努力の賜物。

2005年11月10日 お仕事
 この「だいありぃのーと」で2年と少し、それ以前に持っていたweb日記で3年、疎密はあっても何らかを書き記し、文を書くことにはほとんど抵抗を受けなくなった。ここの編集画面には文字数カウンターもあるのだが、改行の多い学級通信で800字強、文字を小さくして出しているものは1000字近く普通に書いている。「好き勝手に書く」ということは、あきれるぐらいできるようになった。
 
 数年間、本気で放課後の学校を歩けば、机の上、黒板、ごみ箱、トイレ、非常階段、中庭、どこに行っても生徒の善行なり悪事なり人間関係なりは丸見えだ。

 夜の職員室にいれば、教職員それぞれの在りようも違う。
 
 朝に登校してくる生徒の姿を見れば、家庭でどんなルールが生きていて、どんなルールが死んでいるかもおおよそ判るようになってきた。
 
 個々の場面で嬉しいこともあれば哀しいこともある。
 
 けれど「人とはなんなのだ」という疑問を持っているせきね(仮名)にとって、そのひとつひとつは得難く興味深い真実の片鱗を覗かせている。
  
 振り返れば斬新なことに。
 せきね(仮名)は社会に出て以来、常に上昇している。
 歳を取れば取るほど、何物にも代え難い知識と知恵の宝を貯め込むことに成功している。
 
 これも、自分で心がけてきたささやかな努力の賜物だ。
 
 「努力」というと「汗くさい」「泥まみれになる」かのようなイメージがあって、清潔さを重んじる今の流れとは反対のように感じられる。
 確かにそういう面はあるが、実際にはそれだけではない。「良くなっていこう」「続けてみよう」という感覚の方があくまで努力ということの本義なのだろうと思う。
 
 
 老若男女関わりなく、努力の無い者は沈んでいく。
 世界から教訓を得ようとしない者は堕落していく。
 
 そう思うしかないだろうなあ……

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