毎日毎日ことごとく何かが起きる日々で、落ち着くヒマもない。
 だれそれが体調を崩した。
 だれそれが仲違いした。
 だれそれが宿題をずっと出さない。
 だれそれが注意をしてもなかなか改めない。
 だれそれが注意をするとふてくされる。

 何が良くて何が悪いんだか、判断の付けようがない。
 良かれと思ってやっていることが、効果の出ているように見えない。
 どうすると良くなっていくのだか先行きが見えないことが、余計につらさを増す。
 
 要するに、自信がないのである。
 最善を目指して、最善を目指して、と掛け声をかけて、あれこれと弱気になっているのだ。
 そういうことに、気が付いた。
 
 「話聞けやコラ」という気迫が無くなりかけていた。
 都合のいいことばかり言う生徒に対して「ふざけんなばかやろう」と言ってのける気力が無くなりかけていた。
 
 こりゃいかん。
 丁寧であることと惰弱であることとは違う。
 いつも落ち込みかける淵に、今もまたはまり込んでいる自分を発見する。
 生徒と友人になることを望まれて教員をしているのではない。
 生徒に何らかの力をつけさせるために教員でいるのだ。
 特に中学生は好悪での状況判断が少なくない。気に入られないとうまくいかないなんてこともそれなりにある。
 けれど気に入られることを第一にしたら、それはあやまりだ。
 
 
 こんなことを再発見できたのは、村長くんのことを近いうちに学級通信向けの文章にしようとして過去日記を眺めたから。
 同じところで悩み込んでいる過去の自分を、遠くから眺めることができたから。
 有り難いことだ。ホントに有り難い。
 
 持つべきものは友人だあ。
 
 
 ちょっぴりだけ、合宿の引率に自信を持つことができた。

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