最後の授業。

2005年3月7日 お仕事
 試験直前の授業、学年末の授業、これらをどう使うか。
 
 個人的な志向としては、"自習"にはしない。
 教科担当がいて、生徒がいて、それで"自習"ということに釈然としないものを感じるからである。
 
 授業は、"自習"をする場所ではないのではないか。
 
 こう思うのである。
 
 わたしは、"自習"という行為にはそれなりの能力が必要とされると思う。
 じっと机に座る能力。
 他人の"自習"を邪魔しない能力。
 自分で教科書やノートを用意する能力。
 自分の克服すべき課題を見つける能力。
 克服すべき課題に挑戦する能力。
 これらの訓練がされていない生徒集団が"自習"をしても、時間のムダである。
 ごく一部の生徒が勉強をしている中で、立ち歩き、おしゃべり、ふざけあいが蔓延する。勉強に取り組む生徒にしても、意識するしないにかかわらず、集中できないことおびただしい。(パチンコ屋に行って勉強や読書をしようとすれば、騒音の煩わしさがそれなりに実感できるだろう)
 
 もちろん、もし仮に国語が"自習"にしたところで、他の数・英・理・社のように各自が学習に取り組むという想定が成り立ちづらい、という現実もあるわけだが。
  
 
 flashを使った授業案もあったが、それは思いついた時点で却下。結局、テスト範囲の学習内容を復習して最後の授業を終えた。
 まあ、常々言う「わたしは教師ではなく教員である」という主張にも合致するから、これで良いのだろうとは思う。
 
 ……そう思うしか、ないだろうなあ。

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