7月半ばに、暑中見舞いハガキを100枚買っていた。
生徒に宛てて出そうと思っていた。
「やれることは全部やろう」という気持ちで教員業を続けてきた、その考えの先に、今回のハガキ購入はあった。
……だけど、いろいろためらうことがあって部屋の片隅に放り出していた。
自分の無力さ、というか。
「好かれる教員」なんてぇモノを知らぬ間に目指してしまっていて、ハガキ出すのは歓心を買うことで、それはチガウんじゃねぇか、とか。
特に女子の中の何人かは、コンナモノをもらっても嫌悪をもよおすだけでしょーが無ぇんじゃないか、とか。
そう思っていたら、ハガキが来た。
ひとつは8月初めの、勉強会の主催だった先生から。
みんなで熱気あふれる充実した会ができたこと、日本全国それぞれの地で元気よく教壇に立っていきましょう、とあった。
もうひとつは、以前とってもお世話になった書家の先生から。
国語の先生であると同時に、毎年毎年の書作展に出品されていて、今回もその書作展のお誘いを送ってくださった。
所詮此の世は諸行無常。
カタチあるモノだけじゃない。webの世界だって同じ。
モノも、ココロも、エントロピーが増大すれば儚く消える。
そう思ってweb日記に書いた。
すぐにメールが来た。複数。
しばらく考え込んだ。
数通、思うままに残暑見舞いを出した。相手に対する、率直な感想を書いた。
返事が来た。とても元気そうだった。
とりあえず、予定通りにハガキを出してみようと思った。
これまでのちょっとしたことが後押ししてくれて、「とにかくは出すだけ出してみよう」と思えるようになった。
まず、今担任している生徒たちには「連絡を書こう」と思った。あんまりこちらの考えを全面に出し過ぎて、一部に無用な反発をされるくらいなら、学校の始まる日の時程(英・数のテストがある)と、「宿題は計画的に」ということをさらりと書こう。
これで約半分。
あと半分は、高校で担任をした生徒たち用のハガキ。
今、高校3年である。43名。
=============================
残暑お見舞い申し上げます
8月7日以降、暦の上では秋。けれど天気でもオリンピックでも暑い日が続いてます。お元気でしょうか?
夏休みもそろそろ終わり。
高3生がまともに高校に来るのもあと少しとなりました。
みんな「最後」ってつけられる日々です。最後の高校生活、最後の文化祭……。遅刻もサボリも、可能な限り減らしていきたいものですね。(もったいないですよ、ホント。)
せきねは中学2年の担任で、もぅムチャクチャタイヘンです。(えろ爆発の男子たち、情け容赦ない女子たち…う〜む)
そういうわけで中学に居っぱなしで、高3生を見かけるのが「べんとうや」で弁当を買う時と、am.pm.にいる時ぐらいしかありません。残念です。
けれどいつも、「みんな元気にやっていてほしいなぁ」と願っています。
"他の誰でもない自分"の将来をつかむために、納得できる日々を送ってください。
卒業式、みんなの晴れやかな姿を見るのを楽しみにしています。
せきね
P.S. 推薦入試等で小論文が必要な場合もあると思います。現在の国語担当の先生に見てもらうのがいいのでしょうが、「忙しそう」とか「率直にいろいろと聞きづらい」なんて思うようだったら、中学職員室を訪ねてきてください。文章直すのは悪くないです。
もちろん「今すぐ!」と言われるとつらいこともありますが、できる限り役に立ちたいと思っています。
=============================
返事なんか来なくたっていい、素直にそう言い切ることができる。
自分自身、もらった手紙の返事をどう書こうか迷って、結局出せなかった時が何回もある。
大学受験って、ただでさえホントに厳しい。まして2007年には「大学全入の時代」という推測も為されている。(この矛盾するかのような表現については、あとでまとめる予定)
自分のことだから、しっかり考えてほしい。
そして、がんばってほしいと思っている者が居るってことを、なんとなく気付いてもらえればそれでいい。
そうして、もし見かけたら、にっこり笑うだけで、それでいい。
生徒に宛てて出そうと思っていた。
「やれることは全部やろう」という気持ちで教員業を続けてきた、その考えの先に、今回のハガキ購入はあった。
……だけど、いろいろためらうことがあって部屋の片隅に放り出していた。
自分の無力さ、というか。
「好かれる教員」なんてぇモノを知らぬ間に目指してしまっていて、ハガキ出すのは歓心を買うことで、それはチガウんじゃねぇか、とか。
特に女子の中の何人かは、コンナモノをもらっても嫌悪をもよおすだけでしょーが無ぇんじゃないか、とか。
そう思っていたら、ハガキが来た。
ひとつは8月初めの、勉強会の主催だった先生から。
みんなで熱気あふれる充実した会ができたこと、日本全国それぞれの地で元気よく教壇に立っていきましょう、とあった。
もうひとつは、以前とってもお世話になった書家の先生から。
国語の先生であると同時に、毎年毎年の書作展に出品されていて、今回もその書作展のお誘いを送ってくださった。
所詮此の世は諸行無常。
カタチあるモノだけじゃない。webの世界だって同じ。
モノも、ココロも、エントロピーが増大すれば儚く消える。
そう思ってweb日記に書いた。
すぐにメールが来た。複数。
しばらく考え込んだ。
数通、思うままに残暑見舞いを出した。相手に対する、率直な感想を書いた。
返事が来た。とても元気そうだった。
とりあえず、予定通りにハガキを出してみようと思った。
これまでのちょっとしたことが後押ししてくれて、「とにかくは出すだけ出してみよう」と思えるようになった。
まず、今担任している生徒たちには「連絡を書こう」と思った。あんまりこちらの考えを全面に出し過ぎて、一部に無用な反発をされるくらいなら、学校の始まる日の時程(英・数のテストがある)と、「宿題は計画的に」ということをさらりと書こう。
これで約半分。
あと半分は、高校で担任をした生徒たち用のハガキ。
今、高校3年である。43名。
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残暑お見舞い申し上げます
8月7日以降、暦の上では秋。けれど天気でもオリンピックでも暑い日が続いてます。お元気でしょうか?
夏休みもそろそろ終わり。
高3生がまともに高校に来るのもあと少しとなりました。
みんな「最後」ってつけられる日々です。最後の高校生活、最後の文化祭……。遅刻もサボリも、可能な限り減らしていきたいものですね。(もったいないですよ、ホント。)
せきねは中学2年の担任で、もぅムチャクチャタイヘンです。(えろ爆発の男子たち、情け容赦ない女子たち…う〜む)
そういうわけで中学に居っぱなしで、高3生を見かけるのが「べんとうや」で弁当を買う時と、am.pm.にいる時ぐらいしかありません。残念です。
けれどいつも、「みんな元気にやっていてほしいなぁ」と願っています。
"他の誰でもない自分"の将来をつかむために、納得できる日々を送ってください。
卒業式、みんなの晴れやかな姿を見るのを楽しみにしています。
せきね
P.S. 推薦入試等で小論文が必要な場合もあると思います。現在の国語担当の先生に見てもらうのがいいのでしょうが、「忙しそう」とか「率直にいろいろと聞きづらい」なんて思うようだったら、中学職員室を訪ねてきてください。文章直すのは悪くないです。
もちろん「今すぐ!」と言われるとつらいこともありますが、できる限り役に立ちたいと思っています。
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返事なんか来なくたっていい、素直にそう言い切ることができる。
自分自身、もらった手紙の返事をどう書こうか迷って、結局出せなかった時が何回もある。
大学受験って、ただでさえホントに厳しい。まして2007年には「大学全入の時代」という推測も為されている。(この矛盾するかのような表現については、あとでまとめる予定)
自分のことだから、しっかり考えてほしい。
そして、がんばってほしいと思っている者が居るってことを、なんとなく気付いてもらえればそれでいい。
そうして、もし見かけたら、にっこり笑うだけで、それでいい。
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