文化祭、おつかれさま。
 焼きうどん、大盛況だったのではないかと思う。
 
 利益については、学校の文化祭であることから慈善団体に寄付するという決まりになっているが、充分すぎるくらい立派な売り上げである。
 
 クラス全体で、よくがんばっていた。
 わたし自身も2日目の午後は調理室に入って手伝いをしたが、皆それぞれが本当によくやっていた。
 
 
 特に、企画運営に当たっていた生徒諸君は、今後社会に旅立っていった時のための貴重な経験ができたのではないかと感じる。
 企画成功のためのチーム編成。
 運営の流れ。
 他者への説明、仕事の監督。
 時間の使い方。
 これらは、外食産業はもちろんのこと、あらゆる会社組織にも通じる「学び」である。
 
 
 「世の中、勉強だけではない」
 とよく言われるとき、その「勉強よりも必要とされる何か」は、今回の焼きうどんの模擬店を通じて君たちが学んだことであろう。
 
 うまくいっている時、もっと盛り上がるためにはどうしたらよいか。
 うまくいっていない時、踏みとどまり立ち直るためにどうしたらいいか。
 
 それらのことを常に考え続け、しかし外にはいつも余裕の姿で、内に強さを秘めて機会をうかがう。
 そういう中心者に、皆が成長していってほしい。
 
 一方、フォークソング・和太鼓の晴れ舞台を自分で見ることができなかったのはわたしの心残りであるが、それぞれ感動的なものであったと伝え聞いた。
 また、野外ステージに出場した君たちの姿も、見ることができなかった。
 来場してくださった保護者の方々にも、なかなかご挨拶ができなかった。
 
 悔いが残らないわけでもない。
 けれども。
 それぞれがそれぞれの舞台で、為すべきことを為す。
 君たちの卒業後は、こういうふうになっていくことを考えれば、悔いよりも嬉しさが勝る。
 
 最後に、ご家庭での協力に感謝をし、良い文化祭であったと総括したい。

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