合宿最終日。

2004年7月7日 お仕事
 6:30起床。ツアーコンダクターが全館放送を入れてくれるので、引率教員も時間ぎりぎりまでごろごろしていても構わないのがありがたい。
 6:40くらいに部屋を見に行っても、ほとんどの生徒は起きている。起きていないと、体調を崩していることが多い。
 女子は女性教員にお任せして、男子部屋を見て回る。
 ウチのクラスで一番元気なヨーヘイが、布団をかぶったままである。
 「どうしたん? 調子悪いの?」 って結構マヂで聞いてみたら、もじもじしおる。
 「えー。あー。ちょっと」
 周りの子たちがはやし立てる。
 「コイツー、あさだちー、あさだちー」
 うは(笑) さすが中学2年。
 「"おさまらない"んすよー」
 ばかやろう。つぅかそれで朝の集会に遅刻したらどうすンよ?
 あさだちがおさまらなくて遅刻。サイテーだ(笑)
 「ゲンキそうでなによりじゃないですか〜 あぁん?」
 布団の上からヨーヘイに蹴りをくれて退出。
 心配して損したわい。
 
 
 朝の集会、朝食、部屋退出のための大掃除。
 のち、国数英のまとめテスト。国語は全部で91問の問題。
 見て回ると、せきね組は相当振るわない様子。(あとで点数を出したら、やはり相当ひどかった。どんな鬼となってどんな責め苦を与えるかが思案のしどころである)
 
 
 昼食、閉校式。13:00に宿を出発。
 
 バス中では「ハリーポッターと秘密の部屋」のビデオを見る。
 みんな静かにビデオを見て過ごした。乗り物酔いで前の座席に来た者もいない。だが、何かが違うような気がするんだよね。ビデオって。
 子どもにテレビを見せておけば、たしかに子育ての苦労は激減する。しかしその問題点については「サイレントベビー」なんていう言葉も使われて論議がなされている。
 まだ自分の主張として明確にはならないけれど、「学校で行われることのすべては、学校でしか為し得ない"教育"でなくてはならない」というように思うんだな。そうすると「ビデオ上映」っていうものに疑問を感じるんだよね。
 
 で、「アカペラでもいいから歌いたい」って言っていた後部座席の女子に話を振っても、特にこれといった返事をしてこない。
 ぼそっと不本意だという意思を見せるくせに、いざ水を向けると何も言わない。あちら側もあまり良い気分ではないのだろうが、こちらも相当気分を害する。どんなに良い気分であっても、いっぺんに不快になる。
 ずいぶんきらわれたものである。
 もともと、聞こえるように愚痴や不平や陰口を言うような人間が大きらいだった。そういう者を見かけると、本気で殴り倒したくなる。
 そのうち癇癪をおこしてしまうかもしれないな、と自分自身で思っている。……そうなったら、教員稼業も終わりかな。
 
 
 16:00過ぎに学校着。
 特に連絡事項もなくバスを降りたらすぐ解散と指示したのだが、何人も何人も「集まるんですか」と聞いてくるので「言った」「さっき言ったとおり」と怒って言ってしまった。
 バスを降りる10分前に、きっちりマイクを通して言ったんだけれどもなあ。 ……ウチのクラスの様子はこの「一事が万事」で知れるものだ。
 
 日が暮れるにつれてぐっと疲労が押し寄せてきて相当辛かったが、仕事をしつつ学校に待機。
 担任が生徒の帰宅する時間まで職員室にいないのはおかしいだろうと思ったからである。とっとと帰宅する教員が信じ難い。……ま、主義主張はその人によって違うか。
 
 職員室にはこれといった連絡もなく、20:00過ぎになって退出。
 勉強合宿、なんとか終了。
 
 
 ……。
 
 
 ……来年は、アメリカ修学旅行2週間の引率らしいです。
 マヂでかんべんしてほしい。

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