雨に伏し。

2005年8月23日 日常
 雷と雨の音を聞きながら、寝て起きてを繰り返して昼近く。
 
 起きて洗濯機を回すが、その動く音を聞きながら、また寝てしまう。
 
 再び起きると6時過ぎ。
 なんと普通に日が出ている時間帯で起きていたのは1時間になってしまった。
 ここのところずっと人と会う日が続いたうえに、プレッシャーをかけられる事態が多かったから、これだけ寝ることができるくらいに疲れていたのかもしれない。
 
 寝過ぎたからだろうが、頭が痛い。
 気分もへこんでいて、ものすごいローテンション。
 ぼんやり天井を見ながらいろいろ考えてしまって、起きるに起きられなかった。
 
 
 やっぱりというか。
 自分でも薄々感じているわけだ。
 「おまえの仕事は、意味があるの?」という問いを。

 
 頭痛と、目眩と、吐き気。
 
 体を動かすこともできずにいる目線の端で、携帯がメールの着信を示している。
 
はがーき、ありがとうございました(・。・)ノ
 
 学校の始まる日の予定を書いたハガキを、送っていた。
 午前・午後にかけて全校集会と夏休み課題テストと身体測定がある。昼食の用意も必要になる。
 初日から昼飯を忘れたら、けっこうイヤな思いになるだろうなぁ、と思って。
 
 ハガキを出すということが正しいことなのかは、わからない。
 ひょっとしたら、とても余計なことなのかもしれない。
 宛名を書く時に、やっぱりやめようかと思った。
 そういうことを考えながら住所を書いたから、我ながらへたくそな字だった。
 書き上がっても、まだポストに入れることさえ迷った。
 
 つまるところ。
 自分の仕事に意味があるか、自分で判らないのだ。
 
 
 文字数にして20字ほど。なのに口調まで思い浮かべて笑ってしまった。
 返事を打つ指から始まり、のろのろと起き出す。
 お調子者のちょっとしたメールで、だんだんと動き出せるようになった。
 
 意味があるか、ないか。
 
 まだ。
 結論を出すのは、早いんじゃないかな。
 そう思うことにした。

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