(表は省略)

 クラス出席簿の裏には、上のような「出欠統計表」という記入欄がある。

 前期、ちょうど100日。
 4月・19日。 始業式からゴールデンウィークまで。
 5月・20日。 避難訓練や上野の科学博物館へ行った日々から始まったひと月。
 6月・25日。 中間試験、修学旅行出発までの不安と期待の日々。
 7月・12日。 大充実の修学旅行。平常授業の中で思い出をまとめて、そして夏休み。
 8月・4日。 夏休みが終わり、期末試験の直前。
 9月・20日。 期末試験、そしてあっという間の文化祭。

 見て、どうだろうか。
 途中でものすごく大きな事故などもなく、みんなで過ごしてくることができた。

 ただ。
 遅刻がやや多いかな。
 電車の遅れとかは仕方ない(遅刻に含まれない)けれど、朝のあいさつまでには来てね。
 
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 そしてこの「出欠統計表」の下には。
 
 「在籍の記録」という記入欄がある。
 そこには、転入、転出によるクラス人数の変化を書き記すようになっている。
 担任を持つようになってから、毎回、毎回、退学や休学による転出が無いことに胸をなで下ろしながら、「在籍の記録」に「変更なし」の斜線を引く。
 
「勉強したくないなら、学校やめなさい」
 その言葉は正当で、真実であるのだけれども。
 
 不本意ないきさつで学校を去ってしまう者がいないように、と願わずにはいられない。
 
 教員であるかどうかを別として、わたし自身は素朴に「スクールライフの良さ」を信奉しているから。

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