多事。
中学生や高校生が起こした事件を聞くにつけ。
ばかやろうと思う。
同時に。
苦しく、そしてせつない。
どこの誰とも知らない者の場合は、なんとかして心を引きはがし、忘れるように努める。
知る者の場合は。
「自分にできることは無かったのか」
「えらそうにしていて、なぜもっと前に気付くことができなかったのだろうか」
自分の無能さに、憎悪さえ覚える。
もし、自分ではなく。
有能極まる同僚たちであったならば、もっと違っていたのではないか、心からそう思う。
生徒にこんな思いをさせることは無かったのではないか。
生徒の気持ちに寄り添うやさしさ。
善を勧め悪を戒める毅さ。
学校生活に対する勢いと情熱。
生徒の先頭に立つ明るさと力強さ。
あらゆる場面状況に対するバランス。
自分に無いものを思い、情けない思いでいっぱいになる。
酒を飲んでも、なかなか酔わない。
居間にありながら、テーブルの上からはみ出るくらいのビンやカンを転がし、ただ動いている時計をながめながら夜が明ける。
そいつが事件を起こしてしまったのだ、とか。
他にもたくさんの生徒がいるからしっかりしなければ、とか。
仕事は仕事として割り切らなければ、とか。
そういうことではないのだ。
ただひたすらに、苦しい。
中学生や高校生が起こした事件を聞くにつけ。
ばかやろうと思う。
同時に。
苦しく、そしてせつない。
どこの誰とも知らない者の場合は、なんとかして心を引きはがし、忘れるように努める。
知る者の場合は。
「自分にできることは無かったのか」
「えらそうにしていて、なぜもっと前に気付くことができなかったのだろうか」
自分の無能さに、憎悪さえ覚える。
もし、自分ではなく。
有能極まる同僚たちであったならば、もっと違っていたのではないか、心からそう思う。
生徒にこんな思いをさせることは無かったのではないか。
生徒の気持ちに寄り添うやさしさ。
善を勧め悪を戒める毅さ。
学校生活に対する勢いと情熱。
生徒の先頭に立つ明るさと力強さ。
あらゆる場面状況に対するバランス。
自分に無いものを思い、情けない思いでいっぱいになる。
酒を飲んでも、なかなか酔わない。
居間にありながら、テーブルの上からはみ出るくらいのビンやカンを転がし、ただ動いている時計をながめながら夜が明ける。
そいつが事件を起こしてしまったのだ、とか。
他にもたくさんの生徒がいるからしっかりしなければ、とか。
仕事は仕事として割り切らなければ、とか。
そういうことではないのだ。
ただひたすらに、苦しい。
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