学校の教員をやっていて、とても気にくわないことが多い。
 けれど、予備校の講師をやろうというふうにはあまり思っていない。
 ふたつは明らかに似て非なるものだから。
 
 以下、せきねの思う予備校、予備校の講師。
 
 人気のために無理をしている。「教え方」で無理をするのは当然だ。けれど、そうではないところで無理をしている方も見受けられる。
「講師としての寿命」が短い。伝説的な講師となれば別であるが、下手をすると数年で教壇を去る方もいると聞く。教育の技術は、そんなに短い期間で賞味期限が過ぎるものではないと思う。
 受講生の非を止められない。当たり前だが、受験生のほとんどは未成年である。それを知りつつも喫煙場所を用意せざるを得ない予備校という施設に、せきねは納得がいかない。
 本当に拾わなければいけない受講生を拾うことが、とても難しい。学ぶことに苦しくなった生徒は、教室に現れなくなる。出てこなくなった受講生ほど、真っ先に駆けつけていって引っ張ってくるべき者なのに、予備校では「居る者だけ」で何事もなかったかのように日々が進んでゆく。

 以上、予備校の先生、ごめんなさい。
 学校の教員総体の低レベルさは目を覆うべきもので、予備校に対してエラそうにものを言えないのは充分すぎるほど判っています。
 
 でも、せきねは。
 目に見えるところだけ楽園にして済ますことはできない。
 毎日毎日打ちひしがれながら、それでもあと30年教員として生き続けてみたい。
 自分が関わることで将来がより良く変わる、そういう子がいるといいな、と願っている。
 
 
 ……。
 で、考えたんだけどさ、「あと30年」ってことは、今後10000回はヘコまされるんだよな。
 うひゃ〜。うおおぉ〜ん(大泣)
 ↑バカですね(w

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索