学級通信36号・特大。
2004年7月27日 学校・勉強○×について熱く語ってください
「つまらない文」は、読んでいて苦痛だ。
ではどんなものが「つまらない文」なのか、これは考えると難しい。しかし、ひとつ言えるのは、書き手の熱意のない文はやはり「つまらない文」であろう。
熱意があっても文が下手だとつまらないということもあるかもしれないが、とにかく、いいかげんにだらだら書いた文がおもしろいはずがない。
夏休み前に、「生活記録」を1週間で規定以上出せなかった人がいた。
「文を書く」という大事な勉強が足りていないのである。そこで、「熱く語ってください」と原稿用紙を渡した時があった。
これはけっこうおもしろかった。ご紹介したい。(誤字・表現など、若干変更してある)
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☆サメについての論文
サメとは魚です。なかには「サメはイルカの仲間だ」「サメはホ乳類だ」など変な事を言っている人もいるが、サメは魚です。
その魚の中で、サメは他の魚と違う点があります。簡単なつくりのエラ、うろこはエナメル質の突起、浮き袋を持っていない、という点です。
サメにもいろいろな種類がいて、尻ビレのないカスザメ・ツノザメ・ノコギリザメ科や、背ビレが一基しかないカグラザメ科、ホオジロザメなどの凶暴な種類が含まれているネズミザメ科、瞬膜がつき、全体的にスマートな体形のメジロザメ科、ジンベイザメ他のおとなしいサメの仲間がいるテンジクザメ科などがいます。
ネズミザメ科には凶暴な種類がいるといいましたが、ウバザメという2番目に大きいサメがいます。そのサメはかなりおとなしく、まるで日なたぼっこをしているかのように海面を漂っています。以前日本近海で「謎の首長竜か?」と騒がれた腐食死体が発見されましたが、あれはウバザメの死体という説があります。サメは軟骨魚類なので死ぬと体が崩れ、原形をとどめなくなります。
世界一大きいサメはジンベイザメです。このサメは鰓濾という濾過器でプランクトンを濾しとります。この機能は肉食のヨシキリザメにも見られます。この原始的なサメは、あらゆる環境に対応できるように特別に進化したサメで、プランクトンも食べます。
ホオジロザメといえば「人食いザメ」として恐れられ有名なサメです。このサメはサメの中で唯一水面から顔を上げられる特別なサメです。それが何に役立つのかというと、周囲の様子を確認したり、海面にいる動物を襲うためです。時速55kmで泳ぎ、イルカをも補食します。
かといって、サメ全部が恐ろしいものではありません。危険なサメもいますが、好んで人を襲ってくるサメはいません。襲ってくるとしても代表的なのは、ホオジロザ メ、イタチザメ、オオメジロザメ、アカシュモクザメ、クロトガリザメ、メジロザメで、これらは危険な種と言われています。メジロザメの仲間では、よく川に上ってきて湖などで暮らす種もいます。
一方、小さいサメもいます。世界一小さいサメはツラナガコビトザメというサメで、15cm(Dr.グリップくらいの大きさ)しかありません。このサメはツノザメの仲間で、主に小魚や小エビなどを食べています。一回見てみたいサメです。
ダイビングをしてその時見たいサメ候補ナンバー1はジンベイザメ、2番目はネムリブカというサメです。普通、サメは泳いでいないと死んでしまいますが、このサメは目の後ろにある排出口から水を出して海底にとどまっていることができます。
エイも目の後ろに排出口があり海底にとどまることができます。エイはサメから進化した魚なのです。
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☆ポケットモンスターの極意
みんながこの作文を読んで、早くその魅力に気づいてくれることを願う。
単刀直入に言うと、ポケモン最高。ポケモンに勝るものはない。いやむしろ勝とうとがんばる方がおかしい。
ポケットモンスターと聞いて、知らない者はいないだろう。私が小学校1年のころ、つまり7年くらい前に大ヒットし、今でもゲームは根強い人気がある。あの愛くるしい姿のピカチュウから、全身強さのにじみ出るリザードンまで種類は様々。もう誰にも止められない!!
しかし、アニメの方は最近危なくなってきている。純アニポケ視聴者の私としては、とても悲しい状況だ。友達からしてみると、
「だって、あれオチがいつもベタじゃん」
「ピカチュウが10万ボルト出して終わりじゃん……毎回毎回、そろそろあきるよ」
反論するにも言葉が返せない。
確かに話はベタだが、そこまでのストーリー展開が最高。あくまで子供の観るTVなので、13歳という中学生には少々痛手だが、また違う視点から考えることができておもしろいのだ。友情の葛藤、正義という相反するもの(ロケット団vsサトシ達)、ほんの少しの恋愛関係(タケシの片思い)。すべてが最高。
……さて、ここまで熱弁したのだが、ポケモンの魅力に気づいてくれただろうか? これ以上話し出すといくら話しても足らないのでここまでにしておこう。ポケモンの話をしてくれる人、随時募集中……。
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☆鋼錬(ハガレン)
最近はアニメやらは全くといっていいほど見ていない。(意に反して日曜討論とかTVタックルとかを見て「だから!天下り野郎の給料減らせよ!」とか「ハマコーまたぶち壊しやがったなあ…」とか激しく意見を言いまくっていたりもする。)
だが、「鋼の錬金術師」だけは毎回毎回見ている! (その時は誰も家に居りゃせんのでビデオに撮って後で見る) なんだか妹に始まり、母親が強烈な衝撃を受け、「上海妖魔鬼怪が見たい」などと言い、それがしも「絵うま・展開うま・笑い所うま」の三連でどっぷり溺れてます。 (母もかなり昔からマンガを読みふけり本を読みふけってきた古強者。子供のマンガをパクり「ドラクエ新刊ないの?」とか「ハガレンはまる」とか言っている。現時点でハガレンにはしりまくり、子供が増刊買わないからって文句を言う始末!世も末、地も裂け天はおちる本当に恐ろしい人…です。)
やばい、バカに面白いと思うハガレン。そのシンズイを語らせてもらいましょうか。
まず絵がうまい。今までにないような表情やら陰の使い方がとても善い!
あと展開がまさに予想だにしないもの。確かに何度読みかえしても飽きないとはこのこと! いやー面白いねぇハガレン。
あとはキャラ配置に特色がみられる。大笑いのキャラが多くてかなり面白い。戦闘中にもボケるが真面目なところは真面目なんだなあ、これが。
ではこのくらいで失礼。
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ポイントは、全部ウチのクラスの子が書いた作文だってコト。
それも、「生活記録」が出なかった日の放課後に。
これはイイカンジだと思っている。
伸ばしていきたいなあ。
「つまらない文」は、読んでいて苦痛だ。
ではどんなものが「つまらない文」なのか、これは考えると難しい。しかし、ひとつ言えるのは、書き手の熱意のない文はやはり「つまらない文」であろう。
熱意があっても文が下手だとつまらないということもあるかもしれないが、とにかく、いいかげんにだらだら書いた文がおもしろいはずがない。
夏休み前に、「生活記録」を1週間で規定以上出せなかった人がいた。
「文を書く」という大事な勉強が足りていないのである。そこで、「熱く語ってください」と原稿用紙を渡した時があった。
これはけっこうおもしろかった。ご紹介したい。(誤字・表現など、若干変更してある)
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☆サメについての論文
サメとは魚です。なかには「サメはイルカの仲間だ」「サメはホ乳類だ」など変な事を言っている人もいるが、サメは魚です。
その魚の中で、サメは他の魚と違う点があります。簡単なつくりのエラ、うろこはエナメル質の突起、浮き袋を持っていない、という点です。
サメにもいろいろな種類がいて、尻ビレのないカスザメ・ツノザメ・ノコギリザメ科や、背ビレが一基しかないカグラザメ科、ホオジロザメなどの凶暴な種類が含まれているネズミザメ科、瞬膜がつき、全体的にスマートな体形のメジロザメ科、ジンベイザメ他のおとなしいサメの仲間がいるテンジクザメ科などがいます。
ネズミザメ科には凶暴な種類がいるといいましたが、ウバザメという2番目に大きいサメがいます。そのサメはかなりおとなしく、まるで日なたぼっこをしているかのように海面を漂っています。以前日本近海で「謎の首長竜か?」と騒がれた腐食死体が発見されましたが、あれはウバザメの死体という説があります。サメは軟骨魚類なので死ぬと体が崩れ、原形をとどめなくなります。
世界一大きいサメはジンベイザメです。このサメは鰓濾という濾過器でプランクトンを濾しとります。この機能は肉食のヨシキリザメにも見られます。この原始的なサメは、あらゆる環境に対応できるように特別に進化したサメで、プランクトンも食べます。
ホオジロザメといえば「人食いザメ」として恐れられ有名なサメです。このサメはサメの中で唯一水面から顔を上げられる特別なサメです。それが何に役立つのかというと、周囲の様子を確認したり、海面にいる動物を襲うためです。時速55kmで泳ぎ、イルカをも補食します。
かといって、サメ全部が恐ろしいものではありません。危険なサメもいますが、好んで人を襲ってくるサメはいません。襲ってくるとしても代表的なのは、ホオジロザ メ、イタチザメ、オオメジロザメ、アカシュモクザメ、クロトガリザメ、メジロザメで、これらは危険な種と言われています。メジロザメの仲間では、よく川に上ってきて湖などで暮らす種もいます。
一方、小さいサメもいます。世界一小さいサメはツラナガコビトザメというサメで、15cm(Dr.グリップくらいの大きさ)しかありません。このサメはツノザメの仲間で、主に小魚や小エビなどを食べています。一回見てみたいサメです。
ダイビングをしてその時見たいサメ候補ナンバー1はジンベイザメ、2番目はネムリブカというサメです。普通、サメは泳いでいないと死んでしまいますが、このサメは目の後ろにある排出口から水を出して海底にとどまっていることができます。
エイも目の後ろに排出口があり海底にとどまることができます。エイはサメから進化した魚なのです。
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☆ポケットモンスターの極意
みんながこの作文を読んで、早くその魅力に気づいてくれることを願う。
単刀直入に言うと、ポケモン最高。ポケモンに勝るものはない。いやむしろ勝とうとがんばる方がおかしい。
ポケットモンスターと聞いて、知らない者はいないだろう。私が小学校1年のころ、つまり7年くらい前に大ヒットし、今でもゲームは根強い人気がある。あの愛くるしい姿のピカチュウから、全身強さのにじみ出るリザードンまで種類は様々。もう誰にも止められない!!
しかし、アニメの方は最近危なくなってきている。純アニポケ視聴者の私としては、とても悲しい状況だ。友達からしてみると、
「だって、あれオチがいつもベタじゃん」
「ピカチュウが10万ボルト出して終わりじゃん……毎回毎回、そろそろあきるよ」
反論するにも言葉が返せない。
確かに話はベタだが、そこまでのストーリー展開が最高。あくまで子供の観るTVなので、13歳という中学生には少々痛手だが、また違う視点から考えることができておもしろいのだ。友情の葛藤、正義という相反するもの(ロケット団vsサトシ達)、ほんの少しの恋愛関係(タケシの片思い)。すべてが最高。
……さて、ここまで熱弁したのだが、ポケモンの魅力に気づいてくれただろうか? これ以上話し出すといくら話しても足らないのでここまでにしておこう。ポケモンの話をしてくれる人、随時募集中……。
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☆鋼錬(ハガレン)
最近はアニメやらは全くといっていいほど見ていない。(意に反して日曜討論とかTVタックルとかを見て「だから!天下り野郎の給料減らせよ!」とか「ハマコーまたぶち壊しやがったなあ…」とか激しく意見を言いまくっていたりもする。)
だが、「鋼の錬金術師」だけは毎回毎回見ている! (その時は誰も家に居りゃせんのでビデオに撮って後で見る) なんだか妹に始まり、母親が強烈な衝撃を受け、「上海妖魔鬼怪が見たい」などと言い、それがしも「絵うま・展開うま・笑い所うま」の三連でどっぷり溺れてます。 (母もかなり昔からマンガを読みふけり本を読みふけってきた古強者。子供のマンガをパクり「ドラクエ新刊ないの?」とか「ハガレンはまる」とか言っている。現時点でハガレンにはしりまくり、子供が増刊買わないからって文句を言う始末!世も末、地も裂け天はおちる本当に恐ろしい人…です。)
やばい、バカに面白いと思うハガレン。そのシンズイを語らせてもらいましょうか。
まず絵がうまい。今までにないような表情やら陰の使い方がとても善い!
あと展開がまさに予想だにしないもの。確かに何度読みかえしても飽きないとはこのこと! いやー面白いねぇハガレン。
あとはキャラ配置に特色がみられる。大笑いのキャラが多くてかなり面白い。戦闘中にもボケるが真面目なところは真面目なんだなあ、これが。
ではこのくらいで失礼。
=============================
ポイントは、全部ウチのクラスの子が書いた作文だってコト。
それも、「生活記録」が出なかった日の放課後に。
これはイイカンジだと思っている。
伸ばしていきたいなあ。
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