7限・全校集会。
 学級委員もクラスの生徒たちもおおむね良くやっている。
 やんちゃな生徒でも繰り返し叱りつけることもなく、1回注意するぐらいで済む。…幾度となく注意しても改まる様子もない生徒もいるのだから、これはすごいことである気がする。
 
 注意したり叱ったりする内心では、今年担任している生徒たちはこちらの期待や要求に良く応えていると言って良いと思っているし、ひょっとしたら自分程度の格の教員にはもったいないぐらい良くできた子らなのではないかとも感謝していたりする。
 
 
 毎年、「担任が居なくても動くクラス」になってほしいと願ってきた。かなり願い通りになった時もあるし、願いからはるか遠く終わった時もあった。
 なのに、「担任が居なくても動く」どころか、今年は「学校の活動で中心的な活躍をするクラス」の姿が見えてきそうな気がする。
 生徒会役員、委員会役員、部長・副部長などといった、学校全体の中で活躍し、クラスの外で皆のために動く生徒たち。
 行事や対外試合などでクラスメートが幾人か抜けても、それでもほころびを見せず、学級委員と協力して動いていくクラス。
 
 とても大袈裟ではあるが。
 外征すれば必勝、内政は盤石。
 目立つところでも目立たないところでも有為な人材がいる。
 そんな、歴史に問えば黄金時代と名付けられるようなさまが、見えてきそうな予感がする。
 
 もちろん、まだ年度が始まったばかりであるし、改善しなければならない点もある。
 そう思って、学級のシステムについて考えて提示する。
 その要求は、やや高いレベルであったり、厳しい指摘であったりする。
 それでも、よく応えている。
 1週間に3度くらいは、「おお、なかなかやりおる」と感嘆させられる。
 
 
 だから、自分ももっと良い仕事をしないとな、と思う。
 これってスゴイことだな、としみじみ思う。

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