒業生○名のうち×名が就職」とか公表していたら、かなり良心的な大学といえるかも。
のんびりセンセ
つづきです。
「就職率」は「ひとりを3人」っていうのは無いみたい。けれど「主な内定先」っていうと「ひとりでいくつも」内定をもらうっていうことはあるんじゃないかな。
ともかく非常にわかりづらいそうです。入学する前にも気をつけると同時に、入学後もまめに進路のアンテナを張り続けたほうがいいそうです。
ごめんね。あんま役に立ってないかも。
=============================
うおお〜。
我ながら役に立ってねーぜ。誰か教えてくださいぷりーづ。(泣)
今年、(某大学)の(某学部ふたつ)が指定校から消えてしまって、ここ一週間は大学調べをしました。20校くらい(早慶上智〜日東駒専)調べた結果、まだキャンパスの見学はしてないんですけど、○○大学を第一志望にしようと思います。指定校もあるみたいだし、(某学部)のレベルや就職に関しても(某レベル)と同等(就職率・実績は××より上)です。けれど知名度があまり高くはないようなんです。
大学の知名度って就職のとき重要ですか?
のんびりセンセ
こんにちわ。せきねです。お元気ですか?
メールありがとう。がんばっているようでうれしいです。
> 大学の知名度って就職のとき重要ですか?
もちろん、ある程度はあります。行きたい会社が明確すぎるほど明確で、社長や役員がその出身大学だったら、どの人に入ってもらうか迷った時に「出身大学」は重要でしょうね。入社したあとも、ある程度違うかも。ウチのガッコだって、出身中学が一緒だったり同じ塾に通っていたりした子は、既に友達がいたり先輩と仲良しだったりしませんでしたか? そんなもんです。
つづきます。
のんびりセンセ
>(某学部)のレベルや就職に関しても(某レベル)と同等(就職率・実績は××より上)です。
そこまできっちり調べたのは大事ですね。えらいなあ。大学の側でもそれなりにきっちりとやっているんでしょうね。ただ最近はどの大学も、就職についてはある程度やっているようです。よく他と比較されちゃう私立なんかは、特に気にしていますね。
けれど、やっていることのレベルや就職については、そこに「学ぶ人たち」の雰囲気もあるかもね。一生懸命やっていても生徒が授業聞かなきゃ。ウチの3年生たちはどうかな?
まだつづきます。
のんびりセンセ
>まだキャンパスの見学はしてないんですけど、
実は一番ここが気になりました。もちろんキミだから手抜きなんじゃないだろうけど、迷うなら見に行ったほうがいいと思う。迷わなくても、ぜひ時間を見つけて出かけた方がいい。
たとえばウチのガッコでね、高校入試の時に第一志望じゃなくて、適当に決めて、適当に試験を受けて、入学してから「こんな学校だっけ?」っていう人います。そうして、「駅から遠い!」なんて言って怒る人がいるの。実際に。
せきねには信じられない。
つづく。
のんびりセンセ
もちろん、入ってから判ることだってたくさんありますよ。
けれど、1度見れば判ることもあるんです。
大学、行ってみたほうがいい。
私立だとキャンパスが複数の場合がある。移動教室ならぬ移動校舎。←ココは気を付けて。
通っている先輩とかに話を聞ければサイコー。できれば昼ご飯かおやつ持って、校内全部見て回るつもりで。「あれ?」とか思うことはずいぶん減ると思うよ。
入る大学によって、4年間と、ひょっとしたら将来の方向も決まってくるんだからさ。
長文だねえ。キミへの答えになっているでしょうか?
まじめ生徒
会社に入った後は出身大の人数とかって関係ありますか?
○×大学は創設者の一人が後に(某社)の偉い人になったのが縁らしくて、一応(某社)に学閥はあるみたいです。けれど、(某社)は(某大学)の学閥が最大らしいです。○×は卒業生1500人くらいで(某金融)に32人いるんです。確か□□は三倍くらいの学生数で19人です。
あと、大学の就職者数も高校の大学入試合格数みたいに一人で同
じ大学に三学部受かったら一人が三人に数えられる、みたいな風に数えられているんですか?
のんびりセンセ
せきねです。メール遅れてすみません。
ちょっと時間もらって進路指導部の先生に聞いてみましたが、「よくわからない」というのが正直な答えです。
「就職率」というのは、大学側が「状況を知っている」学生に対して出されているもののようです。たとえば、勝手に就職活動して決まらなかった子は「就職率」に入っていない場合があるってこと。「卒業生○名のうち×名が就職」とか公表していたら、かなり良心的な大学といえるかも。
のんびりセンセ
つづきです。
「就職率」は「ひとりを3人」っていうのは無いみたい。けれど「主な内定先」っていうと「ひとりでいくつも」内定をもらうっていうことはあるんじゃないかな。
ともかく非常にわかりづらいそうです。入学する前にも気をつけると同時に、入学後もまめに進路のアンテナを張り続けたほうがいいそうです。
ごめんね。あんま役に立ってないかも。
=============================
うおお〜。
我ながら役に立ってねーぜ。誰か教えてくださいぷりーづ。(泣)
面談
保護者会期間は今週いっぱいで終了、来週からはまた1日通しでの授業が始まります。
すべてのご家庭に、あらためて感謝を申し上げます。
前の面談の時間が延長しても、快く廊下で待ってくださったことにも。
せきねの言うことに、耳を傾けてくださったことにも。
時間の変更をしてまでも、都合をつけて駆けつけてくださったことにも。
もちろん、今回やむを得ない事情で欠席なさったご家庭にも。(いつかお話をしたいです!)
今回、直感的に「せきね組は三者面談!」と、半ば担任の独断で保護者会を実施したわけですが、非常に有意義であったことを確信しています。
(「今まで三者面談をした時がない」というふうにたびたび言われたことが、やや意外でしたが。)
かなりしんどかったのは事実でした。(せきねも20代を卒業してトシをとったらしい)
せきね組のみんなにひとりひとり「これから良くなっていくためには何が一番必要か」を、今までのことを思い返したり、具体的な資料を検討しながら考えていったこと。
普通に午前中は授業をして、午後にはきっちりとお話をしなければいけなかったこと。
普段のほぼ2分の1の時間で「生活記録ノート」を見てコメントを書いたこと。
掃除がないけれども、教室をきれいに保つようにしなければならなかったこと。
それでも「三者面談」にしたかったのです。
理由ひとつめ。
みんなに「学んで」ほしかったから。
「午前中授業」だからといって、まったく「学び」が無いということには、なんとなく疑問を持ち続けていました。もちろん、こういう時にはのんびりするのも、広い意味での「学び」だとは思います。
けれど「のんびりしっぱなし」でもいいのか、と思ったのです。
「面接」や「面談」って、数が少ない割には、かなり大事だったりします。
とくに「面接」は、人生の分かれ道でやって来ます。その時の様子次第では、未来が変わったりします。慣れていないと、言いたいことも言えず、すごく緊張します。
この1週間の中で20分くらいは、「のんびり」ではなくて、そういう「なんとなく緊張する」「ちょっと避けたい気がする」経験をして、「学んで」みてもいいんじゃないかな、と思ったのです。
せきねがいる、せきねが話す、なんて、ホントたいしたことないです。
これから、どんな時、どんな場合でも、すらすらと自分の考えていることを述べるようになることができる、そういう人になってほしいと思っています。
理由ふたつめ。
保護者会を、他人事にしてほしくないから。
「保護者会」って、そもそも誰のために行われているか。
やはり、生徒のためです。みんなのためです。
保護者会とは、「どうしたらより良い中学校生活を送っていけるだろうか」ということを、保護者の方々と教員とが必死に考えていくための場です。
保護者会とは、より良い中学校生活のために「もっと教員にできることはないだろうか」「もっと家庭でできることはないだろうか」ということを探る場です。
なのに、たとえば「余計なことを言わないで」と言ったり、ひどい場合には「みっともないから出ないで」なんて言う生徒もいるようです。(せきね組にはいませんが)
親御さんはやさしく、笑って許せるかもしれないけれど、せきねにはどうしても「親不孝」な気がするのです。
いつも働きづめの父母を、「無用」「不要」呼ばわりする少年少女がいます。
その場で殴られても何も文句は言えないんじゃないかと思います。
日本社会全体の不況のあおりを受け、それでも体に鞭を振るうようにして働くのは何のためか。
ひとえに家族を養うためです。
なのに「働いている姿が見えない」だけで親御さんを軽んじる。
家にいる疲れきった姿だけで、安易に評価を下す。
そんなことがないように、「保護者会に駆けつける」姿から学んでほしいのです。
理由みっつめ。
具体的な向上の方法を共有したいから。
たとえば、より良い成績を収めたいとします。
親御さんと教員が話し合っただけでは、うまくいきません。
実際に勉強するのは、中学生のみんなだからです。
かといって、みんなと話をしただけでもうまくいかない場合があります。
各家庭の協力が必要なことが少なくないからです。
こう考えて、「これからどう良くなっていくか」を具体的に示したつもりです。
ここまで三者面談について述べてきましたが、二者面談の利点も、当然存在します。
それは、「保護者として、子を思う立場からの意見」などを率直に述べることができるという点です。ですから今回のせきね組では、その利点がないまま保護者会期間を終了したとも言えます。
そこで、Yahoo!にメールアドレスを用意しました。
(略・もしアドレスほしい方は秘密日記なりなんなりで。ま、不要でしょう)
もちろんせきね本人に直通のアドレスです。携帯電話からも送ることができます。
生徒のみんなも、気になることがあったらメールを送ってかまいません。
学校のことでも、ふと思いついたジョークでもいいです。
いちおう、昼(職員室にノートパソコンを入れてあります)と夜(授業の準備などでパソコンを使っています)くらいはチェックする予定です。
ただ、「携帯でのメールのやりとり」のように即返事を返すことができるとは限りません。夜に「明日の予定の質問」をしても、そのメールを読むのは次の日の昼かも。
そのあたりはご了承ください。
「面談」「生活記録」「電話」「手紙」そして「eメール」。
それぞれの利点があります。ぜひご利用ください。
保護者会期間は今週いっぱいで終了、来週からはまた1日通しでの授業が始まります。
すべてのご家庭に、あらためて感謝を申し上げます。
前の面談の時間が延長しても、快く廊下で待ってくださったことにも。
せきねの言うことに、耳を傾けてくださったことにも。
時間の変更をしてまでも、都合をつけて駆けつけてくださったことにも。
もちろん、今回やむを得ない事情で欠席なさったご家庭にも。(いつかお話をしたいです!)
今回、直感的に「せきね組は三者面談!」と、半ば担任の独断で保護者会を実施したわけですが、非常に有意義であったことを確信しています。
(「今まで三者面談をした時がない」というふうにたびたび言われたことが、やや意外でしたが。)
かなりしんどかったのは事実でした。(せきねも20代を卒業してトシをとったらしい)
せきね組のみんなにひとりひとり「これから良くなっていくためには何が一番必要か」を、今までのことを思い返したり、具体的な資料を検討しながら考えていったこと。
普通に午前中は授業をして、午後にはきっちりとお話をしなければいけなかったこと。
普段のほぼ2分の1の時間で「生活記録ノート」を見てコメントを書いたこと。
掃除がないけれども、教室をきれいに保つようにしなければならなかったこと。
それでも「三者面談」にしたかったのです。
理由ひとつめ。
みんなに「学んで」ほしかったから。
「午前中授業」だからといって、まったく「学び」が無いということには、なんとなく疑問を持ち続けていました。もちろん、こういう時にはのんびりするのも、広い意味での「学び」だとは思います。
けれど「のんびりしっぱなし」でもいいのか、と思ったのです。
「面接」や「面談」って、数が少ない割には、かなり大事だったりします。
とくに「面接」は、人生の分かれ道でやって来ます。その時の様子次第では、未来が変わったりします。慣れていないと、言いたいことも言えず、すごく緊張します。
この1週間の中で20分くらいは、「のんびり」ではなくて、そういう「なんとなく緊張する」「ちょっと避けたい気がする」経験をして、「学んで」みてもいいんじゃないかな、と思ったのです。
せきねがいる、せきねが話す、なんて、ホントたいしたことないです。
これから、どんな時、どんな場合でも、すらすらと自分の考えていることを述べるようになることができる、そういう人になってほしいと思っています。
理由ふたつめ。
保護者会を、他人事にしてほしくないから。
「保護者会」って、そもそも誰のために行われているか。
やはり、生徒のためです。みんなのためです。
保護者会とは、「どうしたらより良い中学校生活を送っていけるだろうか」ということを、保護者の方々と教員とが必死に考えていくための場です。
保護者会とは、より良い中学校生活のために「もっと教員にできることはないだろうか」「もっと家庭でできることはないだろうか」ということを探る場です。
なのに、たとえば「余計なことを言わないで」と言ったり、ひどい場合には「みっともないから出ないで」なんて言う生徒もいるようです。(せきね組にはいませんが)
親御さんはやさしく、笑って許せるかもしれないけれど、せきねにはどうしても「親不孝」な気がするのです。
いつも働きづめの父母を、「無用」「不要」呼ばわりする少年少女がいます。
その場で殴られても何も文句は言えないんじゃないかと思います。
日本社会全体の不況のあおりを受け、それでも体に鞭を振るうようにして働くのは何のためか。
ひとえに家族を養うためです。
なのに「働いている姿が見えない」だけで親御さんを軽んじる。
家にいる疲れきった姿だけで、安易に評価を下す。
そんなことがないように、「保護者会に駆けつける」姿から学んでほしいのです。
理由みっつめ。
具体的な向上の方法を共有したいから。
たとえば、より良い成績を収めたいとします。
親御さんと教員が話し合っただけでは、うまくいきません。
実際に勉強するのは、中学生のみんなだからです。
かといって、みんなと話をしただけでもうまくいかない場合があります。
各家庭の協力が必要なことが少なくないからです。
こう考えて、「これからどう良くなっていくか」を具体的に示したつもりです。
ここまで三者面談について述べてきましたが、二者面談の利点も、当然存在します。
それは、「保護者として、子を思う立場からの意見」などを率直に述べることができるという点です。ですから今回のせきね組では、その利点がないまま保護者会期間を終了したとも言えます。
そこで、Yahoo!にメールアドレスを用意しました。
(略・もしアドレスほしい方は秘密日記なりなんなりで。ま、不要でしょう)
もちろんせきね本人に直通のアドレスです。携帯電話からも送ることができます。
生徒のみんなも、気になることがあったらメールを送ってかまいません。
学校のことでも、ふと思いついたジョークでもいいです。
いちおう、昼(職員室にノートパソコンを入れてあります)と夜(授業の準備などでパソコンを使っています)くらいはチェックする予定です。
ただ、「携帯でのメールのやりとり」のように即返事を返すことができるとは限りません。夜に「明日の予定の質問」をしても、そのメールを読むのは次の日の昼かも。
そのあたりはご了承ください。
「面談」「生活記録」「電話」「手紙」そして「eメール」。
それぞれの利点があります。ぜひご利用ください。
1限め後に、突然鳴り響く非常警報。
「3階から、火事です」と機械の音声が校舎すべてに流れる。
3階職員室にいたボクは、急いで廊下に出て、何が起こったのか見て回る。特にどこかから出火している様子もなく、誰のイタズラか、半ばいらだたしい気持ちで3階を見て回った。
廊下にあるどの非常ベルのランプも点いていない。続々やってきた教員たちも、何も判らない様子。
訝しげに思ってうろうろしていると、自分のクラスが騒がしい。
覗いてみると、あおざめた一人の生徒。
それを遠巻きにするクラスメート。
聞けば。
友人と追いかけっこをしていて気に障ることがあり、思わず足で上履きを放ったところ、コントロールは狂いに狂って真上にあるセンサーにヒット。全校に騒ぎを及ぼすこととなったらしい。
笑い話に類する事ではあるけれど、聞けば聞くほどあきれたのも事実。
折悪しく、休み時間終了のチャイム。
「また後で聞くから。とにかく授業に行きなさい」
ボクにも他のクラスの授業があったから、言い捨てるようにそう指示していったん切り上げた。
授業が終わってすぐに、ウチのクラスの生徒が呼びに来る。
「センセ」
呼ばれるままに行けばウチのクラス。
「あの子、ずっとああだったんですよ」
2限めの授業を担当した英語教員が、指し示して言う。
見れば、例の生徒が机の上に突っ伏したまま。
「あと、頼みますね」
他の生徒は次の授業のために移動教室で、カギ締め係も困ったようにしている。
「みんなは移動しなさい。カギもそのままでいいから」
誰もいなくなる教室。チャイムが鳴って、3限めが始まる。
光差す教室。エアコンの音が静かに鳴り続ける。
「どうしたの? 悲しいの?」
「ぼくは、ぼくは……こんなつもりじゃなかったんです……」
背もたれを前にし、近くの席に腰掛けて、ボクは続く言葉を待った。
「今日こそは、失敗しないようにしよう……そう思って」
「そう」
簡単に言えば、トラブルメーカー。「やれやれ」「困ったものだ」と思った時もこの3か月に少なからずあった。
「1日静かに、今日は普通に過ごそうと思って……。朝読書はうまくいったのに」
思い出した。青にりんどう。吉川英治文庫のしおり。広げている文章を追えば、『三国志』だった。やや意外に思った。
「休み時間に遊んで……あんなことになっちゃって……」
「悲しいの? くやしいの?」
「自分で……自分が、情けない……んです……」
「……消えられるんだったら、消えちゃいたい……」
この子は、自分を責め続けて。
ずっと、泣いていた。
かつての自分を、思い出す。
あまりにも不甲斐ない自分に、嘆いて苦しんで、悔しかった日々。
姿形はまったく違うけれど。
この突っ伏して涙を流している魂は、ボク自身だ。
「消えちゃって、本当にいいの?」
静かに、言った。
「『こんなに情けない自分』で終わっちゃって、本当にいいの?」
「大事なのは、『これから』だよ。悲しくて情けなくて、だけどここで止まっちゃったら、情けない自分しか残らないよ。いいの?」
突っ伏したままの心に、淡々と言った。
「キミは、ここで終わっちゃうの? それってとっても悲しくないか?」
ボクは、情けないままじゃ終われなかった。
だから、魂を削るようにして前進したいと願ってきた。
その思いを、静かに投げ掛けた。
起き上がってボクを見つめるその子に、言った。
「『これから』良くなっていけばいいじゃないか。決意して、1時間めまでがんばれた。今度はもっと長く落ち着いているようにしようよ。段々、良くなればいいじゃない」
「上履きだって、火災報知器にぶつかったくらいで良かったじゃない。人の顔に当たったら大変なことになっていたよ。蛍光灯に当たったらガラスが降ってきたんだよ。不幸中の幸い、ってヤツじゃん」
「そう、思わない?」
「……たしかに」
「でしょ?」
「……はい」
くすり、と笑う。
照れたような笑顔が、返ってきた。
「誰かが馬鹿にするかもしれない。今回のことをあげつらうかもしれない。でも、耐えるんだよ。『今よりも良くなっている自分』になるために、自分で考えて、できるだけのことをするんだよ。ボクが支えてあげるから」
「はい」
「そうそう。そうでなきゃあ」
頭をなでると、にっこり笑った。
「じゃあどうする? 移動教室したところに行く? 英語の勉強しておく?」
「英語やります」
「じゃ、黒板をノートに書いておこうか」
「はい」
ボクは職員室からデスクワークを持ち込んで、その子は英語のノートまとめをした。
チャイムが鳴る。
「終わりにしよう。号令」
戸惑ったようにしてから、その子は号令をかける。
「起立」
「気をつけ。礼」
「ありがとうございました」
「ありがとうございました」
ボクもその子も頭を下げ、同時に頭を起こす。
光差す教室で。
にっこり笑った顔は、けっこう良かった。
「3階から、火事です」と機械の音声が校舎すべてに流れる。
3階職員室にいたボクは、急いで廊下に出て、何が起こったのか見て回る。特にどこかから出火している様子もなく、誰のイタズラか、半ばいらだたしい気持ちで3階を見て回った。
廊下にあるどの非常ベルのランプも点いていない。続々やってきた教員たちも、何も判らない様子。
訝しげに思ってうろうろしていると、自分のクラスが騒がしい。
覗いてみると、あおざめた一人の生徒。
それを遠巻きにするクラスメート。
聞けば。
友人と追いかけっこをしていて気に障ることがあり、思わず足で上履きを放ったところ、コントロールは狂いに狂って真上にあるセンサーにヒット。全校に騒ぎを及ぼすこととなったらしい。
笑い話に類する事ではあるけれど、聞けば聞くほどあきれたのも事実。
折悪しく、休み時間終了のチャイム。
「また後で聞くから。とにかく授業に行きなさい」
ボクにも他のクラスの授業があったから、言い捨てるようにそう指示していったん切り上げた。
授業が終わってすぐに、ウチのクラスの生徒が呼びに来る。
「センセ」
呼ばれるままに行けばウチのクラス。
「あの子、ずっとああだったんですよ」
2限めの授業を担当した英語教員が、指し示して言う。
見れば、例の生徒が机の上に突っ伏したまま。
「あと、頼みますね」
他の生徒は次の授業のために移動教室で、カギ締め係も困ったようにしている。
「みんなは移動しなさい。カギもそのままでいいから」
誰もいなくなる教室。チャイムが鳴って、3限めが始まる。
光差す教室。エアコンの音が静かに鳴り続ける。
「どうしたの? 悲しいの?」
「ぼくは、ぼくは……こんなつもりじゃなかったんです……」
背もたれを前にし、近くの席に腰掛けて、ボクは続く言葉を待った。
「今日こそは、失敗しないようにしよう……そう思って」
「そう」
簡単に言えば、トラブルメーカー。「やれやれ」「困ったものだ」と思った時もこの3か月に少なからずあった。
「1日静かに、今日は普通に過ごそうと思って……。朝読書はうまくいったのに」
思い出した。青にりんどう。吉川英治文庫のしおり。広げている文章を追えば、『三国志』だった。やや意外に思った。
「休み時間に遊んで……あんなことになっちゃって……」
「悲しいの? くやしいの?」
「自分で……自分が、情けない……んです……」
「……消えられるんだったら、消えちゃいたい……」
この子は、自分を責め続けて。
ずっと、泣いていた。
かつての自分を、思い出す。
あまりにも不甲斐ない自分に、嘆いて苦しんで、悔しかった日々。
姿形はまったく違うけれど。
この突っ伏して涙を流している魂は、ボク自身だ。
「消えちゃって、本当にいいの?」
静かに、言った。
「『こんなに情けない自分』で終わっちゃって、本当にいいの?」
「大事なのは、『これから』だよ。悲しくて情けなくて、だけどここで止まっちゃったら、情けない自分しか残らないよ。いいの?」
突っ伏したままの心に、淡々と言った。
「キミは、ここで終わっちゃうの? それってとっても悲しくないか?」
ボクは、情けないままじゃ終われなかった。
だから、魂を削るようにして前進したいと願ってきた。
その思いを、静かに投げ掛けた。
起き上がってボクを見つめるその子に、言った。
「『これから』良くなっていけばいいじゃないか。決意して、1時間めまでがんばれた。今度はもっと長く落ち着いているようにしようよ。段々、良くなればいいじゃない」
「上履きだって、火災報知器にぶつかったくらいで良かったじゃない。人の顔に当たったら大変なことになっていたよ。蛍光灯に当たったらガラスが降ってきたんだよ。不幸中の幸い、ってヤツじゃん」
「そう、思わない?」
「……たしかに」
「でしょ?」
「……はい」
くすり、と笑う。
照れたような笑顔が、返ってきた。
「誰かが馬鹿にするかもしれない。今回のことをあげつらうかもしれない。でも、耐えるんだよ。『今よりも良くなっている自分』になるために、自分で考えて、できるだけのことをするんだよ。ボクが支えてあげるから」
「はい」
「そうそう。そうでなきゃあ」
頭をなでると、にっこり笑った。
「じゃあどうする? 移動教室したところに行く? 英語の勉強しておく?」
「英語やります」
「じゃ、黒板をノートに書いておこうか」
「はい」
ボクは職員室からデスクワークを持ち込んで、その子は英語のノートまとめをした。
チャイムが鳴る。
「終わりにしよう。号令」
戸惑ったようにしてから、その子は号令をかける。
「起立」
「気をつけ。礼」
「ありがとうございました」
「ありがとうございました」
ボクもその子も頭を下げ、同時に頭を起こす。
光差す教室で。
にっこり笑った顔は、けっこう良かった。
学級通信25号ロングサイズ。
2004年6月18日 学校・勉強せきねの立つところは
来週からいよいよ保護者会週間である。
面談というものはエネルギーが要るもので、「三者面談で」と言った担任のせきねでも少々ドキドキする。保護者の方々もそうかもしれないし、生徒諸君が「えー」とか「いやだなあ」とか言う声も聞いた。もっともなことだとも思う。
ただ、「緊張感を持って過ごす時間」は非常に大事なので、今回の面談もぜひ前向きにとらえてほしいと思っている。
面談に際して、せきねはどんなところ(=教員としての立脚点)からモノを言い、仕事をしているかを今回は述べたい。
「良い」と思ったことは、とにかくやってみる。
他と違っていても、やってみる。
ここらへんが、良くも悪くもせきねがせきねである"ゆえん"だろうと思う。
人間は、ひとりとして同じ人間は居ない。
当たり前だ。
そうしたら、千差万別のひとりひとりが集まった「クラス」というものも、ひとつとして同じクラスは無いのではないか。
ならば、合わせるべきことは合わせるとしても、クラスの運営はそれぞれ違っていてむしろ当たり前なのではないかと思う。
だから、「他のクラスとちがう」と言われたとき、正直、あまりピンと来ない。
たとえば学級通信で何を伝えるか、また、どれだけ出すか、それはそのクラスによって違うだろう。多く出せば良い、ってものでもない。
ただ、せきねは確実に伝えたいことは文章にするべきだと思う。だから予定を書く。
そして、毎日弁当を用意するなど、大変な思いをして生徒諸君を学校へ通わせている保護者の方々に、その様子を理解してもらえるよう、イベントについても書く。
さまざまなことを実際に語り始めると長くなってしまうから、言いたいことは書く。
「生活記録」も「ただ提出するだけ」ではあまり意味がないような気がしたので、きちんと書くことを求めている。"とにかく4行書く"ことから、生まれてくるものが絶対あるからだ。さらっとあるレベル以上の文を書く能力や、毎日持続する能力などである。
おまけに、どの先生も使っていない赤鉛筆でコメントを書く。これは赤ペンでは濡れた時ににじんでしまうかもしれないことと、日々の生活を書きつづるには、昔ながらの赤鉛筆のような、ある種の素朴さが要るのではないかと考えていることによる。
1100人の中学生・高校生の姿を見てきたことからの思考・発言。
「1100人」とはせきねが今まで責任を持って授業を担当し、その結果として評価・成績を出した生徒の人数。(これに、かつて塾の講師だった時に勉強を教えた子や、授業を担当していないが知っている生徒などを足すともっと人数は増える。しかし本当に責任を持っていたかというとせきねの心ひとつになってしまうので、いちおう数に含めないこととする。)
どんなことをしていた生徒がどんなふうに変わっていったか、せきねは見続けてきた。
「だんだん成績が上がっていった生徒」「成績が下がっていった生徒」「学校生活から心が離れていった生徒」「学校の外で活躍していた生徒」さまざまである。
多分に直感的だが、「これは良い」「これは悪い」「今後どうなりそうか」ということは言えるような気がしてきた。
仕事関連の本をそれなりに買う。勉強会にはそれなりに出る。
「本を見つける」というのはけっこう難しく、一度見過ごすと二度と見つけだせない場合もあったりする。「ああ、あの本買っておけばよかったな」なんて思った時は何度もある。給料をもらって仕事をするまでは、もちろん持っている小遣いは知れたものだったから、ずいぶんくやしい思いもしたし、なんとか小遣いを節約しようともした。
笑い話なのだが、御茶ノ水・神保町あたりはたくさんの本屋がある。しかし、なにぶんにも交通費がかかった(実家は埼玉県の某市)。だからそれを節約しようと自転車で出かけた時がある。夏休み、チャリをキコキコ、片道3時間かかった。……無謀だったなあ。
朝から晩まで教員として仕事をするようになって半年くらい経ったころ、「これはまずい」と思った。
生徒たちの顔に、やたらとクエスチョンマークが浮かんでいるのに気付いたのである。
教員は、学生でもないし、学者でもなかった。
「自分の勉強ができるようになる能力」ではなくて、「生徒に勉強する内容をうまく伝える能力」や「生徒が勉強をできるようになる能力」が必要であることに、そのころになって気が付いたのであった。
「自分がやる」なら、ある意味ラクなのである。
「他人がやるようになる」 これはものすごく難しい。
どうしたらいいものか、考え込んでいても全く解決しなかった。だから目につく限りの本屋に行った。気付けば、買った本を入れた紙袋を両手に提げて家に帰るようになっていた。
今では、定期購読をしている教育系雑誌は6冊。毎月の本代は多分4万を超える。
そこで知った、おもしろそうだと思った勉強会にも参加するようになった。
(それでもなかなか、自分が良くなったとは思えないのではあるが。)
我ながら買いすぎかな、とも思ったが、自分の趣味に毎月何万かを投じる大人はたくさんいるし、本を読むのが好きな人も多い。買い物が好きな人だってたくさんいる。
自分から進んで仕事をするのが楽しいのだって、ごく普通だ。
よくやるねぇ、と感心されたこともあるけれど、これがエライんだったら、昼休みに部活の練習をするのはもっとエライ。学校の他にピアノのレッスンをしたり、サッカーチームに入ってがんばる中学生は、ホントスゴイじゃないか。
まあともかく、せきねはたまたま仕事に対してのこだわりを見出し始めて、それをしんどいと同時に楽しいとも思っている。
今ひとつなことも多いとは思う。
けれど山登りみたいなもので、あきらめないで歩き続ければ、いつかは頂上にたどり着けるだろう。
けっこうしょうもない性格のせきねがそうならば、もっとまともな(=能力のある)人たち、この学校の生徒たちや各ご家庭は、もっともっとスゴクなることができるはずだ。
そう考えて、きっちりとした交流を持つことができる面談にしたいと思っている。
来週からいよいよ保護者会週間である。
面談というものはエネルギーが要るもので、「三者面談で」と言った担任のせきねでも少々ドキドキする。保護者の方々もそうかもしれないし、生徒諸君が「えー」とか「いやだなあ」とか言う声も聞いた。もっともなことだとも思う。
ただ、「緊張感を持って過ごす時間」は非常に大事なので、今回の面談もぜひ前向きにとらえてほしいと思っている。
面談に際して、せきねはどんなところ(=教員としての立脚点)からモノを言い、仕事をしているかを今回は述べたい。
「良い」と思ったことは、とにかくやってみる。
他と違っていても、やってみる。
ここらへんが、良くも悪くもせきねがせきねである"ゆえん"だろうと思う。
人間は、ひとりとして同じ人間は居ない。
当たり前だ。
そうしたら、千差万別のひとりひとりが集まった「クラス」というものも、ひとつとして同じクラスは無いのではないか。
ならば、合わせるべきことは合わせるとしても、クラスの運営はそれぞれ違っていてむしろ当たり前なのではないかと思う。
だから、「他のクラスとちがう」と言われたとき、正直、あまりピンと来ない。
たとえば学級通信で何を伝えるか、また、どれだけ出すか、それはそのクラスによって違うだろう。多く出せば良い、ってものでもない。
ただ、せきねは確実に伝えたいことは文章にするべきだと思う。だから予定を書く。
そして、毎日弁当を用意するなど、大変な思いをして生徒諸君を学校へ通わせている保護者の方々に、その様子を理解してもらえるよう、イベントについても書く。
さまざまなことを実際に語り始めると長くなってしまうから、言いたいことは書く。
「生活記録」も「ただ提出するだけ」ではあまり意味がないような気がしたので、きちんと書くことを求めている。"とにかく4行書く"ことから、生まれてくるものが絶対あるからだ。さらっとあるレベル以上の文を書く能力や、毎日持続する能力などである。
おまけに、どの先生も使っていない赤鉛筆でコメントを書く。これは赤ペンでは濡れた時ににじんでしまうかもしれないことと、日々の生活を書きつづるには、昔ながらの赤鉛筆のような、ある種の素朴さが要るのではないかと考えていることによる。
1100人の中学生・高校生の姿を見てきたことからの思考・発言。
「1100人」とはせきねが今まで責任を持って授業を担当し、その結果として評価・成績を出した生徒の人数。(これに、かつて塾の講師だった時に勉強を教えた子や、授業を担当していないが知っている生徒などを足すともっと人数は増える。しかし本当に責任を持っていたかというとせきねの心ひとつになってしまうので、いちおう数に含めないこととする。)
どんなことをしていた生徒がどんなふうに変わっていったか、せきねは見続けてきた。
「だんだん成績が上がっていった生徒」「成績が下がっていった生徒」「学校生活から心が離れていった生徒」「学校の外で活躍していた生徒」さまざまである。
多分に直感的だが、「これは良い」「これは悪い」「今後どうなりそうか」ということは言えるような気がしてきた。
仕事関連の本をそれなりに買う。勉強会にはそれなりに出る。
「本を見つける」というのはけっこう難しく、一度見過ごすと二度と見つけだせない場合もあったりする。「ああ、あの本買っておけばよかったな」なんて思った時は何度もある。給料をもらって仕事をするまでは、もちろん持っている小遣いは知れたものだったから、ずいぶんくやしい思いもしたし、なんとか小遣いを節約しようともした。
笑い話なのだが、御茶ノ水・神保町あたりはたくさんの本屋がある。しかし、なにぶんにも交通費がかかった(実家は埼玉県の某市)。だからそれを節約しようと自転車で出かけた時がある。夏休み、チャリをキコキコ、片道3時間かかった。……無謀だったなあ。
朝から晩まで教員として仕事をするようになって半年くらい経ったころ、「これはまずい」と思った。
生徒たちの顔に、やたらとクエスチョンマークが浮かんでいるのに気付いたのである。
教員は、学生でもないし、学者でもなかった。
「自分の勉強ができるようになる能力」ではなくて、「生徒に勉強する内容をうまく伝える能力」や「生徒が勉強をできるようになる能力」が必要であることに、そのころになって気が付いたのであった。
「自分がやる」なら、ある意味ラクなのである。
「他人がやるようになる」 これはものすごく難しい。
どうしたらいいものか、考え込んでいても全く解決しなかった。だから目につく限りの本屋に行った。気付けば、買った本を入れた紙袋を両手に提げて家に帰るようになっていた。
今では、定期購読をしている教育系雑誌は6冊。毎月の本代は多分4万を超える。
そこで知った、おもしろそうだと思った勉強会にも参加するようになった。
(それでもなかなか、自分が良くなったとは思えないのではあるが。)
我ながら買いすぎかな、とも思ったが、自分の趣味に毎月何万かを投じる大人はたくさんいるし、本を読むのが好きな人も多い。買い物が好きな人だってたくさんいる。
自分から進んで仕事をするのが楽しいのだって、ごく普通だ。
よくやるねぇ、と感心されたこともあるけれど、これがエライんだったら、昼休みに部活の練習をするのはもっとエライ。学校の他にピアノのレッスンをしたり、サッカーチームに入ってがんばる中学生は、ホントスゴイじゃないか。
まあともかく、せきねはたまたま仕事に対してのこだわりを見出し始めて、それをしんどいと同時に楽しいとも思っている。
今ひとつなことも多いとは思う。
けれど山登りみたいなもので、あきらめないで歩き続ければ、いつかは頂上にたどり着けるだろう。
けっこうしょうもない性格のせきねがそうならば、もっとまともな(=能力のある)人たち、この学校の生徒たちや各ご家庭は、もっともっとスゴクなることができるはずだ。
そう考えて、きっちりとした交流を持つことができる面談にしたいと思っている。
学級通信23号予定。
2004年6月17日 学校・勉強 仕事場にメモリースティックを置いてきてしまい、自宅で学級通信の原稿を書いてからそれに気付いた。
どうするべよ、と思ったのは一瞬。
ココにアップしとけばいいじゃん。
そうして仕事場でwebページ見ればいいし。
↑ホントかよ(笑)
=============================
想う
少年が中学1年だった夏休み、日本は負けた。
五木寛之は福岡県に生まれたが、教員であった両親の仕事の関係で、当時日本の植民地だった朝鮮半島で育った。
各地に転校を繰り返しながら小学校時代を過ごしたという。
昭和20年4月、彼は平壌で中学校に入学した。
8月6日の広島に続き、9日には長崎へ原爆が落とされた。その同じ日にロシア(当時はソビエト連邦)が日本への戦争に加わった。これにより8月15日には日本は無条件降伏し、第二次世界大戦は終結した。
日本の植民地となっていた地域に住んでいた人たちは、そこからが苦難の始まりだった。朝鮮にいた五木寛之とその家族たちもそうであった。
9月、ソビエト連邦の軍隊が平壌にやって来て、朝鮮の分割をしたのである。
その混乱のさなか、彼は44歳の母を亡くした。
僕も子ども心に覚えていますけれども、母が亡くなったときも、お湯をたらいに入れ、やせて三分の一ぐらいになった体をタオルでみんながふいてあげたのです。そのように死の儀式を家族の手で行うことにより、死んでゆく、滅びてゆく肉体というものを手で触るように、子ども心ながらに感じたものです。(教科書80ページ)
さらにそれとほぼ同時に、父親も虚脱状態に陥ったらしい。
当時さまざまな人たちが、戦争の終わりによってそれまで耐えに耐えてきたことが消え去って混乱したという。さらに、教員として戦争に協力する教育をしてきたことへの悔いや、妻を失ったことへの悲しみなどが原因だったのだろう。
母は亡くなり、父は心を失ってしまった。
さらに弟と妹がいる。
13歳の中学生が、そういう家族を背負うことになったのである。
50巻近くの全集がある五木寛之は、しかしこの頃のことをほとんど書いていない。
やって来た軍隊によって、北朝鮮に留め置かれることとなってしまった家族は、1年後に軍隊のトラックを買収して平壌を脱出。38度線を越えてアメリカ軍の日本人難民キャンプに収容された。
14歳のうちはキャンプで過ごし、15歳になったころ、福岡県に戻ってきた。
そういう中学時代を過ごしてきた五木寛之は、こう述べている。
人間は泣きながら生まれてきて、重い重い宿命を背負いながら、それをはね返し、はね返し、生きている。これ以上、その人間に何を要求することがあるだろうか。失敗した人生もあるであろう。平凡な人生もあるであろう。成功した人生もあるであろう。しかし、どの人間もみんなそのように与えられた生命というものを必死で戦って生きてきた一人の人間なのです。(教科書82ページ)
1)保護者の方は「なんなんだ?」と思われるかもしれませんが、これがテスト明けから勉強している、『想う』という単元です。10年ほど前に有名だった『生きるヒント』という本の、最後の章です。 個人的には、中学生の時点にして大人にならねば生きていけなかった人の文章、そういう見方もできるような気がしています。
どうするべよ、と思ったのは一瞬。
ココにアップしとけばいいじゃん。
そうして仕事場でwebページ見ればいいし。
↑ホントかよ(笑)
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想う
少年が中学1年だった夏休み、日本は負けた。
五木寛之は福岡県に生まれたが、教員であった両親の仕事の関係で、当時日本の植民地だった朝鮮半島で育った。
各地に転校を繰り返しながら小学校時代を過ごしたという。
昭和20年4月、彼は平壌で中学校に入学した。
8月6日の広島に続き、9日には長崎へ原爆が落とされた。その同じ日にロシア(当時はソビエト連邦)が日本への戦争に加わった。これにより8月15日には日本は無条件降伏し、第二次世界大戦は終結した。
日本の植民地となっていた地域に住んでいた人たちは、そこからが苦難の始まりだった。朝鮮にいた五木寛之とその家族たちもそうであった。
9月、ソビエト連邦の軍隊が平壌にやって来て、朝鮮の分割をしたのである。
その混乱のさなか、彼は44歳の母を亡くした。
僕も子ども心に覚えていますけれども、母が亡くなったときも、お湯をたらいに入れ、やせて三分の一ぐらいになった体をタオルでみんながふいてあげたのです。そのように死の儀式を家族の手で行うことにより、死んでゆく、滅びてゆく肉体というものを手で触るように、子ども心ながらに感じたものです。(教科書80ページ)
さらにそれとほぼ同時に、父親も虚脱状態に陥ったらしい。
当時さまざまな人たちが、戦争の終わりによってそれまで耐えに耐えてきたことが消え去って混乱したという。さらに、教員として戦争に協力する教育をしてきたことへの悔いや、妻を失ったことへの悲しみなどが原因だったのだろう。
母は亡くなり、父は心を失ってしまった。
さらに弟と妹がいる。
13歳の中学生が、そういう家族を背負うことになったのである。
50巻近くの全集がある五木寛之は、しかしこの頃のことをほとんど書いていない。
やって来た軍隊によって、北朝鮮に留め置かれることとなってしまった家族は、1年後に軍隊のトラックを買収して平壌を脱出。38度線を越えてアメリカ軍の日本人難民キャンプに収容された。
14歳のうちはキャンプで過ごし、15歳になったころ、福岡県に戻ってきた。
そういう中学時代を過ごしてきた五木寛之は、こう述べている。
人間は泣きながら生まれてきて、重い重い宿命を背負いながら、それをはね返し、はね返し、生きている。これ以上、その人間に何を要求することがあるだろうか。失敗した人生もあるであろう。平凡な人生もあるであろう。成功した人生もあるであろう。しかし、どの人間もみんなそのように与えられた生命というものを必死で戦って生きてきた一人の人間なのです。(教科書82ページ)
1)保護者の方は「なんなんだ?」と思われるかもしれませんが、これがテスト明けから勉強している、『想う』という単元です。10年ほど前に有名だった『生きるヒント』という本の、最後の章です。 個人的には、中学生の時点にして大人にならねば生きていけなかった人の文章、そういう見方もできるような気がしています。
を中等部で行った。雨もあがってなかなかの高温の中での競技に、せきねは何もしていなくてもバテていたりして。
それに対して若者たちはワイワイキャーキャー走り回って元気なこと。さすがに30歳を過ぎて年齢をかんji……ゲフンゴフン(笑)
夜になってからようやく元気さを取り戻したので、月曜のための学級通信をまとめる。
今までデジカメ写真を現像してから原稿に貼り付けるということをしていたのだが、なんとなく思い立ってデータでどうにかしてみようとしてみる。
……悪戦苦闘。
画像のトリミングなんかもうまくいかないままだが、どうにか写真と絵とが組み合わさった学級通信を作り上げる。
=============================
12日土曜、夜じゅう降っていた雨もやみ、予定通りスポーツ大会開始。
「1年生の部」と「2・3年生の部」に分かれて各種目が行われた。
やはり3年生が強く2年生の各クラスが苦戦するなか、せきね組は二つの賞状を獲得した。
ドッジボールでは準優勝。担任は賞状係・サッカーの審判で校内を駆けまわっていて(雨天用予定と晴天用予定とで賞状を当日作成するように命じられていて大変だった)、ふと見れば3年と試合中。その場は4対6で「こりゃ負けたかな」と一瞬思ったが、その後には逆転したとのことであった。「粘りと気合い」で勝利したそうである。
女子バスケでは優勝!
昼休みにも自主練習をしているコイデさん・オオトウさんを含む、6人のメンバーが大活躍した。
なんでも、ふたりは「部活中の練習で1年に不覚をとったのがマジくやしい」という事件から自主練を開始したらしい。
ときおり保健室のお世話になっているようで担任は少々心配なのだが、養護の先生が言うには、「負けてふてくされるよりは、多少ケガをしてもファイトを燃やすほうがよっぽど良い」のだそうだ。
ともかくも、「女の根性」が勝利をもぎ取った、といったところだろうか。
写真は賞品を持っての勇姿である。
もちろん他の種目も、それぞれに気合いを入れて取り組んだ。
今後のスポーツ大会では、さらにチームワークを強化して臨んでいきたい。
クラスニュースふうになったかなあ。うーむ。
それに対して若者たちはワイワイキャーキャー走り回って元気なこと。さすがに30歳を過ぎて年齢をかんji……ゲフンゴフン(笑)
夜になってからようやく元気さを取り戻したので、月曜のための学級通信をまとめる。
今までデジカメ写真を現像してから原稿に貼り付けるということをしていたのだが、なんとなく思い立ってデータでどうにかしてみようとしてみる。
……悪戦苦闘。
画像のトリミングなんかもうまくいかないままだが、どうにか写真と絵とが組み合わさった学級通信を作り上げる。
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12日土曜、夜じゅう降っていた雨もやみ、予定通りスポーツ大会開始。
「1年生の部」と「2・3年生の部」に分かれて各種目が行われた。
やはり3年生が強く2年生の各クラスが苦戦するなか、せきね組は二つの賞状を獲得した。
ドッジボールでは準優勝。担任は賞状係・サッカーの審判で校内を駆けまわっていて(雨天用予定と晴天用予定とで賞状を当日作成するように命じられていて大変だった)、ふと見れば3年と試合中。その場は4対6で「こりゃ負けたかな」と一瞬思ったが、その後には逆転したとのことであった。「粘りと気合い」で勝利したそうである。
女子バスケでは優勝!
昼休みにも自主練習をしているコイデさん・オオトウさんを含む、6人のメンバーが大活躍した。
なんでも、ふたりは「部活中の練習で1年に不覚をとったのがマジくやしい」という事件から自主練を開始したらしい。
ときおり保健室のお世話になっているようで担任は少々心配なのだが、養護の先生が言うには、「負けてふてくされるよりは、多少ケガをしてもファイトを燃やすほうがよっぽど良い」のだそうだ。
ともかくも、「女の根性」が勝利をもぎ取った、といったところだろうか。
写真は賞品を持っての勇姿である。
もちろん他の種目も、それぞれに気合いを入れて取り組んだ。
今後のスポーツ大会では、さらにチームワークを強化して臨んでいきたい。
クラスニュースふうになったかなあ。うーむ。
普段から、帰る時には「机の中を空に」なんていう方針が出ている。
……まあ個人的には、「絶対に守らせよう」という気はあまりない。(もっとちがう"勝負のしどころ"が中学生の担任には多すぎるから)
けれどさすがに、試験中は机の中にモノが入っているとカンニング疑惑とかいうメンドウなことが起こりかねないので、念のために点検している。
そうして見つけたノート1ページ。
人面の、ムカデ。
ただの落書きとして捨ててしまうには惜しい、不気味さと剽軽さの混じり具合だった。
なんともいえない雰囲気だった。
そうして机の主に聞いたところ、「ああ、それはあいつが描いたンすよ」と隣のクラスの子のことを言う。
そういえば、放課後には何人もの生徒がウチの教室にやってきて試験勉強をしていたっけか。
「試験勉強をしなかった者は居残り勉強」ルールが効いているので、ボクはその監督として放課後の教室に居る。そして話ばかりする生徒は追い出してしまっているので、静かに勉強をしたい生徒は逆に好都合と、ウチのクラスへとやって来ているのだった。
あの子がねぇ、と思う。
明るくて、活発で、素直で、それぞれの場できちんとした言葉遣いもできる。生徒同士でも、教員にも「受けの良い」生徒である。
それだけ、普通の大人なら想像の外だろうな、と思わせる絵だった。
でもボクはまあ、すぐにこんなものかなと納得した。
web上や、放課後や休み時間を眺めていれば、今どきの私立中学生の様子はおおまかに推測できる気がするので。
今日もその子が勉強をしにやって来たから、聞いてみた。
「キミの絵、どうする?」
「え?」
「ムカデ」
「何でセンセが?」 続きは、知っているのか、かな。
「ウチのクラスの机の中に入っていたから」
「わわわ!」
相当恥ずかしかったようで、声を上げながら逃げていってしまった。
……そうか、やはりというか何というか、そういう絵だったのね。
気持ちはわかる。うん。
心に虫を飼う、か。
誰だってそういうもんじゃないかな、と思う。
ボクにも、いる。
ボクの場合は。
飛べない、カラス。
……まあ個人的には、「絶対に守らせよう」という気はあまりない。(もっとちがう"勝負のしどころ"が中学生の担任には多すぎるから)
けれどさすがに、試験中は机の中にモノが入っているとカンニング疑惑とかいうメンドウなことが起こりかねないので、念のために点検している。
そうして見つけたノート1ページ。
人面の、ムカデ。
ただの落書きとして捨ててしまうには惜しい、不気味さと剽軽さの混じり具合だった。
なんともいえない雰囲気だった。
そうして机の主に聞いたところ、「ああ、それはあいつが描いたンすよ」と隣のクラスの子のことを言う。
そういえば、放課後には何人もの生徒がウチの教室にやってきて試験勉強をしていたっけか。
「試験勉強をしなかった者は居残り勉強」ルールが効いているので、ボクはその監督として放課後の教室に居る。そして話ばかりする生徒は追い出してしまっているので、静かに勉強をしたい生徒は逆に好都合と、ウチのクラスへとやって来ているのだった。
あの子がねぇ、と思う。
明るくて、活発で、素直で、それぞれの場できちんとした言葉遣いもできる。生徒同士でも、教員にも「受けの良い」生徒である。
それだけ、普通の大人なら想像の外だろうな、と思わせる絵だった。
でもボクはまあ、すぐにこんなものかなと納得した。
web上や、放課後や休み時間を眺めていれば、今どきの私立中学生の様子はおおまかに推測できる気がするので。
今日もその子が勉強をしにやって来たから、聞いてみた。
「キミの絵、どうする?」
「え?」
「ムカデ」
「何でセンセが?」 続きは、知っているのか、かな。
「ウチのクラスの机の中に入っていたから」
「わわわ!」
相当恥ずかしかったようで、声を上げながら逃げていってしまった。
……そうか、やはりというか何というか、そういう絵だったのね。
気持ちはわかる。うん。
心に虫を飼う、か。
誰だってそういうもんじゃないかな、と思う。
ボクにも、いる。
ボクの場合は。
飛べない、カラス。
傍目八目。(=おかめはちもく)
2004年6月3日 学校・勉強 なんと言いますか、恋の季節ですなあ。
いろいろと。
まあ。
んー。
とりあえず女子諸君。
なるべくなら男子を手玉にとるのはやめてほしいンだがなあ。
んー。
あんま傷つかずにおさまってほしいけど。
いろいろと。
まあ。
んー。
とりあえず女子諸君。
なるべくなら男子を手玉にとるのはやめてほしいンだがなあ。
んー。
あんま傷つかずにおさまってほしいけど。
昨日のできごと
6月1日、火曜、昼の食事の時間。
皆が班ごとに着席して、「いただきます!」とあいさつをした後だった。
各班にいた女子が、すべて席を立って、教室の後ろ側に集まり始めた。
教卓で昼食を食べようとしていたせきねは、何事が起きたのかと思った。
とたん、女子全員による「Happy Birthday」の合唱。手拍子。
歌い終わっての大拍手。
翌日の今日、ある生徒の「生活記録」には、このように書かれていた。
今日は□□□さんのお誕生日だったので、みんなでお祝いをしました。前のクラスではこんなことをやったことがなかったので、クラスみんな仲良くていいなあ、と思いました。
また、ある生徒は。
今日は□□ちゃんの誕生日だった。たまたま(昼食の)班だったので、みんなで手紙を書いてわたしました。すごくよろこんでくれました。
私の(誕生日の)時は自由な席だったのでみんなで集まって歌って一緒にご飯を食べました。(そのとき)わたしには知らされていなかったのでかなりびっくりしました。超うれしかった。だから同じようにやろう!ってことになってやりました!(笑)
最近、いたましい事件も続発している。それらの全貌についてはいずれ明らかにされることだろう。
命には、とぎれずに続いてきた連鎖がある。必ず「つながり」があるのだ。
地球上に限れば、最初の生命が誕生して以降、何億もの時間が積み重なっている。
その長い歴史の最先端に、君たちの「14歳の誕生日」が存在している。
絶対に無駄にしてはならない。むなしくしてはならない。
一日一日を、健康で、事故もなく、自身が成長しゆく日々にしていこう。
こんなにあたたかな2年せきね組ならば、絶対に可能であると信じている。
=============================
またしても、というか、ちょっとうれしい予定違いがあって、出す予定の記事を全部削除。
こんなことを保護者に伝えないわけにはイカンだろ、っていう。
このまま仲良しだといいなあ、ホント。
6月1日、火曜、昼の食事の時間。
皆が班ごとに着席して、「いただきます!」とあいさつをした後だった。
各班にいた女子が、すべて席を立って、教室の後ろ側に集まり始めた。
教卓で昼食を食べようとしていたせきねは、何事が起きたのかと思った。
とたん、女子全員による「Happy Birthday」の合唱。手拍子。
歌い終わっての大拍手。
翌日の今日、ある生徒の「生活記録」には、このように書かれていた。
今日は□□□さんのお誕生日だったので、みんなでお祝いをしました。前のクラスではこんなことをやったことがなかったので、クラスみんな仲良くていいなあ、と思いました。
また、ある生徒は。
今日は□□ちゃんの誕生日だった。たまたま(昼食の)班だったので、みんなで手紙を書いてわたしました。すごくよろこんでくれました。
私の(誕生日の)時は自由な席だったのでみんなで集まって歌って一緒にご飯を食べました。(そのとき)わたしには知らされていなかったのでかなりびっくりしました。超うれしかった。だから同じようにやろう!ってことになってやりました!(笑)
最近、いたましい事件も続発している。それらの全貌についてはいずれ明らかにされることだろう。
命には、とぎれずに続いてきた連鎖がある。必ず「つながり」があるのだ。
地球上に限れば、最初の生命が誕生して以降、何億もの時間が積み重なっている。
その長い歴史の最先端に、君たちの「14歳の誕生日」が存在している。
絶対に無駄にしてはならない。むなしくしてはならない。
一日一日を、健康で、事故もなく、自身が成長しゆく日々にしていこう。
こんなにあたたかな2年せきね組ならば、絶対に可能であると信じている。
=============================
またしても、というか、ちょっとうれしい予定違いがあって、出す予定の記事を全部削除。
こんなことを保護者に伝えないわけにはイカンだろ、っていう。
このまま仲良しだといいなあ、ホント。
学級日誌より
☆5月18日(火)くもり サイトウ・サクマ
・今日の国語ではまた漢検の過去問をやった。先週に続いて、また合格点より高かったのでこの調子で本番も受かるようにがんばりたい。
・今日は国語の時間にぬきうちテストがあり、合格点より下回ってしまいました。絶対合格したいのでもっとがんばりたいです。
……抜き打ちではないんだけど……。友人ともども合格してほしいものです、いやホントに。
☆5月21日(土)びみょうにあめ ヒビヤ・ハセガワ
・今日土曜のくせに学校あるし、こっちは眠いのに朝早く起こされて…この学校は生徒の睡眠時間をうばうつもりか……
・今日は部活が休みになった。講演があるかららしい。お弁当を持ってきたのに。弁当はいちおう食べようと思う。連絡が遅い。
……ウチのガッコの土曜は「基本的に学校がある」ンだけど。早く寝た方がいいんでない?
部活の連絡は金曜日のうちに連絡用ホワイトボードに書いてあったそうだ。
よく確認するべし。
☆5月24日(月)くもり フクダ・モトムラ
・今日はけっこうおもしろい日でした。いつもはまじめな話しかしないせきねセンセが「こっくりさん」について語ってくれたりしました。
……いつもまじめなのだろうか? んー。
「こっくりさん」って危ないんだそうです。ホラーでコワイというのとはちょっと違って。
☆5月26日(水)くもり アオキ・イカリ
・今日は問題を解く時間が多かったです。けっこう集中して、みんなやっていました。とってもよかったと思います。
・きょうはすんごく暑かった。漢検どうしよ〜 中間もあるのに。いっしょの時期にやらないでほしい。(涙涙)
……ひとつひとつに集中し、全てに勝とう!!
=============================
欄外を書きたかったためだけに出した学級通信。
しばしば「連絡を明確にしたいためだけに出す」学級通信があって、今回もそのひとつ。
今までどおりにお笑い系小咄を用意したが、その連絡事項にふさわしくないので破棄。代わって学級日誌から記事をピックアップして学級通信を作る。
その書きたかったことは以下に。
いよいよ中間試験1週間前になろうとしています。試験範囲は金曜に発表されます。
ルールをひとつ決めます。
試験7日前より、家で勉強をしなかったら、そのぶん学校で試験勉強をします。
1)家庭での試験勉強をしていない、少ない場合
2)「試験勉強計画表」を提出せず、どれだけ勉強したか担任にわからない場合
こんな時は、休み時間・放課後を使って勉強をしなさい。
=============================
学校は家庭での学習を期待し、宿題や課題、予習・復習を提示する。
家庭は学校での学習を期待し、毎日授業を受けるために登校させる。
双方ともに目に見えないところでの成果を待ち望んでいる。
自分の手の届かないところでの果報を待つ。
こういうのを「神頼み」「虫が好い」と言うのではないか。
勉学は、断じて宝籤ではない。
子どもを育てることは、賭け事ではない。
そう考えて、提示を試みたのが上記のルールである。
ほとんどの生徒にとっては少しの窮屈さを感じる程度で、実際にはこのルールは働かない。
ごく一部の生徒が、ものすごい勢いでこのルールに抵触する。
本来ならば試験一週間前に家で勉強をしないなんて、「有り得ない」。
しかし有り得ないことが現実に起こっている。
どの生徒であっても、言う。
「試験はイヤだ」
「良い点を取りたい」
しかし。
あひゃあひゃ言いながら何もしない。試験勉強をしない。
当然、普段からの家庭学習なんかするわけがない。
なんで進学校に在籍しているのか、心底疑う。
誰も言わないだろうから、わたしが言う。
「勉強しろ」と。
誰もやらせないから、わたしがやらせる。
「勉強しろ」と。
狗の仕事である。
☆5月18日(火)くもり サイトウ・サクマ
・今日の国語ではまた漢検の過去問をやった。先週に続いて、また合格点より高かったのでこの調子で本番も受かるようにがんばりたい。
・今日は国語の時間にぬきうちテストがあり、合格点より下回ってしまいました。絶対合格したいのでもっとがんばりたいです。
……抜き打ちではないんだけど……。友人ともども合格してほしいものです、いやホントに。
☆5月21日(土)びみょうにあめ ヒビヤ・ハセガワ
・今日土曜のくせに学校あるし、こっちは眠いのに朝早く起こされて…この学校は生徒の睡眠時間をうばうつもりか……
・今日は部活が休みになった。講演があるかららしい。お弁当を持ってきたのに。弁当はいちおう食べようと思う。連絡が遅い。
……ウチのガッコの土曜は「基本的に学校がある」ンだけど。早く寝た方がいいんでない?
部活の連絡は金曜日のうちに連絡用ホワイトボードに書いてあったそうだ。
よく確認するべし。
☆5月24日(月)くもり フクダ・モトムラ
・今日はけっこうおもしろい日でした。いつもはまじめな話しかしないせきねセンセが「こっくりさん」について語ってくれたりしました。
……いつもまじめなのだろうか? んー。
「こっくりさん」って危ないんだそうです。ホラーでコワイというのとはちょっと違って。
☆5月26日(水)くもり アオキ・イカリ
・今日は問題を解く時間が多かったです。けっこう集中して、みんなやっていました。とってもよかったと思います。
・きょうはすんごく暑かった。漢検どうしよ〜 中間もあるのに。いっしょの時期にやらないでほしい。(涙涙)
……ひとつひとつに集中し、全てに勝とう!!
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欄外を書きたかったためだけに出した学級通信。
しばしば「連絡を明確にしたいためだけに出す」学級通信があって、今回もそのひとつ。
今までどおりにお笑い系小咄を用意したが、その連絡事項にふさわしくないので破棄。代わって学級日誌から記事をピックアップして学級通信を作る。
その書きたかったことは以下に。
いよいよ中間試験1週間前になろうとしています。試験範囲は金曜に発表されます。
ルールをひとつ決めます。
試験7日前より、家で勉強をしなかったら、そのぶん学校で試験勉強をします。
1)家庭での試験勉強をしていない、少ない場合
2)「試験勉強計画表」を提出せず、どれだけ勉強したか担任にわからない場合
こんな時は、休み時間・放課後を使って勉強をしなさい。
=============================
学校は家庭での学習を期待し、宿題や課題、予習・復習を提示する。
家庭は学校での学習を期待し、毎日授業を受けるために登校させる。
双方ともに目に見えないところでの成果を待ち望んでいる。
自分の手の届かないところでの果報を待つ。
こういうのを「神頼み」「虫が好い」と言うのではないか。
勉学は、断じて宝籤ではない。
子どもを育てることは、賭け事ではない。
そう考えて、提示を試みたのが上記のルールである。
ほとんどの生徒にとっては少しの窮屈さを感じる程度で、実際にはこのルールは働かない。
ごく一部の生徒が、ものすごい勢いでこのルールに抵触する。
本来ならば試験一週間前に家で勉強をしないなんて、「有り得ない」。
しかし有り得ないことが現実に起こっている。
どの生徒であっても、言う。
「試験はイヤだ」
「良い点を取りたい」
しかし。
あひゃあひゃ言いながら何もしない。試験勉強をしない。
当然、普段からの家庭学習なんかするわけがない。
なんで進学校に在籍しているのか、心底疑う。
誰も言わないだろうから、わたしが言う。
「勉強しろ」と。
誰もやらせないから、わたしがやらせる。
「勉強しろ」と。
狗の仕事である。
学ばない者に、価値は無い。
2004年5月26日 学校・勉強 「授業で言っていることがわからない」
これは教員の側から言えば一刀両断、「授業がゴミくず」なのだ。(自分のやっている授業も含めて、である)
しかしわたしは、生徒には絶対そんなことは言わせない。
「なぜ授業がわかるまで勉強しないのか」と言う。
勉強をしない者ほど、学びのないことに不満を述べる。
他者を見ても、自身を顧みてもそう思う。
若い者たちは、漠然と「大人」を指して嫌う。
その像が自分との相似を成している可能性に気付き、自身を顧みる者がどれだけ居るだろうか。
自身がその「大人」にさえ及ばない可能性があることを考えてみたことがどれだけあるだろうか。
これは教員の側から言えば一刀両断、「授業がゴミくず」なのだ。(自分のやっている授業も含めて、である)
しかしわたしは、生徒には絶対そんなことは言わせない。
「なぜ授業がわかるまで勉強しないのか」と言う。
勉強をしない者ほど、学びのないことに不満を述べる。
他者を見ても、自身を顧みてもそう思う。
若い者たちは、漠然と「大人」を指して嫌う。
その像が自分との相似を成している可能性に気付き、自身を顧みる者がどれだけ居るだろうか。
自身がその「大人」にさえ及ばない可能性があることを考えてみたことがどれだけあるだろうか。
近況報告
☆連絡網、とても速かったです。ご協力ありがとうございました。
せきねが今日の予定を伝えられたのが5時40分ころ、連絡網の伝わった確認連絡が全てそろったのが6時前。「どれくらいで伝わるか、時間をメモしよう」って思ったのですが、そんなヒマもないくらい素早い伝達でした。
ちなみに一番は、スズキ君→ヒビヤ君の列。連絡し終えてからすぐに確認連絡が来ました。かなりびっくりです。
「6時ころに連絡網をまわす」とありましたから、予定より少し早くて眠かったと思うのですが、とにかく有り難いことです。
連絡網は本来、「非常事態」に使用するものなのでなるべく無い方が良いのです。
けれどもし万が一のことがあった際にも、今回ぐらい素早いといいなあ、と思います。
重ねて、ご協力ありがとうございました、と申し上げます。
☆「速い」といえば、モトムラ君がやっていたことは良かった。
木曜6限美術・移動教室。5限が終了して教室を出る際に、自分の座席を片づけて、椅子を机の上に上げ、カバンもきちんと整えていた。すぐ掃除ができる。感動した。
☆「生活記録」 おおよそ順調です。
きっちりと書き込まれた記録が、提出されています。まあそれぞれ各個人によって順調でない場合もありますが、それはそれで代替として国語の漢字などをやってもらっていますので、「おおよそ順調」です。保護者の方には「うちの子は見せてくれない!」と過度に気になさる方もいらっしゃいますが、憂えるべき事態は起きていないと思います。ご安心を。(そして何かありましたら気軽にご連絡を。)
教室では、よく友達同士で見せあいっこしている姿を見かけます。みんな4行以上の記事を書いていますから、読んでもおもしろいのではないでしょうか。
せきねも他の先生の授業とか様子が判りやすく、おもしろいです。
昨日は「たんすのおばあさん」の話をたくさんの人が書いていました。
あとは「消えた1000円」の話もありました。
「授業、おもしろそうだなあ」ってしみじみ思いました。(残念ながらそのとき同時に授業があって、せきねは見に行けないのです。)ときおり楽しい話ができるというのは、「授業が順調である」「クラス全体で話を聞く姿勢ができている」ということだと思います。進度が遅れたり、良い雰囲気でなかったりすると、そのような話はできません。
今度の試験では、クラス全体で良い成績を修めましょう。
そして、ずっとおもしろい話を聞けるクラスでいられるといいですね。
☆「生活記録」で書くことに困ったら。こんなことでもいいと思います。
お父さんの趣味。
お母さんのこだわり。
ペットのチャームポイント。
本を読んで心に残った文の一節。
好きな歌の歌詞。
みんなに、世の中に、事件などに対し、思ったこと・感じたこと。
☆連絡網、とても速かったです。ご協力ありがとうございました。
せきねが今日の予定を伝えられたのが5時40分ころ、連絡網の伝わった確認連絡が全てそろったのが6時前。「どれくらいで伝わるか、時間をメモしよう」って思ったのですが、そんなヒマもないくらい素早い伝達でした。
ちなみに一番は、スズキ君→ヒビヤ君の列。連絡し終えてからすぐに確認連絡が来ました。かなりびっくりです。
「6時ころに連絡網をまわす」とありましたから、予定より少し早くて眠かったと思うのですが、とにかく有り難いことです。
連絡網は本来、「非常事態」に使用するものなのでなるべく無い方が良いのです。
けれどもし万が一のことがあった際にも、今回ぐらい素早いといいなあ、と思います。
重ねて、ご協力ありがとうございました、と申し上げます。
☆「速い」といえば、モトムラ君がやっていたことは良かった。
木曜6限美術・移動教室。5限が終了して教室を出る際に、自分の座席を片づけて、椅子を机の上に上げ、カバンもきちんと整えていた。すぐ掃除ができる。感動した。
☆「生活記録」 おおよそ順調です。
きっちりと書き込まれた記録が、提出されています。まあそれぞれ各個人によって順調でない場合もありますが、それはそれで代替として国語の漢字などをやってもらっていますので、「おおよそ順調」です。保護者の方には「うちの子は見せてくれない!」と過度に気になさる方もいらっしゃいますが、憂えるべき事態は起きていないと思います。ご安心を。(そして何かありましたら気軽にご連絡を。)
教室では、よく友達同士で見せあいっこしている姿を見かけます。みんな4行以上の記事を書いていますから、読んでもおもしろいのではないでしょうか。
せきねも他の先生の授業とか様子が判りやすく、おもしろいです。
昨日は「たんすのおばあさん」の話をたくさんの人が書いていました。
あとは「消えた1000円」の話もありました。
「授業、おもしろそうだなあ」ってしみじみ思いました。(残念ながらそのとき同時に授業があって、せきねは見に行けないのです。)ときおり楽しい話ができるというのは、「授業が順調である」「クラス全体で話を聞く姿勢ができている」ということだと思います。進度が遅れたり、良い雰囲気でなかったりすると、そのような話はできません。
今度の試験では、クラス全体で良い成績を修めましょう。
そして、ずっとおもしろい話を聞けるクラスでいられるといいですね。
☆「生活記録」で書くことに困ったら。こんなことでもいいと思います。
お父さんの趣味。
お母さんのこだわり。
ペットのチャームポイント。
本を読んで心に残った文の一節。
好きな歌の歌詞。
みんなに、世の中に、事件などに対し、思ったこと・感じたこと。
試験ひとつで検討すべきことはたくさん出てくるものだ。
2004年5月18日 学校・勉強今日の授業は漢字検定過去問。
先週・今週・来週と続けていって本番の合格を目指したいのだが、合格者数は変わらず。
相当な人数が合格点に満たない。下手をするとクラスで20人を超える。
不合格な者は不合格のまま、大して点数も変わらない。
これはやや意外だった。先週に初めて過去問に取り組んだ時には不合格者数の多さに驚き、点を取りづらい対義語・類義語の対策に意を用いてきた。当人たちも「やばい」「まずい」と言っていたのだが。
可能性として。
1)指導がヘタ。
まあ、あり得る話ではある。ただ、今の3年がこの時期に受けた漢検4級・3級は、ひとり残らず合格している。こんなに差がつくほどダメな指導をしているとは思い難いものがある。
2)教材がダメ。
漢検用の「漢字スキル」がほしい。猛烈に。
などと無い物ねだりをしていては仕方ないので、4月からほぼ毎日、「漢字スキルっぽく」漢字指導をしてきた。
先週の漢検過去問以降、特にできの悪かった「対義語・類義語」をメインに置いて漢字練習をしていることは先に述べたとおり。
3)学校での練習量が足りない。
たしかに国語の授業で漢字だけをやっているわけではないので、毎時間5分から10分かけていても、練習が足りないと言えば足りないかもしれぬ。ではどれくらいやったら足りているのか、という話にもなるけれど。
4)家庭での練習量が足りない。
最近の中学生は忙しいから国語の勉強なんかしないらしい。まあそれでも先週から「漢検対策」と家庭学習に書かれている「生活記録」も多くなってはいる。
5)やる気が無い。もしくは少ない。
今回の漢検は全員受験なので、希望制ではない。
5)真剣さが足りない。安易に考えている。
「自分は合格する」「そのうちに勉強すれば間に合う」と考えているかどうかは、よくわからない。
6)まだ能力が足りない。
4級はともかく、3級は先取りの挑戦となる。ただ、どちらの級でも不合格者の数に差があるわけではない。
さあ、どうしたものか。
急激な成果を挙げたい時こそ、法家思想の出番……か?!
さしあたり、来週にやる予定の過去問で合格点にならなかった者に放課後補習を行う、という予告をしておく。
先週・今週・来週と続けていって本番の合格を目指したいのだが、合格者数は変わらず。
相当な人数が合格点に満たない。下手をするとクラスで20人を超える。
不合格な者は不合格のまま、大して点数も変わらない。
これはやや意外だった。先週に初めて過去問に取り組んだ時には不合格者数の多さに驚き、点を取りづらい対義語・類義語の対策に意を用いてきた。当人たちも「やばい」「まずい」と言っていたのだが。
可能性として。
1)指導がヘタ。
まあ、あり得る話ではある。ただ、今の3年がこの時期に受けた漢検4級・3級は、ひとり残らず合格している。こんなに差がつくほどダメな指導をしているとは思い難いものがある。
2)教材がダメ。
漢検用の「漢字スキル」がほしい。猛烈に。
などと無い物ねだりをしていては仕方ないので、4月からほぼ毎日、「漢字スキルっぽく」漢字指導をしてきた。
先週の漢検過去問以降、特にできの悪かった「対義語・類義語」をメインに置いて漢字練習をしていることは先に述べたとおり。
3)学校での練習量が足りない。
たしかに国語の授業で漢字だけをやっているわけではないので、毎時間5分から10分かけていても、練習が足りないと言えば足りないかもしれぬ。ではどれくらいやったら足りているのか、という話にもなるけれど。
4)家庭での練習量が足りない。
最近の中学生は忙しいから国語の勉強なんかしないらしい。まあそれでも先週から「漢検対策」と家庭学習に書かれている「生活記録」も多くなってはいる。
5)やる気が無い。もしくは少ない。
今回の漢検は全員受験なので、希望制ではない。
5)真剣さが足りない。安易に考えている。
「自分は合格する」「そのうちに勉強すれば間に合う」と考えているかどうかは、よくわからない。
6)まだ能力が足りない。
4級はともかく、3級は先取りの挑戦となる。ただ、どちらの級でも不合格者の数に差があるわけではない。
さあ、どうしたものか。
急激な成果を挙げたい時こそ、法家思想の出番……か?!
さしあたり、来週にやる予定の過去問で合格点にならなかった者に放課後補習を行う、という予告をしておく。
学級通信14号。15号。
2004年5月12日 学校・勉強 行き先は何処へつながっている?
4月後半以降5月最初まで、学級通信が滞ったことをおわびする。今までの2号は先週に出すべきものであったが遅れてしまった。
「お便り出しなさい!」「もらってないって!」と、母と子でもめたご家庭もあったとか。家庭不和の種をまく学級通信なんていただけない。しのびない。
年度初期の展望と状況が大きく異なっていたため、予定変更を行おうとして大幅に手間取ったことがその原因である。
言い換えよう。
「宿題や課題がきっちり揃わないのでドタバタしていた」のである。
(ああ、いやな話だ。けれど各ご家庭で知っていただくべきことだから、書かなくてはならない。これきりで済ませたいものである。)
せきねには、「学級担任としての仕事」と「教科担当としての仕事」と「生活指導係としての仕事」と、大きくは3つの仕事がある。
ゴールデンウィーク中に、「漢字検定対応問題集」4ページを宿題として出した。
確認のテストをした。設問はすべて問題集そのままで。
甘くして、70点を合格ラインにした。
各クラス37、8人で、15人以上の不合格者が出た。4ページの範囲で。
不合格の者に、漢字練習をしてもらった。もちろん不合格者全員にやってもらわなければならない。漢検本番であっさり落ちては困るから。
ひとりひとりピックアップして確認していった。
「国語よりも宿題の大変な教科があるのだろう」とも、少しだけ思っていた。
毎日「勉強が大変だ」と言い続けている姿を見てきたから。
ひょっとして、実情は全然違うのではないか、と思いはじめた。
数量、図形、英語、社会、理科。「ウチのクラスはどうですか」と尋ねに行くと、1回目の期限で宿題を回収できるのは多くて20名、あとはバラバラと遅れて出てくる、という。
提出日です、と言われてから宿題に取りかかるのか。
出せ、と言われるまで忘れたふりをするのか。
これで「良い成績になる」なんてできるわけがない。
学力向上のために考えて出された指示が、行き渡らないのだから。
これで「部活動を盛んに」なんてできるわけがない。
放課後講座をなくして勉強時間を削ったら、今の成績でさえ望めなくなるのだから。
職員室から飛び出して、教室や、昇降口や、中庭に居て君たちの姿を見、「良き中学生活」「明るく朗らかな中学生活」はどうしたらいいか考え続けてきた。
学校というシステムの良いところとは、「集団での学び」これに尽きる。
同年代の人間が集まって、短所を直し、長所を伸ばしあい、かけがえのない人間関係をつくる。一生付き合う友人と出会う。好きな人ができることもある。先輩のかっこよさに感動することもある。後輩に熱意を込めて、懇切丁寧に接することもある。
ひとりではできないことを経験する。
スポーツデイや体育大会。合宿や旅行、フィールドワーク。文化祭。合唱祭。ひとりひとりの力を合わせて、協力しあうこと、連携することの大切さを実感する。
そして。
ときには競い合って、知識を身につける。
友人同士で試験の点数を「勝った」「負けた」と言って楽しそうにしている者がいる。
国語でただ代名詞を学ぶだけでも、どんどんと各人の知っている言葉が集まった。
英語劇では、グループごとにおもしろさを競ったと聞く。
各教科で、それぞれのドラマがあるのだろう。
どれが欠けても、学校ではない。
なのに今、大事なものが失われかけている。
それに気付いていない者がいる。
もちろん、そうでない者も多い。
日々誠実に授業を受け、ほとんど忘れ物をせず、宿題も期限に間に合わせ、塾や習い事などを行っている者も、せきねは知っている。
今のうちならば、直すことができる。
「人生80年」の夜明けのために、充分な準備をすることができる。
そのために気付いたことはどんどん指摘していきたい。
皆でより良く前進するために、考えていることはどんどん提案してほしい。
「意見を言わない」「見て見ぬふりをする」というのが一番いけない。
これは保護者の方々にも、よくよく心していただきたいことである。
中学生・高校生で喫煙をするようになる。これは、タバコを持っているのを見つけても、何も言わないからである。
「出会い系サイト」の犯罪に巻き込まれるようになるのは、携帯電話の適度な利用を通り越し、使用料金が多くなっても「まあいいや」と思うことから始まるのである。
「インターネット上でのトラブル」に遭うのは、信頼できないサイトを閲覧するからである。アダルトサイトを見ているのを知っていて、パソコンを禁止しないからである。
夜にコンビニ前でたむろしている若者と会えば、事件に巻き込まれることもある。門限もしくは夜の外出についてのルールがなく、不用心に外出するからである。
(以上のことについての詳しい話は、保護者会で話すかもしれないし、後に文章にするかもしれない。)
誰でも、「あの時は何をしていたんだろう。自分でもなぜだかわからない」ということがあり得るのだそうだ。だから、気付いた誰かが「良くないことは良くない」と言わなければならない。
慈 無くして詐り親しむは 是れ彼が怨なり
相手を思う心が無く、いつわって親しいふりをする。
これはその者の敵である。
ただうわべだけ親しくしているのは、人を危険におとしいれる卑怯な姿なのである。
ともどもに、向上のためのあらゆる手だてを尽くしていこう。
4月後半以降5月最初まで、学級通信が滞ったことをおわびする。今までの2号は先週に出すべきものであったが遅れてしまった。
「お便り出しなさい!」「もらってないって!」と、母と子でもめたご家庭もあったとか。家庭不和の種をまく学級通信なんていただけない。しのびない。
年度初期の展望と状況が大きく異なっていたため、予定変更を行おうとして大幅に手間取ったことがその原因である。
言い換えよう。
「宿題や課題がきっちり揃わないのでドタバタしていた」のである。
(ああ、いやな話だ。けれど各ご家庭で知っていただくべきことだから、書かなくてはならない。これきりで済ませたいものである。)
せきねには、「学級担任としての仕事」と「教科担当としての仕事」と「生活指導係としての仕事」と、大きくは3つの仕事がある。
ゴールデンウィーク中に、「漢字検定対応問題集」4ページを宿題として出した。
確認のテストをした。設問はすべて問題集そのままで。
甘くして、70点を合格ラインにした。
各クラス37、8人で、15人以上の不合格者が出た。4ページの範囲で。
不合格の者に、漢字練習をしてもらった。もちろん不合格者全員にやってもらわなければならない。漢検本番であっさり落ちては困るから。
ひとりひとりピックアップして確認していった。
「国語よりも宿題の大変な教科があるのだろう」とも、少しだけ思っていた。
毎日「勉強が大変だ」と言い続けている姿を見てきたから。
ひょっとして、実情は全然違うのではないか、と思いはじめた。
数量、図形、英語、社会、理科。「ウチのクラスはどうですか」と尋ねに行くと、1回目の期限で宿題を回収できるのは多くて20名、あとはバラバラと遅れて出てくる、という。
提出日です、と言われてから宿題に取りかかるのか。
出せ、と言われるまで忘れたふりをするのか。
これで「良い成績になる」なんてできるわけがない。
学力向上のために考えて出された指示が、行き渡らないのだから。
これで「部活動を盛んに」なんてできるわけがない。
放課後講座をなくして勉強時間を削ったら、今の成績でさえ望めなくなるのだから。
職員室から飛び出して、教室や、昇降口や、中庭に居て君たちの姿を見、「良き中学生活」「明るく朗らかな中学生活」はどうしたらいいか考え続けてきた。
学校というシステムの良いところとは、「集団での学び」これに尽きる。
同年代の人間が集まって、短所を直し、長所を伸ばしあい、かけがえのない人間関係をつくる。一生付き合う友人と出会う。好きな人ができることもある。先輩のかっこよさに感動することもある。後輩に熱意を込めて、懇切丁寧に接することもある。
ひとりではできないことを経験する。
スポーツデイや体育大会。合宿や旅行、フィールドワーク。文化祭。合唱祭。ひとりひとりの力を合わせて、協力しあうこと、連携することの大切さを実感する。
そして。
ときには競い合って、知識を身につける。
友人同士で試験の点数を「勝った」「負けた」と言って楽しそうにしている者がいる。
国語でただ代名詞を学ぶだけでも、どんどんと各人の知っている言葉が集まった。
英語劇では、グループごとにおもしろさを競ったと聞く。
各教科で、それぞれのドラマがあるのだろう。
どれが欠けても、学校ではない。
なのに今、大事なものが失われかけている。
それに気付いていない者がいる。
もちろん、そうでない者も多い。
日々誠実に授業を受け、ほとんど忘れ物をせず、宿題も期限に間に合わせ、塾や習い事などを行っている者も、せきねは知っている。
今のうちならば、直すことができる。
「人生80年」の夜明けのために、充分な準備をすることができる。
そのために気付いたことはどんどん指摘していきたい。
皆でより良く前進するために、考えていることはどんどん提案してほしい。
「意見を言わない」「見て見ぬふりをする」というのが一番いけない。
これは保護者の方々にも、よくよく心していただきたいことである。
中学生・高校生で喫煙をするようになる。これは、タバコを持っているのを見つけても、何も言わないからである。
「出会い系サイト」の犯罪に巻き込まれるようになるのは、携帯電話の適度な利用を通り越し、使用料金が多くなっても「まあいいや」と思うことから始まるのである。
「インターネット上でのトラブル」に遭うのは、信頼できないサイトを閲覧するからである。アダルトサイトを見ているのを知っていて、パソコンを禁止しないからである。
夜にコンビニ前でたむろしている若者と会えば、事件に巻き込まれることもある。門限もしくは夜の外出についてのルールがなく、不用心に外出するからである。
(以上のことについての詳しい話は、保護者会で話すかもしれないし、後に文章にするかもしれない。)
誰でも、「あの時は何をしていたんだろう。自分でもなぜだかわからない」ということがあり得るのだそうだ。だから、気付いた誰かが「良くないことは良くない」と言わなければならない。
慈 無くして詐り親しむは 是れ彼が怨なり
相手を思う心が無く、いつわって親しいふりをする。
これはその者の敵である。
ただうわべだけ親しくしているのは、人を危険におとしいれる卑怯な姿なのである。
ともどもに、向上のためのあらゆる手だてを尽くしていこう。
「生活記録」
きちんと内容を書くように、しっかり提出するように、と言って15回が過ぎた。
(データ提示。略)
とてもすばらしいことである。本人の自覚、家庭の教育力、いずれも並々ならぬものがあるのだと思う。
「継続は力なり」といわれる。
この言葉を実感できる者は、おそらく少ない。かく言うせきねも「実感が足りない」と指摘されるクチなのかもしれぬ。
しかし少なくとも、「生活記録」の件に関してはこう言える。
提出するか否かで、1日につき、約60〜130文字の文章構成力の差が付いている。
(字の大きな者、小さな者、余裕をもって書く者、詰めて書く者、さまざまである)
試験で例を挙げるならば、「30字以内」「45字以上60字以内」といった指定のある設問は必ずある。君たちの幾人がきっちりと正解を書くことができるだろうか。
ちなみに、千葉県の公立高校入学試験には、必ず課題作文が国語の問題に含まれるようになってきている。以下のように。
敬語を使用したときの自分の体験等の例をあげ、その体験から感じたり考えたりしたことを、作文上の注意事項にしたがって作文しなさい。字数は150字以上、200字以内とする。句読点やかぎかっこなども字数に数える。 (2002年度)
中高一貫にいる君たちは、きっと取り組むことのない問題だ。
しかし、だからといって「解けない」のでは情けない限りである。
さらに言えば、学生の内だけ「文を書く力」が必要なのではない。むしろ、大人になってから、好ききらい関わりなくたくさんの文を書くようになるのである。
社会人として、「企画書」「報告書」が的確に書けない者は「使えない」。
「子ども」と言われるうちは、欠点を直す機会をまわりの大人たちが作ってくれる。しかし大人は、自分の至らぬ点を指摘されることが圧倒的に少なくなる。
その時までに、ある水準以上の力を身につけなければならない。
そうでないと、いつしか、知らずに、つまらない仕事ばかり回ってくるようになる。
大事なことは任されない。
仕事ができないからである。
まともな文章が書けないからである。
何度でも言う。
時にやむを得ぬ事情があっても、「生活記録」はしっかり取り組みなさい。
=============================
作文指導・日記指導が思った以上に大事なことなのではないか、と思いついた。
そして何かやれないかと考えた時、つい足元には「生活記録」なんていうスゴイモノがあったのである。
じつは担任にとって、この「生活記録」はけっこうな負担である。
できればやりたくない、という思いが担任団の正直なところだろう。自然、コメントも少なくなりがちである。
もちろん生徒の側から考えても負担である。
提出しない者、「つかれた」というひとことを書き続ける者、それなりにいる。
ヘタをすると、誰もがうんざりするシロモノとも思いかねない。
そこに、意味を与えてみることにした。
昨年度は「どんな形であれ、必ず提出する習慣をつける」ことを第一の目的にした。年度末には、38名の生徒のうち、36名までの提出は当たり前になった。これはこれで意義があったと思う。学年末試験の結果は、学年平均を700点満点で16点上回った。各教科で幅はあるが、学年平均を下回った教科が無かった。(まあ、教科担当に恵まれていたのだが)
今年度はどうか。
昨年度、前年度から引き続いての中学担当者は、数量・図形・英語・生物・技術・保健体育・音楽・美術。
今年度、続投している担当者は、国語・数量・英語・社会・技術・情報・保健体育・音楽・美術。
見た目はそう変わらないようだが、危ういような気もする。
そこに、「きっちりと書いた『生活記録』」を持ってきてみようと思う。
「書き続ける努力が、成績が上がるという結果に結びつく」ということを明らかにしたい。
……。
……。
なんか論理的じゃないな。
あー、もっと明確にしないと。勉強が足りンね、ボク。
きちんと内容を書くように、しっかり提出するように、と言って15回が過ぎた。
(データ提示。略)
とてもすばらしいことである。本人の自覚、家庭の教育力、いずれも並々ならぬものがあるのだと思う。
「継続は力なり」といわれる。
この言葉を実感できる者は、おそらく少ない。かく言うせきねも「実感が足りない」と指摘されるクチなのかもしれぬ。
しかし少なくとも、「生活記録」の件に関してはこう言える。
提出するか否かで、1日につき、約60〜130文字の文章構成力の差が付いている。
(字の大きな者、小さな者、余裕をもって書く者、詰めて書く者、さまざまである)
試験で例を挙げるならば、「30字以内」「45字以上60字以内」といった指定のある設問は必ずある。君たちの幾人がきっちりと正解を書くことができるだろうか。
ちなみに、千葉県の公立高校入学試験には、必ず課題作文が国語の問題に含まれるようになってきている。以下のように。
敬語を使用したときの自分の体験等の例をあげ、その体験から感じたり考えたりしたことを、作文上の注意事項にしたがって作文しなさい。字数は150字以上、200字以内とする。句読点やかぎかっこなども字数に数える。 (2002年度)
中高一貫にいる君たちは、きっと取り組むことのない問題だ。
しかし、だからといって「解けない」のでは情けない限りである。
さらに言えば、学生の内だけ「文を書く力」が必要なのではない。むしろ、大人になってから、好ききらい関わりなくたくさんの文を書くようになるのである。
社会人として、「企画書」「報告書」が的確に書けない者は「使えない」。
「子ども」と言われるうちは、欠点を直す機会をまわりの大人たちが作ってくれる。しかし大人は、自分の至らぬ点を指摘されることが圧倒的に少なくなる。
その時までに、ある水準以上の力を身につけなければならない。
そうでないと、いつしか、知らずに、つまらない仕事ばかり回ってくるようになる。
大事なことは任されない。
仕事ができないからである。
まともな文章が書けないからである。
何度でも言う。
時にやむを得ぬ事情があっても、「生活記録」はしっかり取り組みなさい。
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作文指導・日記指導が思った以上に大事なことなのではないか、と思いついた。
そして何かやれないかと考えた時、つい足元には「生活記録」なんていうスゴイモノがあったのである。
じつは担任にとって、この「生活記録」はけっこうな負担である。
できればやりたくない、という思いが担任団の正直なところだろう。自然、コメントも少なくなりがちである。
もちろん生徒の側から考えても負担である。
提出しない者、「つかれた」というひとことを書き続ける者、それなりにいる。
ヘタをすると、誰もがうんざりするシロモノとも思いかねない。
そこに、意味を与えてみることにした。
昨年度は「どんな形であれ、必ず提出する習慣をつける」ことを第一の目的にした。年度末には、38名の生徒のうち、36名までの提出は当たり前になった。これはこれで意義があったと思う。学年末試験の結果は、学年平均を700点満点で16点上回った。各教科で幅はあるが、学年平均を下回った教科が無かった。(まあ、教科担当に恵まれていたのだが)
今年度はどうか。
昨年度、前年度から引き続いての中学担当者は、数量・図形・英語・生物・技術・保健体育・音楽・美術。
今年度、続投している担当者は、国語・数量・英語・社会・技術・情報・保健体育・音楽・美術。
見た目はそう変わらないようだが、危ういような気もする。
そこに、「きっちりと書いた『生活記録』」を持ってきてみようと思う。
「書き続ける努力が、成績が上がるという結果に結びつく」ということを明らかにしたい。
……。
……。
なんか論理的じゃないな。
あー、もっと明確にしないと。勉強が足りンね、ボク。