ISBN:456964614X 山本康裕 PHP研究所 2005/12 ¥1260
ひとり 灯のもとに 文をひろげて 見ぬ世の人を友とするぞ こよなう慰むわざなる。(徒然草・第一三段)
 まさしく本を読むことについてズバリと核心を突いているなぁ、と思う。
 古文の参考書にして、単なる参考書にとどまらない。
 著者が45年にわたって教壇に立ち続けた(!!)、そのエッセンスと深みを行間に思わせる本だった。
 思わず夢中になって読んでしまった。
 
 行きたい、代ゼミ大阪校。
 ぜひ聴講したい。この先生の授業を受けてみたい。
 ……仕事を放り投げられるなら、そうして出かけたい(笑
 
 扱っている文法内容の敷居はやや高いです。
 でも難しいものを難しくせず、身近な問題提起に仕立ててあるところがスゴイ。
 今のおれでは及ばない、達人の技なんだろうな。
 でもまだ約30年ある時間で、到達してみたい境地ではある。
 
 
 PHPって、けっこう良いシリーズ出すんだよね。
 このシリーズ、5教科出ています。
 ウチの学校のG先生もこのシリーズの英語を持っていらっしゃっていて「なかなか良いね」と言っていたから、古典文法だけじゃなくて他の教科のも良いんだろうな、と思う。
 
 高校生全員には薦められないけど、意欲のある受験生は読んでみてもいいかもしれない。
 同業者には特に強くお薦め。読んで損はないと思われる。

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