平均60分で毎週火曜にやってきた「古典基礎講座」。
 目標は古文・漢文の基礎的理解。
 
 具体的な到達点は。
 「古典がキライでも赤点にならない」
 「2の人が3になる=平均くらいを取れるようになる」
 「3の人が4になる=平均あたりから少し得意科目にしてみる」
 
 意外なことに、毎回20人くらいは来た。
 せいぜい5人いればいいかな、と思っていたわけだ。
 高校2年で国語の講座、これって、基本、見向きをされないものだと思っていたりした。
 
 で、せっかく放課後なのに来てくれた子たちが得になるように、講座を組んでいたりする。
 「大変ななかでがんばった人ほど、報われるべきだ」と思うから。せめて学校という世界の中では、そういう分かり易さがあるべきだと感じるのである。
 高校の学習事項での補助教材の少なさに半ば嘆きながら、この放課後講座では授業の補助プリントを毎回出しているのだが、試算したら1枚3500円ぐらいの仕事量だった。
 1回の講座で2枚のプリントを使って勉強しているから、7000円と講師(=おれ)の人件費がかかっていることに。
 われながらすげー。
 かなーり、生徒を大事にしているなー。
 しかも、ほぼタダ働き。うえーwww
 
 いや別に自慢したいだけではなくて、実際に、高校の教材に対応した手頃な問題集が無いのである。中学では必ずある、教科書対応の問題集が。どこの本屋に出かけても、見かけるのは教科書ガイドと受験問題集ばかり。(追記・教科書対応問題集に近いものを出しているのは学研のみ)…何故なのだろう。定期試験で良い点を取るための問題集があっても良いのに。
 いささか困っていたりする。
 ある先生と「古典は基本的に版権無いし、高校生が見やすくて、『定期試験予想問題』もばりばり付けた、薄くて5色刷りくらいの問題集作ったら売れるんじゃない?」とか話した時がある。
 
 ともかく、「おれが試験の出題者ならコンナトコロを問題にする」という毒電波が飛び交っている講座でありました。
 
 なにはともあれ、自己ベストの点数を取って、勉強ができるのは楽しいかも、と思ってくれたら目的は達成されるわけですわ。

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