6月27日。
 今日は体験授業の最終日となっている。
 午前中に授業を受け、いったん寮に帰って準備をして、フェアウェルパーティをする予定である。そして明日から、ホストファミリーと合流して、それぞれのホームステイが始まる。
 
 もちろん、中学の修学旅行の話だ。
 同じ地球の上で、3歳年下の後輩たちが、そんな日々を送っている。
 
 あのときの不安。
 あのときの楽しさ。
 あのときの驚き。
 そして、あのときに考えた将来の夢。
 
 その延長線上に、今のわたしたちが在る。
 
 「今の自分」は「あのときの自分」へ何を語ることができるだろう。
 「今の自分」は「あのときの自分」からどんな声をかけられるのだろう。
 
 
 人生の本質は、誰か他者と勝負をつけることではないように思う。
 「あいつに勝っている」「あいつに負けている」その思いが建設的であればよいが、多くはその気持ちの奥にあさましい心が在るような気がする。
 
 昔の自分より今の自分の方が向上し、立派になっているか。
「より良くなろう」としているか。
 それは、こう考えてみるといい。
 「昔の自分」から見て、すごいなぁと賛嘆される「今の自分」か。
 今日は「大学相談会」である。
 5限・6限・7限、午後の授業全部を使う。
「5カ所以上のブースを回ってみよう」ということになっている。
 それだけ大切な行事だと、企画した教職員は考えている。
 人生の中で、何がきっかけ・転機になるかは、誰にもわからない。だから、今回の相談会をぜひ良いきっかけにしてほしいと願っている。
 
 考えてほしい。
 「今の自分」から見て、「3年後の自分」は「すごい自分」になっているだろうか。
 自然に、何もせずに、かっこいい自分になったりはしない。
 良い自分になりたいと思って、そうなるような場に身を置き、鍛えられるから、向上していくのである。
「今の自分」の、良いところはどんどん伸ばそう。
 イマイチなところはなるべく目立たないようにしよう。

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