キレる13歳、父刺す 「勉強しろ」に立腹 神戸・熊本で2人
夏休みが終わったばかりの四日から五日にかけ、熊本と神戸で中学一、二年の十三歳少年が包丁で父親を刺傷する事件が相次いだ。いずれも父親から「勉強しろ」と言われたことに不満を抱いての犯行だったという。
五日午前六時ごろ、神戸市北区の会社員(44)の妻(36)から「夫が自宅で子供に刺された」と一一九番通報があった。
消防の連絡で有馬署員が駆け付けると、会社員が首筋を刺されており、市立中学二年の長男(13)が包丁で刺したことを認めたため補導し、児童相談所に通告した。会社員は二−三週間のけが。
長男は落ち着いて調べに応じ「普段から父に試験勉強や宿題をするよう口うるさく言われ、腹が立っていた。前日も勉強しろとしかられた」と話しており、有馬署は前日にしかられたことで日ごろの父親への反感を爆発させ、犯行に及んだ可能性もあるとみている。
調べでは、長男は母親がトイレに行ったすきに両親の寝室に入り、寝ていた父親を刺したらしい。長男は犯行後、自宅を飛び出したが、署員が母親から事情を聴いている間に戻ってきた。
凶器の包丁は台所から持ち出した二本(いずれも刃渡り約十五センチ)のうちの一本で、母親が二本とも取り上げた。長男は両親と弟二人の五人家族。今年四月に一家で現住所に引っ越してきた。
また、四日午後十一時二十分ごろには、熊本市の自宅洗面所で、中学一年の少年(13)が、洗面台に向かっていた父親(57)の首右側を背後から包丁で切り付けた。父親の傷は長さ三、四センチ程度で命に別条はないが、熊本東署は五日、殺人未遂の非行事実で児童相談所に通告。同相談所は少年を熊本家裁に送致した。
少年は熊本東署の事情聴取に「普段から父親に勉強をしろと言われ不満だった」と話した。包丁は自宅の台所にあったもので、母親が直後に気付いて、一一九番通報。少年は両親、兄、妹の五人家族。当日はもめ事などはなかったという。十三歳の少年には刑事罰が科せられないため、今後、熊本家裁が少年の保護処分などについて決定する。
(産経新聞) - 9月6日3時17分更新
"普段から「勉強をしろ」と言われ不満だった"
今の御時世はこんな理由が通るんだろうか。
困ったな。
これではおれは何回刺されるかわからんなぁ。
言うと老母が泣いて怒るから口には出さなくなったが、おれは自分が勤務中に死ぬ可能性を想定して仕事をしている。
ある日突然、板書をしている背に生徒が迫って刃物を背面に受ける。
ある日突然、不審者が校内に乱入して生徒がその場を離れる時間を稼ぐために殺される。
ま、しょーがないわな。
自分で選んだ仕事だもの。
どんな仕事だってしんどいのだから、自分で選んで仕事を自分の思うままに妥協なく仕事がしたい。
だから、学校や生徒や家庭やその他について、思ったことはぼろぼろ言う。
生徒にも、保護者にも、同僚にも上司にも、けっこう言う。
何も言わなきゃ、きっと波は立たずに表面上はうまくいくのだろう。でも、そんな人間関係は何かが失われているんじゃないかと思う。
ともかく。
誰のおかげで日々生活できているか、判ってないよな、この13歳は。
仮に親を殺して、その後どう生活するつもりなのだろう。
ま、学校で勉強しなくていい生活にはなれるだろうな。
そういう意味では願いがかなうワケか。
公立じゃしょうがないだろうが、私学なら即退学だろうな。
だって、困るから。
教員にとって、人を刺した者でも生徒なんだけどさ。
隣の席のヤツが親を刺したヤツ。
さすがに中学生としてこう考えると、一緒に居たくないよ。
怖いし。
どっかのファンタジー系小説じゃあるまいし、学校で命の危険に及ぶメには遭いたくないよ。
おれは、そう思う。
夏休みが明けても宿題をやっていなくて、「宿題をしろ」と言われて怒り、寝ている親に包丁で斬りつける。
夏休みの宿題が終わらない子らは。
はたしてどこまで、この人でなしの中学生に近いかどうかだな。
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