ISBN:4087820920 江川達也 集英社 2005/03/18 ¥980
 
 ……今日のブックレビューはサイテーだな。
 「どんな本?」って生徒に聞かれても、貸せないものばかりじゃないか(笑
 
 
 「日露戦争物語」にしても、他のマンガにしても、江川達也は何をしたいんだろう、って思う。しばしば。
 突き放して買わなくなるほどキライにはなれないんだけれど、むりやり「見せられている」という気にもなってくる。
 
 まあ、たしかに話の流れは「源氏物語」なんだけどさあ。
 この人がマンガにしたとたんに三流ポルノにしかなっていないような気がするんだよね。とても。
 
 そもそも、紫式部はみだらなことをひたすら書き連ねたかったからこの物語を書いたのか?
 そうじゃないんじゃないかと思うのだが。
 (いちおう)肉体関係を含めての、恋愛を中心とした愛憎やら気持ちの機微やらを描こうとしていたのではないのか?
 
 たとえば、「源氏」は"王朝の美"を描いた、なんていう言い方もある。
 江川達也のこのマンガは、はたしてそこまで考えに置いているのか?と不安になるのだ。
 
 もしそうでないならば。
 表紙の"原作・紫式部"の表記を外すべきではないか。
 江川達也の主張で描くならば、それはそれで構わないのだから。

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