天候に恵まれた球技大会となった。
 そのぶん、暑かったので疲れたのではなかろうか。
 本当におつかれさま。
 今晩はできるだけ早く休んで、体調を崩さないように心がけよう。
 
 毎日の校外での学習、昨日の外部模試、その中でも空き時間を見つけては、みんなよく球技大会の練習に励んできた。
 もちろん他の組もそれぞれがんばっていたから、連戦して連勝というわけにはいかないわけだが、それでも練習の時から明るく楽しくやっていた君たちの姿を目にしてきた。
おおむね、よくやっていたのではないかと思う。
 
 もっとも、この「おおむね」というところがポイントになっている。
 楽しい球技大会、同じ時間を共有するイベントのはずなのに、各自によってその「楽しさ」の実感が異なっているのはなぜか。
 
 各スポーツは勝敗を競うから、勝った数が多ければ「楽しい」のは、たしかに間違いない。しかし、「優勝者以外は楽しくない」とは限らないから、楽しさを実感する条件は、それだけではない。そもそも、イベント・行事によっては、勝敗の観点がないものもある。
 
 それでは、自分で大好きなものをやっているから「楽しい」のか。もともと好きなもの、得意なものをやるのは楽しい。それは事実だ。けれども、「やっているうちに楽しくなってきたから、長く親しむ趣味になった」とか、「自分の好みではなかったが、最初には思ってもいなかったぐらいの特技になっていた」とかいうこともある。
 
 最後の「勝った負けた」ではなく、最初の「好き嫌い」だけではない。
 たぶん、腹をくくって「楽しもう」と思ってイベントに飛び込んでいった者から、「良かった」「楽しかった」という実感が深くなるのだろうと思う。
「はまる」べし。「のめり込む」べし。
 自分で「懸命になるもの」を見つけることのできる人生は幸せだ。
 君たちの姿を見ていて、こういうことを思った。
 
 時間は、誰にでも同じだけ与えられている。
 機会・きっかけも、同じだけ与えられているような気がする。
 
 球技大会を楽しいものとした人も。
 いまいちだったな、という人も。
 これからのイベント・行事では、今以上に「楽しかった」という実感を持つことができるといいなぁ、と思う。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索