県庁の星

2006年3月16日 読書
ISBN:4093861501 桂望実 小学館 2005/09 ¥1365
 
 映画原作ということでそこら中の本屋で面陳されている本なのですが、ようやく読みました。
 
 読み始めるとあとは早い。
 さっくり読み終える。
 
 平易なようでいて、内容は社会人向けだと思う。
 社会人じゃないと、きっとこの本の内容は理解できないし、つまらないと感じるんじゃないかな。
 
 登場人物みんな、どこかが自分勝手なんですよ。本の中で起きる出来事と出来事との間に、さりげなく書かれているけれど。
 
 人って、自分が思っているよりも愚かだ。
 作者の視点は辛辣である。
 それでもかろうじて、救いはある、ってことが描かれているように感じた。
 
 
 映画はどうなんでしょうね。
 原作通りだと、少しだけエンターテイメント性が落ちそうに思う。
 でも、軽いようでいてけっこう重いこの物語世界を映画から削ったら、原作の良さがずいぶん減ってしまうんじゃないかな。
 
 見に行くか。
 …行きたいなあ、映画。

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