教育実習・田村隆一「木」3回目。
 1限目、厳しく評価してC。らしからぬ凡ミスあり。
 4限目、A’。もう少し厳しくやった方が生徒の力が付くかもしれない。
 6限目、A。あれだけヘンな始まりを「うるさい!」などと大声を出さずにきちんと捌いて普通の授業に持っていったところがすごい。
 
 指導教官は教育実習生の評価をして成績を出す(そして大学に結果を送る)わけだが、それと同時に今まで通り生徒の授業態度を評価している。せきね(仮名)の頭の中では当然すぎるほど自明だったのだが、そのことを生徒の前で言ったら驚かれる。いや、後ろから見ていてしょうもない授業態度の生徒や、真剣に取り組んでいる生徒の、それぞれに対する評価をしているのである。
 
 
放課後の掃除は、監督を全くしない。
 昨日の話の通り、教員という他者に信用を求め、その言葉のままにできるかどうか、内心は信用を勝ち取るような行動を願いつつ、敢えて放置しておく。
 
 
生物・世界史の教員と打ち合わせ。
 どんな結果であろうと、不屈に善後策を講じるしか無い。
 生物の教員には「氏名・課題のメモさえもらえれば、居残りをさせて担任が監督をしても構わないから、とにかく勉強をやらせるようにする」、世界史の教員には「『孫子』にあるように、ひとたび教壇に立てば、教科担当の独断によって最高の結果を目指していって構わない」とお話しする。
 それだけ、ためらいを許さないような成績のワケである。
 
 
文芸部の部誌印刷。
 とても時間がないので、悪いなと思いつつ、せきね(仮名)の主導でやらせてもらう。20分で終了。
 
 
職員室で実習の反省、打ち合わせ。
 6限に見学した実習生も含め、4人に対して話をさせていただく。別に偉ぶるわけでもなく、「この指導教官はこんなことを見ているんだ」という参考として。
 
 
国語科の退職された先生も交えての懇親会・柴又。
 年に1回なので、忙しいと思いつつ参加。古今を通じて変わらない原則は、やはり存在するように思う。
 
 
21:00過ぎに国語科懇親会より帰還、保護者会資料の第1案作成。
 親御さんのほとんどが絶望の余りに家へ帰れなくなるような資料ができあがってしまう。……多分この資料は作り直しだな。
 
 せっかく学校に来てくれるのだから何か得したと思えるような保護者会にしたい。
 これがせきね(仮名)の基本方針である。そうしてやってきて、今まで保護者会はきらいな方ではなかったが、今回だけは笑って解散できそうにない。……「今回だけ」と思いたい。「これからずっと」ではつらすぎる。
 同じ学校、それも学年で持ち上がり続けている担任である。
 今回個別に話すことは、せきね(仮名)からはほとんど無い。
 個別面談をやっても、おそらく今までの担任が話してきた内容から外には出ないであろうとしか思えないのである。まして今回のクラスはかなりの数の「親御さん」を知っているくらいである。
 だから、個別に話すことはほぼ無い。
 けれども、全体に大学への推薦や、文系・理系クラスについて、成績について、話すことは多々ある。なので今回の保護者会は懇談会形式で行う。
 
 それでウチのクラスの一般的な生徒を仮定してみたのだが。
 ……どこからどう見てもキビシイ。
 かと言って、ウソをついてもどうしようもない。
 
 あと1週間かけて、もう少し考えよう。

コメント

愁
2006年6月14日23:04

生徒を黙らせられる先生は凄いと思う。

せきね(仮名)
せきね(仮名)
2006年6月17日23:12

実は「うるさい」と言わずに(3クラス全部合わせても1回か2回だけ)授業が進んでいるんですよ。コレはスゴイ。某ネイティヴ教員を思い浮かべれば、そのすごさもわかる。

nophoto
Happy
2014年6月24日20:23

Shoot, so that’s that one supsopes.

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