いやはやいやはや。
中間試験ですよ。
今頃?って思う人も多いのではないでしょうか。
ウチのガッコは二期制ですから。三学期制ではないのです。
 
ボクの担当する中2国語はいきなり初っ端。

初っ端教科の特典。
1)生徒がそれなりに勉強をしている可能性が高い
2)早めに採点が始められる
 うわーい(笑)

初っ端教科の難点。
1)授業準備と並行して問題作成をしなければならない
 きっつーい(泣)
 
 今回はハツタイケン続きで難点のほうが際だっていたかな。
 毎日のように4枚ずつ学習プリント作ったり、全クラスぶんの漢検過去問を印刷したりしていましたんで。
 生来ナマケモノのボクには相当な仕事量や。しんどい。
 
 ちなみに。
 教員が手を尽くしてもほとんど成果がない、というのが成果かな。
 ふっふっふっ。

仕事量。

2004年5月31日 お仕事
 みやけんさんのところで話題が出ていたので考えてみたんだけれど。
 
 んー。
 8時に朝会。授業終了後30分以降は退勤可能。だいたい16:30かな。
 そうすると、8時間ちょっと。
 
 実際は。
 7:40ころ 学校に来て、前夜に作成したプリント印刷。
 8:00 朝会。
 8:10 出欠確認。
 8:20〜40 朝読書もしくはミニテスト。
 8:50〜 1限開始。
 ↑今年度は1限が全部ある(泣)
 〜12:20 午前の授業。4限めまで。
 〜13:05 昼食・昼休み。生徒とともにメシ。
 ↑これは休憩にはならんだろ。きっと。
  事件が起きたら「隙間時間に油断が」なんて叩かれるんだから。
 13:05〜 午後の授業。6限めもしくは7限めまで。
 ↑午前が重いぶん、午後には授業が少ない。
  その間、生徒の「生活記録」に目を通し、ひとつひとつコメントするわけだ。
 15:20〜16:00過ぎころ 掃除。ポイントは「さぼらせない」。
 帰りの会、放課後。講座もしくは部活動。
 17:30 生徒完全下校。校舎内から追い出す。
 18:00ころ 欠席した生徒の家庭へ連絡など。
 ↑事件の電話もこのあたりで入ってくること多し。緊張の時間(笑)
 19:00ころ 教材準備はじまる。
 空腹との戦いになる先生や、長期戦を既に覚悟して補給をとる先生などさまざま。
 20:30ころ 徐々に職員室が閑散としてくる
 21:00過ぎ 居る人は「あー」「もうこんな時間?」なんて言いながらやっぱり居る。
 22:00ころ 「うおおー」と言いながら、居る人は居る。
 23:00 さすがにここまで居る人も滅多にないが、ほとんどヤケになって居る人は居る。
 
 あれ?
 15時間稼働している時も結構あるなあ。
 
 教員には残業なんてモノはありません。

勉強会。

2004年4月25日 お仕事
 連休を中心として、教員の勉強会が行われている。
 今日、本当は行くつもりは無かったのだけれど、漫然と起きて開始に間に合うようだったので出かけてみた。

 行って、ダメならダメでいいや、と。

 ここらへんのノリは、休日のたんびにM;tGの大会に出ていたころと全く変わらない。
 メインの仕事をこなしつつ調整会にのめり込むことには合流できないが、そうしている人たちの気持ちや充実感はスゴくよくわかるし、そういう人たちと一緒にいるのは楽しい。

 「良い授業」「良き教員」を目指すこだわりは、ボクの中ではカードゲームに熱中することとほとんど変わらない。
 他人の授業の組み立てを見るのも楽しい。
 自分とは違う技術を感じ取るのも楽しい。
 こだわっているところを聞くのも楽しい。
 酒盛りをしながら未来を語るのも楽しい。
 夜更けまで最善を探し尽くすのも楽しい。

 そう、ボクは「趣味で仕事をやっている」のである。
 趣味ゆえに、譲れないことが多い。
 趣味ゆえに、工夫を凝らし続けたい。
 ひたすら、妥協したくないのである。
 (↑もっとも「仕事は趣味です」などと言うと、誤解されて頭に来ることばかりなので、リアルライフではこういう言い方をしない)

 というわけで市川に。
 何故かと言えば、M;tGの大会でこの会場に来た時あるんだよね。
 たったそれだけの理由でした。
 誰も知っている人はいない……はずが、ボクが去年教えていた子の元担任さんや、以前に勉強会で出会った人とお会いしてしまったり。んー。
 二次会まで付いて行ってしまったのでした。
 午前中、保護者会。
 クラス替えしているのに、昨年度と同じように学校生活に対しての(手厳しい)意見が多数出るところもあれば、せきね組みたいにほとんど何もなく終わるところもある。……ひょっとして、せきねは親御さんに諦められてるのかなあ。
 んー、気になる。
 けれどあんま厳しい意見をいただいても、なあ。(←なによ?)

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 11:30に保護者会終了予定で、昼食を各自で摂って午後の演奏会会場へ向かう。←食事は自腹。んー。
 担任は13:30配置完了。副担任は13時だからキツいキツい。かなりぎりぎりである。
 やって来る生徒たちを集めて出欠を取り、大ホールに移動。
 
 吹奏楽部、和太鼓部、合唱部の発表。
 知っている生徒、見かけている練習の様子ということもあり、大いに楽しむ。がんばっているなあ、すごいなあ、と心から思った。

 寝ている者もいてかなり頭にクるのだが、敢えて何も言わなかった。それも生徒だけではなく教員の中にもいたようである。疲れているのも判らないではないが。
(web日記だからグチっぽく述べさせてくれ。寝る、ということは、要するに同じ学校に所属していても無関係だ、という意識であるわけだ。なんとも貧弱な根性だと思う。よく自分でそのことを理解して、「自分がこんだけやっているのに、なんで協力しないんだ」と嘆かないようにしていただきたい。他の生徒のひたむきさに報いることをしなかったのだから。 他者の熱意を認めない者に、自身の熱意を語る資格は無い。)
 
 アンコール等もあって解散が17:30を過ぎる。中学生があまり遅いとこまるんだけどなあ。んー。

 =============================
 
 夜は学年チームで食事会&反省会。←費用は自腹。んー。
 (よく考えたら、土曜にきっちり働いて、全部自腹なんて寂しいぞ。)
 夜遅くまでいろいろと話し込む。
 
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 帰り道、23時までやっているスーパーに寄って買い物をして帰ると、アパートの階段近くの暗がりでもそもそ動いている人影がある。
 相当酔っぱらって苦しんでいるらしい。
 女性のようなのだが、住人にこんなヒトって居たかなあって考え込んでしまった。(最近治安が悪い。)
 声をかけようか迷っているうちに、一段一段、階段を上り始めた。

 そうして踊り場で。
 
 げろげろげろげろ〜。

 あーーーーーーー。やっちゃったよーーーーーーーー。

 うわーっ、と思いながら、しょうがないのでコンビニに行って水を買ってきた。「とりあえず、部屋番号聞いて、部屋に押し込んで、もし相方が居たら悪いけど掃除してもらわないと」なんて心を落ち着かせながら手順を考えた。

 そうしてアパートの入り口に戻ってきたら。

 ……いない。

 なんか道のはるか向こうをとぼとぼ歩いている人影が。
 
 「アパートの入り口に吐くためだけに寄るなあぁぁぁぁ!!!」

 もうぐったり。
 なんで道端じゃなくて、よりによってアパートの階段の踊り場なんだよぅ!
 だいたい誰が片づけるんだ、コレ!!!

 公園から砂を持ってきて、上にかけて、ほうきで掃き集めて処分。
 ↑小学校式の対処法だったり。勉強したのが役に立ってるよ(泣)
 
 ひととおり片づけて25時過ぎ。ホントは深夜に音を立ててしまって良くないんだけど、シャワー浴びましたよ。ふへー。

新刊購入。

2004年4月12日 お仕事
 ひさびさに御茶ノ水の三省堂に行った。
 教育書関連、齋藤孝の新刊が山のように増えていて、買い込むこと紙袋2つ、30000円を超えるありさま。
 実家近くのイタリア系ファミレスに寄って、何冊かに目を通す。
 
 打ちのめされる。
 
 やるべきことの抜け落ち多数。
 というか、やっていることの方が少ない。

 一刻も早く教壇を降りるべきではないか、と考えてしまう。

 私の抱えている、一種の持病である。

 今逃げ出してしまったら、このままで終わってしまうではないか。
 人をひきつける力も、たしかな技もなく。
 それで形だけの涙をもらって退場するのが我慢ならないから。
 怒濤のような1週間も今日でひとまず終わり。新学級のルールを作るために必死の日々であった。

 必死なのにミスはそれなりにあったり。
 しょぼん。

 いくら寝ても寝足りないらしく、15時に帰宅して以降、夜に至るまで寝てしまった。
 起きた後に欠席者の家庭へ連絡を取り、スーパーに駆け込んで買い物をし、夕飯を作る。

 体調を崩さないように心がけなくては。
 それと、具体的に教室の中にいる生徒をイメージしての作業指示や発問の詰めが足りない。
 ↑週5単位国語だというのに、1日に2時間授業のあるクラスがあるのだ。
☆遅刻した者がいる場合
 時間は守りなさい。いいですか。(返事を必ず聞く)
(幸いながら、まだこの指導はしていない)

☆号令・あいさつ
 「元気よく!」

☆日直

☆出欠席、呼名
(してない! 確認だけ。 するべきなのか? しないといけないのか?)

☆今日の予定説明
○座席の確認
 黒板に書いて今日の予定をまとめました。
 ところで、字は見えますか?
「黒板の字がよく見えない」などで前の方の座席にしてほしい人、居たら手を上げてください。
(確認し、前に出てきてもらって話をする。基本的には出席番号順の列の先頭にずれることとする。)
試験の時などでは、出席番号順の座席にします。
それ以外は、しばらくこの形の座席とします。
いつまでか、次はどういう席替えにするか、などは学級会を開いて決めましょう。
(誰も、「前に来たい」って言わなかった。大丈夫なんか?! けっこう不安だ。もし後から言いに来たら、この時になんで言わなかったのか聞いてみたい。なんかいけないことをしているかのような気がしてしまう。←心配性)
○予定確認
 今日は健康診断ですが、順番が来るまで時間があります。
その間はホームルームです。

☆回収物ほか
○カードに新しいクラスと番号が書いていない生徒に書かせる。
○雑巾2枚(10日まで)
○保険証コピー、結核問診票
(忘れた者がいたら)いつ出せますか。明日は必ず出せますか?
(返事を聞く)明日忘れたら、放課後に家へ取りに帰りなさい。
 詰める。「3度目の忘れは不可」というルールを形で示す。
(詰めた。誰も立たなかった。「おおっ。えらいねー」と言った。……が、ひとり持ってくるのを忘れていた生徒がいた。後からチェックをして気付く。よく知っている生徒である。個別に話をしたが、もし易きに流れるようであれば、皆の前で取り上げなくてはならなくなるのだろう。そうならないでほしいものだが)

☆配布物
 前の座席の机を使って、教科書を並べる。ひとつの机で必ずひとつ。(二重に受け取ることを防止するため)
 教科書が来ました。予定より早いのですが、配りたいと思います。
 全部で10種類です。一番うしろの列の人、取りに来てください。
(以降、順次前の列の生徒に持っていかせる。)
 すべての教科書に名前を書きます。
 消えないように、油性ペンかボールペンです。ペンがない人はせきねが貸します。
(必ず10種類の教科書すべてに書かせる。机間巡視。)
 書き終わったら、隣近所の人で確認し合います。
(書いていない者は必ず書かせる。前回上履き忘れだった生徒も、記名がされているか、まわりながら確認。)

☆教科書の置き場所
 教科書の置き場所をどうするか、ですが、昨年度どのクラスに行っても、机の中がぐちゃぐちゃな人、教科書やノート、筆箱を持ち帰らない人は、残念ながら成績が良くありませんでした。ですので今年度は、帰る時には机の中を空にしましょう。
 今から心がければ、充分大丈夫です。良い成績も取れるようになります。
 自分でよく考えて、ロッカーに入れておいてもよさそうな教科書と、カバンに入れて持ち帰るべき教科書を分けてしまってください。
(机上から教科書を片づけさせる。)

(☆「お手洗いに行きたい人」など確認。おそらく時間的に8:40くらいだろう)
(↑ホントに8:40だった。頭を使えば予想ってできるもんなんだなあ)

☆課題確認
 それでは宿題を確認します。
 1)「どんな仕事をしたか」
 2)「良かったこと」
 3)「大変だったこと」
 これらを「生活記録」に書く、という宿題でした。書いたものをせきねに見せに来てください。
(きちんと3つ書いてあるものに赤鉛筆でマル。可能なかぎり素早く。不足は書き直させる。……って思ってました。……。やってないんだよ、コレ。教室を見渡したらみんなやってますよ〜って顔をしていたように見えたのです。38人全員が列を作って並んじゃったら困るからやめよう、と思ったんだけど、ホントにチェックすりゃあ良かったよ。雰囲気に押されちゃあダメだね。反省。)

☆課題発表
 それではみんなの前で委員会・係について発表してもらいます。
 まず、もと何組か。名前。
 1)「どんな仕事をしたか」
 2)「良かったこと」
 3)「大変だったこと」
 という順番で言ってください。
(代表委員から順番に。前に出て発表させる。)
(はい、訓練です。英会話でも国語でも、発表の授業が多くなる予定らしいので、場数を踏んでもらおうかと考えています。とりあえず全員発表、がポイント。ちなみに昨年度何をやっていたか、全員調べてありました。……あ、質問させるのを忘れたぁ〜)

☆委員会・係の決定
 ……はきっとできない。新しい委員会ができる可能性、新入生が35人クラスなので人数の調整が必要だから。

☆代表委員の決定
 ……はきっとできる。
(……と思ったら、できませんでした。「誰も候補者がいなくて難航するかな」とは可能性として思っていたんですが、なんと代表委員の定員6人に対して、立候補者が7人。とてもおとなしい男子1人。元気な女子6人。すげーぜ。会計あたり2人にしてもいいかな、とも思ったのですが、迷って保留にしました。担当の教員に聞いたらやっぱり6人だそうで。)

☆自己紹介準備
 自己紹介で聞いてみたいことを挙げてください。
 (a案)紙片に書かせてくじ引きのようにして、必ずそれについては答える。
 (b案)黒板に書き出させて、その中からいくつか選ばせる。
(a案でやってみました。くじ引き自体は楽しんでいたようです)

☆今日の課題
自己紹介を考えてきます。
といっても、ただぼんやり考えていては良い自己紹介になりません。書きましょう。
(原稿用紙、とも思ったが、「生活記録」に書かせた)

☆健康診断

☆連絡
○写真撮影……髪型・服装、場合によっては囲み枠で後になる
○全校集会・始業式
○数量の春休み課題提出
○自己紹介

 ============================= 
 見直すともっと手際よくできる気がする。
 もっとも、記録していなければ見直すこともできないわけで、今までに比べれば良くなってきていると自分を褒めるべきか(苦笑)
 「何事も最初が肝心」という言葉を、教員の世界に具体的に言い換えるとこんな言葉になる。
 最初にルールができていないと混乱する。
 後からルールを付けるのは大変だ。
 戸惑っている時に難しいことを言われると混乱する。
 なのでどんなことを言えばいいか、指示をすればいいか、考え込み、具体的に書いてまとめる日々が続いた。
 webに上げておけば、自分でどこからでも振り返ることができるし、批評をいただくこともあるだろう。

 =============================

☆生徒登校・新クラス・新靴箱・座席表

☆号令・あいさつ

☆出欠席、呼名
 出欠をとります。クラスのみんなに聞こえるような返事をしてください。
 もし名前を呼びまちがえたら言ってください。
 1年間いっしょに過ごす仲間です。他の人もしっかりと名前を覚えましょう。
(返事が小さいかな、と思った。誰でも最初は様子をうかがうということもあるが、働きかけが弱かったと言える。「明るく、伸び伸びとしたスタート」が演出できる教員は、それだけで技量のある教員なのだろう)

☆副担任紹介

☆担任自己紹介
(副担任→担任の順はどうなのだろう。もちろん事前にはお願いしていたが、初めて中等部に移られた方なので戸惑ったんじゃあないだろうか。少し不親切か? なにかと多忙なので他の仕事をするとしても良いんじゃないかとは思っていたが。)

☆学級通信配布
 なるべく帰りの会を早く終わらせたい、連絡を確実にしたい、親御さんにクラスの様子を少しでも判ってもらいたい、こういう理由で、せきねは学級通信をやや多めに出します。親御さんにもお見せしてください。
(1号・2号合わせてB4版。1号は自己紹介、2号は今後の予定。先の自己紹介では本名くらいしか言っていない。学年持ち上がりなので、どれくらいの加減の自己紹介をすればいいのか謎である。いっそしないのもアリなのだろうか)

☆「生活記録」配布・記名→点検
 また最初から書いていきます。「生活記録」をきちんと書ける人は必ず成績が上がっていきます。しっかり書いていきましょう。
 まず表紙に、クラス・出席番号・名前を書いてください。
 ペンではっきりと、です。
 油性ペンがない人は、貸します。
(油性ペン・ボールペンのみ。女子2〜3名に水性の色ペンで書いた者がいたが、消えてしまうと困るという話をして直させた)
 終わった人は、7日に持ってくる物を書きなさい。
(ヒマになるのもどうかと思うので)

☆上履きに記名→点検
 上履きの名前が消えかけている人がいます。かかと・足の甲の2箇所です。
 読めなさそうな人は、今、名前を書きなさい。
(新しい上履きの者もいるし、古い者もいる。忘れ物が無事に本人の元へ帰るように、記名は徹底したいと思っていた)

☆提出物を集める
○保険証コピーを集める
 保険証のコピーを集めます。
 名前の順に、後ろから前へお願いします。
○結核診断票を集める
 結核診断票を集めます。
 新クラス・出席番号をペンで記入してください。
(実際は変えた。朝に、結核診断票はプライバシーに関わるものだという話が養護教諭からあったこと、全員が持ってきているかどうか分からないものを「後ろから前」というのもどうかと思って、箱を提示してそれぞれが教卓まで持ってこさせるようにした)
○未提出者の確認
 保険証、診断票、今日忘れた人、起立。
 いつ出せますか。(ひとり指名した)
 7日に提出できる人、座りなさい。
 よろしくお願いします。
 (大事なものの時はきっちり確認するようにしたかった。やはり、提出物忘れは1度きりにしたい)

☆検尿容器配布・記名
 7日に検尿を集めます。容器と袋を配ります。
 今、ペンで、クラス・番号・名前を書きなさい。
(「今」がポイントだと思う)

☆入学式準備・掃除
 それぞれに別れて掃除をします。せきねが次のように分けました。今回はこれでやってください。正式な掃除分担は、また後日です。
(全員分の名前を入れた割り当てプリントを配った。旧クラスの者と適度にいっしょに掃除できるように分ける。また、今までよく知らなかった生徒を教室分担にして、様子が判るようにと心がけた)
 監督の指示に従って掃除をしてください。指示がなくてもやった方がいいかな、と思うことがあったら先生に聞いてみてください。
○心がけについて
 新入生の気持ちで一番パーセンテージが高いのは、何だっただろう。
 「不安」です。
 同じ小学から来た子はほとんどいない。塾でいっしょだった子がいるくらい。オリエンテーション合宿が終わるまで、「どうしよう」「大丈夫かなあ」って思っているんじゃないのかな。そんな新入生が「うわぁ」と思わないように、少しでも安心できるように、よく考えて掃除をしてきてください。
○注意事項
 注意をひとつ。
 最後は必ず全員で監督の先生の所に集まり、オーケーだということを確認してから戻ってきてください。「終わった」と思いこんで、勝手に帰ってこないこと。

☆掃除
(男女問わずよくやっていた。サボリなし。適切な指示と、全員に何らかの掃除道具が必要だと思った)

☆今日の課題
 7日は委員会・係を決めます。
 まず、昨年度やった委員・係について、全員に発表してもらいます。
 次に何をやるか、参考になるようにです。もちろん今年も同じかどうかは別ですが。
  1)「どんな仕事をしたか」
  2)「良かったこと」
  3)「大変だったこと」
 3点を「生活記録」の今日のぶん、5時間め・6時間め・7時間めあたりの空欄に書いてきなさい。
 「クラスにこんな係があった方がいい」というものも、もしあったら書いてきてください。
(こんなコトをした時なかったからか、指示が悪かったからか、土曜に「生活記録」の確認をしたら書いている生徒と書いていない生徒とがいた。7日にも詰めてなかったしなあ……)

☆帰りの会
(絶対に終了予定時刻を越さないようにしたかった。なにしろ生徒たちは旧クラスの友達と話したくて仕方がないのだから!)

☆入学式役員確認・質問受付
○雑巾3枚(10日まで)……いらないタオルなどを縫う。もしくは100円ショップで買う。
○ロッカー、下駄箱のカギは今までの物を使う。無い人は自分で用意?
(質問は特になかった)

 =============================

 終了10:30。どの生徒も廊下や昇降口で盛んに話し込んでいた。
 気持ちはすごく判るよなあ。
 
 
 その後、会議・会議・入学式準備・職員室片づけなんかで、どの先生も夜まで働いたそーな。
 なむ〜。
出勤。
 
職員室席替え。
新体制会議。
生徒印・家庭状況カード等振り分け。
 
登校日まで一切非公開なので、詳細は略。

 何をどうしたら最善となるのか、そもそも何をもって最善とするのかを考え込む。ただ考えているだけというわけにもいかないので、作業をしながら考える。
 すでにふたつ先の教材の準備まで手を付けているのに、肝心の、最初の3時間が決まらない。

やろうとしていることなんかは、山ほどある。
語ろうとしていることなんかは、尽きることがない。

けれど最初で迷う。
最善はなにか。教壇に立つその時まで、模索し続ける。
大抵は、時間切れになるまで。

今年もまた、心を削る期間が始まった。
 しょうがないじゃん、と思う。
 
 もともと相当に忙しくて、物理的にも精神的にも話し合っているヒマがない。
 連携を取ろうとすると、時間ばかり経って時機を逸してしまう。
 
 ちなみに責任を負うのは自分自身。

 差があって困る。って言われても。
 
 
 良いモノはやる。断固としてやる。

 決意を固めないと心が揺らぐ。
 昨日の午前中で今年度の仕事は終わり。
 特に春期講座3日間がしんどかった。
 とにかく「終わらさにゃあならん」のである。

 今年度ぶんの指導要録。 ←推薦とかに使う証明書用記録
 成績一覧。
 生徒の私物。
 ボクが教室に持ち込んだ本など。
 教員ロッカーを移動するために中身を全部出す。

 おまけに、自らに課したもの。

 学級通信。
 なるべく100号まで、ということでがんばってきて、終了式で94号。
 直前になって内容がつまらなくて迷っていたりして苦労したけれど、まあ100号まで行ってみる。

 「生活記録」の点検。
 生徒が書いてくれたものだから、何かツッコミを入れたい。
 クラスのほぼ全員が提出すると、点検に2時間はかかる。「仕事が遅いから」と自分で言っているが、やっぱり時間かけてあげなきゃいかんのじゃあないかな、と思う。本当に大事な作業だと感じるから。
  
 ホントに時間がないなあと感じながら年度を終えた。
 (もっとも、デスクワークはやろうと思えばそれなりにある)
 
 昨日はむりやり区切りをつけて、それでも退出は21時過ぎ。
 土曜で、年度末で、なんか「大晦日に仕事が延々と終わらない」気分を感じながら仕事をしていた。

 ============================

 で、今日は日がなごろごろです。
 洗濯機を回している間に昼寝しっぱなし。
 
 ホント、つかれたよ。
 毎年毎度のことだけれど、来年度はもう少し気楽に仕事をしようかな、と思うんだよね。

保護者会。

2004年3月19日 お仕事
 午前中、保護者会。
 第1部、体育館にて全体会。
 第2部、各クラスにて。

 校長・教頭の報告事項が足りなくて後で追加するという一幕があったものの、普通に終わる。
 
 今回、保護者の方への報告として用意したのは、合唱祭直前の練習風景。和気あいあいとして伸び伸びと楽しんで歌っている様子をマツイ先生がビデオに収めていたので、そのテープを借りて保護者の方に報告する。
 
 一年かけて、ここまで到達しました。
 という意味を込めて。

 試験についても報告。
 学年末の試験、総合600点で学年平均より16点上回る結果だった。
 年度初めに「勉強をしっかりやるクラスにしたい」と思っていたから、これはめでたいことである。

 やっぱなあ。
 いろいろ悩みこんだりもしたけれど、良かったことは生徒たちと家庭の協力、悪かったことは担任の責任だな、と思う。
 たくさんのことがあったけれど、クラス全体的にはとても良いクラスだったと思う。
 
 
 あとすこし。
 なるべく仲たがいを減らして進級してもらえるといいなあ。
 今年度まとめおよび新年度準備の各件。
 期待と不安。これは教員であろうと同じ。
 
 午前・午後と、理科の先生といろいろなことをおしゃべりする。
 ユヅ先生とミシマ先生。
 実力のある先生と話をするのは愉しい。
 自分だけでは気付かないことへの示唆を、さまざま与えられる。
 
 いい仕事、したいなあ。
 努力せんと。

健康診断。

2004年3月16日 お仕事
 午前中、教職員健康診断。
 バリウム飲んで宇宙遊泳。←レントゲンです
 ↑コレが結構キツいんだ(笑

 午後、なんとなくぐったりしながら通知表準備。

勉強会。

2004年3月7日 お仕事
 全国から中学・高校の先生たちが100人ほど集まった勉強会。
 南東京まで行ってみた。
 
 すごく楽しみにしていた。1年前から予約していたくらい。
 
 
 なんだけど、おもしろいと感じたのはごく一部だった。
 原因は明確。
 せきねが迷っているから。
 自分の在りように決断をつけられないから、何をしていてもおもしろくない。悲しいときは何を見ても悲しいように、心が曇っているときはやはり行く先が見えてこない。進歩がない。
 
 かといって何もしないでいても勝手に気分が晴れたりはしないから、必死になってもがくわけだが。
 もがいていても、本当につかれてしまうと陸に上がった魚のようなイメージがわいてきてしまう。
 息もできずにただ干上がるだけ。
 
 すごいものを見ても素直にすごいと言えないのは本当につらいなあ。
ジンセイ、飲まずにやってらンない。
かんべんしてくれよホントに。
と思うことのあった日。

マトモじゃないことには、マトモでないように付き合えばいいのかなあ、とも思う。
不実に誠実でつきあうのも疲れるばかりだろう。
かといって不実対不実という事態は救いようがない。

どんなことになろうが、我関せず。
やることやればいいっしょ。
と思っていればいいのだろうか。

これはひょっとしたら名物先生たちの道なのかもしれないなあ。
 午前中より、国公立志望の高等部2年生に対してセンター古文および漢文の解説を。
 1週間前に予定は立っていたものの、クラス内の諸事に手間取り、充分な準備をできず。(日曜に遊んだことは後悔していない。実のところ煮詰まっていたから、出かけていなくても下準備が進んでいたとは考えづらい) 以前のように、本文に現代語訳をつけたものを用意したかったのだが。大手予備校講師4人のライブを見て、そこから得た解法の手順を踏まえてはいるが、自己反省をすればまだまだである。
 
漢文……とりあえず先にひととおりざっと解かせる→解説
    さっぱり手が進まない様子
古文……先に通解を述べる→問題を解く
   「センセの解説を聞くと判るんだけど」と今ひとつ
 
 多分、ステップを飛ばしすぎたのだろう。
 こちら側の準備(時間・教材)も、生徒たちの実情も。
 期待が先にあって上滑りした、とも言える。あきらかに易しくなっている問題に対してどんどん正解してほしい、という気持ち。試験までの逆算をするとこの時期にセンター試験の問題に触れてほしい、という気持ち。
 
 なかなかうまくいかないものだ。
 
 
 途中もらった、ミシマ作のチーズフォンデュはいい感じだった。
 
 
 終わった後、クラスの教室を通りかかると黒板に落書きがしっぱなしであった。本来ならば残しておいて「描いた人が消しなさい」と言うところなのだが、休み明けのはじまりがそういうのも今ひとつなので黒板をきれいにしておく。
 ついでに机の整頓と水拭きも。結局1時間ほどかけてしまった。
 こういうことができなくなってから、クラス内のいろいろなことが抜け落ちていったような気もする。
 
 教員が教壇に立ち、教室にいる仕事をすることに集中できるのならば、学校での事故は9割無くなるようにも思われる。おそらく、教員の仕事の中で、デスクワークはかなりの部分を占めるのではないか。
 「教員は授業で勝負」などと研修で掲げられるが、実際にいざ授業で勝負しようとすれば、その前には山と積まれた案件が存在する。試合のコートにたどり着くまでがひとつの勝負になってしまっているようなものである。
 いくら情熱を燃やしたって、その試合に参加できなかったら意味がない。世間から求められている教員像、新規採用で望まれる教員像、ともに「熱意がある」なんていう条件があるが、これは「デスクワークがきちんとできる」という条件に差し替えたほうがいいのではなかろうか。
 
 自分自身は、明確にデスクワークが不得手なほうである。
 あまり考えたくはないのだが、教員としての適性は無いほうなのだろうなあ。開き直って笑うしかない。
 
 
 夕方になって図書館に本を返却し、駅のデパートへ移動して新しいスーツを購入。

 続いて新刊をチェックする。
 「もえたん」の第2弾か、どう見てもボーイズラブ系の英単語本を発見してしまう。……買わなきゃいかんかなぁ、とは思ったが、理性で感情を説き伏せられずに購入できず。
 感情が拒否してしまいます。購入を迷って売り場をうろうろしていると、ホントに身震いしました。悪寒。
 ソウイウノを楽しんでいらっしゃる方にはすみませぬが。
 
 齋藤孝氏の新刊をビジネス書欄で2冊発見・即購入。
 ビジネス系と教育系の両方に斎藤氏の著書はあるが、徐々にあつかいの差が出てきているように感じられる。ビジネス系のほうが大きく注目しているようだ。斎藤ワールドは、追っかけするのもひと苦労なぐらい、ぐんぐんと広がっている。
 でも、まわりではせいぜい「声に出して読みたい日本語」あたりでしか斎藤氏の名前を聞かない。この本は、今や出発点にしか過ぎないだろう。さらに、マリオとルイージ程度の違いしかない二番煎じが幅を利かせているありさまだ。
 改めて「教育系の人間は不勉強だ」ということを再確認したような思いである。
 
 ……あ、でも勉強するヒマもないくらい、デスクワークと授業べったりなわけだよな。今考えついたけれど。
 
 
 イタリア系ファミレスで夕食。のち帰宅。
 

 
_| ̄|○
 
 
 
 

(ノ ゜Д゜)ノ ==== ┻━━┻ 
 
 
 
 
 
……こんな感じですか?
 11月後半から、中等部内で「各教科で1人以上、授業公開をするように」とあった。国語科では、立候補して、あっさりボクがやることに。

 この日記が順調に(?)空いていることから判るように、毎日仕事が多かったりして公開授業の日にちが延び延びになってしまっていた。
 少なくとも国語科の先生たちがなるべく多く集まれる時間にしないと、と思って設定をした。

「時間の都合」が先にありき。
 でもなんとかなるかなあ、と思ったんだけど。

 なんとまあ、定期試験の前日の6限。
 試験範囲も終わってしまっていたのでした。
 そしてボクは、公開授業として「ないようのないじゅぎょう」を公開するのでありました。

 その他のデスクワークなどがあって、当日に一太郎で書いたB5版1枚の簡単な授業案は、以下のとおり。

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国語(中1)公開授業案  せきね(仮名)

☆日時・実施学級
平成15年12月4日(Thu.) 1年○組37名

☆指導目標・意図
1)体育の時間後に、いかに授業に集中させるか
2)試験範囲が終了した後に、いかにして学習内容の定着、「詰め」を行っていくか

☆指導者の意識
生徒の授業理解度
≒ 試験で適切な解答をし、正答を導き出す能力

☆授業の展開

1)フラッシュカード
(生徒は動詞の学習以降、継続して実践)
・口語動詞
・「枕草子」に出てくる古語

2)「枕草子」音読
(生徒は「枕草子」学習以降、暗唱・音読を継続)
・まちがって覚えないように、真剣に音読します
・試験で空欄になっていても書き込めるように、気合いを入れて音読します
・立って、全体を1回音読して座ります

3)生徒による予想問題作成
(生徒は初挑戦)
・どんな問題が試験に出るでしょうか。予想してノートに書きます
・3つ書けたら先生に見せに来ます
・「これは出るだろう」と思う人、10人、黒板に書きます

4)百人一首
(生徒は4月より実施)←やらない可能性あり

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今回の課題は、上に書いてあるとおり。

ひとつめ。
 体育のあとの授業で、どうするか。
 自分の授業に、いかに早く対応させるか。
 移動。
 着替え。
 教材の準備。
 学習姿勢。

ふたつめ。
 試験直前などの時間調整で、いかにして学習内容の「詰め」を行うか。

 率直に言うと、「時間が余ったので好きなものを自習」というのは、教科指導としてはあまりに無策ではないか、と思っている。

 なにかを、するべきなのではないか。

 そういう時に、何をするのが良いのか。
 それが実は判らない。技量のない証左である。

 たとえば理科ならば、とっておきのおもしろい実験なのかもしれない。
 たとえば歴史ならば、人物像をテーマ学習として取り上げるのかもしれない。

 国語は、どうなのだろう。
 高校の古典などでは、「今昔物語」なんかのとっておきの笑い話や怪談なんかを読んだり、三国志を読んだりするのだろうか。

 こればっかりは年月を経ないと判らないことである。
 ずっと教員をやっていけるかどうかは定かではないが。

雑文、若干。

2003年12月3日 お仕事
 学級通信。67号。
 100号までは無理かなあ。
 他の仕事で、ものすごくキツい。
 その「他の仕事」の最も大きなものが、生徒たちが提出する「生活記録」である。毎日、放課後までに全部に目を通し、コメントをし、返却する。
 「きっちり書かせるために、きっちり見る」のだが、この簡単なことがツライ。
 まして毎日適当に書かれているものを見るのはもっとツライ。自分にとってものすごい修行だなあ、鍛えられるなあ、となんとか前向きに考えるようにはしているが。

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生活記録でのコメント

 生活記録を見て、それぞれにコメントをしています。
 このところ毎日、ほとんどの人が提出できるようになりました。欠席した人をのぞくと、ひとりかふたりくらいの未提出、あるいは全員提出です。
 今度は、「朝に、やった科目だけ書いて終わり」が減っていくといいですね。

(妹さんが枕草子をすべて暗唱していて)
 すごいなあ、妹さん。
 ふたりで覚えていたらもっとすごいかも。
 いやはや、ここんトコ、寒いよね。

(漢検合格、今度は満点合格を目指す勢いでがんばりたい)
 合格おめでとう! とってもすごい点数でした。
 目標は高く、明るく朗らかに努力していけるといいですね。

(今ほしいのは、知識)
 せきねもほしいです、とても。
 なんとかならないですかね〜。ん〜。

(枕草子の暗唱テストで、5点満点を取った)
 いっしょうけんめい、がんばったものね。
 緊張しつつも、とても立派に発声できていました。
 努力してできないことなんて、そう多くはない。すごい!

(今日は「ぼくの日」でけっこう指名された)
 全部教室で勉強していたからねぇ。
 指名された人がいちばん勉強できるようになります。すごいことです。

(百人一首のクィーンだった人の講演を聴いて)
 超イントロクイズみたいですごかった。
 何でもプロの世界はすごいよね。

(生活記録の記事がほとんどない時に)
 忘れ物は、していませんか?
 毎朝書くのではなく、自宅で学校の用意をするときに、確認しながら書いていけるといいのですが。

(水素の実験。「スカッ」と大きな音がして水素が燃えた)
 やったことがきちんと書いてある、いいですね。
 「スカッ」って、音からきた言葉なんかなあ? 「ごろごろする」みたいに、様子からきた言葉(擬態語)かと思っていた。

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 こんな感じなのである。

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