【忙】 心部 3画 総画数 6画
■解字   会意兼形声。
 亡は、なくなる、ないの意を含む。
 忙は「心+音符亡」で、あれこれと追われて、心がまともに存在しない状態、つまり、落ち着かない気持ちになること。
■音   【漢音】ボウ(バウ) 【呉音】モウ(マウ)
■訓   いそがしい
■意味
 (ボウナリ)(バウナリ)いそがしい(いそがし)。
 あれこれとせきたてられている。あわただしい。せわしい。
 心が落ち着かない。
《対語》⇒閑(カン)・(ヒマ)。 《類義語》⇒急。「繁忙」
 「忙しい」の字を辞書で調べると、上記のようになる。

 「心がまともに存在しない状態」とは、なんとも危険な状態である。
 毎日をきちんと送っているのと、何かに追われているように過ごすのとでは、似たようでいて大きな違いがあるのは言うまでもない。
 
 部活動がある者は、大詰めの期間が続いているであろう。
 そうでない者は、おそらく学校が終わってからもさらに学習をしていることであろうと思う。
 
 その毎日は間違いなく尊い。
 
 尊いがゆえに、学校生活も大事にしていってほしい。
 学校で学習し、さらに学校外で学習する努力があって、成績は伸びていくのであり、学校外だけで学習するのでは、勉強する時間が昼から夜になっただけに過ぎなくなってしまう。
 懸命になってがんばっている事実が報われなくなってしまう。
 
 わたし自身の個人的な気持ちで言えば、「先生、がんばったよ!」とにこにこしながら近寄ってくる君たちを見ていたい。
「がんばったのに、うまくいかなかった」という姿を見るのは悲しい。
 
 少し関連して、今日うれしくなったことがある。
 昼休みに、たくさんの生徒が体育館でスポーツに励むのを見たことだ。
 球技大会のために、ものすごくたくさんの生徒がバレーやバスケットをしている中、クラスの諸君も、和気藹々と、元気に練習を楽しんでいた。
 ああいう楽しそうな姿を見ていると、学校生活っていいな、と素朴に感じることができる。
 「忙しく」なりかけている中で、それでも輝いている君たちに役に立つ仕事をしたいな、と自身を顧みることができる。
 
 ぜひ、「ハードだけれども充実した毎日」を、ともどもに目指したい。

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