0530
 目が覚める。最近ことに眠りが浅い。26:00近くに寝てもこれぐらいの時間に目が覚めてしまう。ただ、このまま起床するときっと体をこわすから、目は覚めていてもしばらくは横になっている。
 そして適当な時間に起床して、出勤の支度。
 
0745
 仕事場に着く。出欠簿、日直日誌を確認。学級通信の一番下に載せている諸連絡を書き加える。(ちなみに、このweb日記にある学級通信は、行事予定以外の部分である。)
 
0800
 中等部職員の朝会。春は本当に連絡事項が多い。朝会にどうしても時間がかかる。
 朝会に限らず会議を見ていると、その中で発言の手際がよい教員と、要修行の教員とに別れる。それは年齢に関係なく、「早く終わらせよう」という意識があるかどうかの問題かもしれない。自分も心していかなければならないことであろう。
 
0815
 朝の会。さすがにほとんど揃っていたが、果たして幾人が8:10のメロディまでに間に合っているかはわからない。実は遅刻だった、というのでは困る。
 それと、他のクラスに行っていて慌てて戻ってくる者も。いつ朝の会が始まってもいいように、せめて教室内で待っていてほしいのだが。話して聞き入れてもらえないようだと、またひとつルール(というか罰則)を作らなければならない。できれば避けたい。
  
0830
 朝読書。10分遅れてしまった。今年度はせきねもいっしょに本を読むことにした。今はゴミ問題の概略書である。なかなか難しいのでページが進まない。次はもっと易しい物にしようと思っている。(苦笑)
 
0850
 1限目・現代文。「夜は暗くてはいけないか」(東書)
 漢字小テスト10分+本文を取り扱った授業。今年度の漢字は、小テスト→中テスト→定期考査という流れを考えてみた。
 今までずっと、ほとんどの生徒が漢字を正解できるようになってほしいと思い続けていて、試行錯誤である。皆が少しでも取り組む気持ちになれるよう、なるべく授業内で漢字の時間を作るように心がけていきたいと思っている。
 本文についてはかならず音読させ、細かく質問していく。なので全員1度以上は指名されるという、ある意味でひどい授業(笑)。
 
0945
 2限目・古典。自分の担任しているクラスである。
 歴史的仮名遣いの読みから発展して、有職故事や事物の確認を国語便覧で行う。半ば雑学だが、「月の別称」など、意外と模擬試験で出てきたりする。あとは「十干十二支」や「五行」、「花鳥風月」あたりをやる時をつくれると良いのだが。宮中は源氏あたりで取り扱えばいいのだろうか。
 
1040
 3限目・現代文。
 1限目とほぼ同内容。音読をさせる時に、立ち姿の良い生徒が多い。また、女子生徒の多くが、音読する声がしっかりしているように感じた。
 些細なことのようでいて、こういう細かなところが大事である。クラスの雰囲気を形づくっていくからである。
 少なくとも、音読の声が教室内に広がっていかないと、授業への集中力は落ちるものだ。
 
1135
 4限目。授業はないので事務室に行き、漢字検定願書発送の最終確認。
 ……金額が合わない!
 約650名の中等部生徒の名簿をひっくり返して、事務室の入金した生徒リストと照合する作業に。有り得ない受験級を記入している者も出てきたりして、ちょっとした混乱に。
 結局、19日入金完了のはずが、まだ何名か未入金の者がいたことにによって金額がずれていたようである。一気に送らなければ協会が混乱するし、のんびり待っていたら学校全体で受験ができなくなってしまう。かなり困る。
 ともかくも善後策を立てて、事務職員に手配をお願いすることに。
 
1300
 まだ1冊もチェックしていない「生活記録」を横目で見ながら、職員室の自分の机で弁当を食う。急いで食うとおいしく感じないし、胃に悪いらしいが、しょうがない。
 
1310
 5限目。「生活記録」のチェックを開始。他の担任の先生はチェックを終わってのんびりしている人もいたりする。「終わんねー」「うひー」言いながら、生徒の書く記事にコメントを寄せる。
 
1400
 6限目・現代文。1限目・3限目と同内容。ただし、遅れている。まあ、単純に今まで現代文をやった時間が1コマぶん少ないだけなので問題ではないのだが、6限目だからか、生徒の疲れている度合いは高い。音読の声もなかなか聞こえてこない。場合によっては作動している換気の音でかき消されかねないくらい小さい。「音読テスト」を課して、ピシッとした読みを求めたほうが良いのかもしれないと思ってしまった。
 ともかく、(運動でもそうだが)疲れている時にだらっとしてしまうと、よけい疲労を感じることは良くある。何らかの形で、気分の切り替えが必要であろう。
 
1455
 7限目。途中で外線を受けたりして、やっぱり「生活記録」が終わらない。う〜む。
 
1550
 掃除をしている途中から教室へ行く。生徒たちは自分たちだけでも掃除をしている。机を引きずらないで運んでいるので、床も傷まずにきれいである。
 すばらしいことだと本気で思う。
 「地味なこと」「公共のこと」をどれだけきちんとできるかで、指導者の価値は決まる。
 私学に通う者すべては、必ずリーダーになるべき義務があると、せきね個人的には思っている。イギリスの「ノーブレス・オブリージ」や「パブリックスクールの伝統」のように、自身へのプライドと義務遂行の力強さを兼ね備えた人材になってほしいと強く願うのだ。
 ただ、他のクラスの生徒と遊んでしまう者も若干いるところが気になる。さっくり終わらせて遊ぶぶんには構わないのだが、掃除を放り出して遊びに熱中してしまうところもある。これは教員の側から「誰が何をする」という分担をきっちりしていくべきなのだろうか。……そうなんだけど、掃除場所が少ない割に人数が多いから、なかなかうまく割り振ることができていない。どうにかしないとイカン。
 
1610
 帰りの会。生徒は続いて放課後講座。
 国語は放課後講座がないので、せきねは職員室で電話番のようなかたちになる。朝からの仕事が一段落し、ちょっとひと息つくことができた。お茶を飲みながら日直日誌に目を通し、その後に学級通信の話題にできそうな言葉をメモする。
 
1730
 中等部生徒、完全下校時刻。しかし、なかなか守れていない生徒がいるようである。ムダなことで叱ったり叱られたりしたくないのだがなあ、と思うのだが、うまくいかない。
 
1900
 漢字検定の善後策がどうにかなったことで中等部ぶんの書類をまとめる。早めだが職場を退出し、一番近い本局へ行って、漢字検定の願書を協会に送る。せきねがここで出しに行かないと、下手すると間に合わない可能性があるので、こうせざるを得なかった。
 もう少し余裕があるといいのだが、困ったものだ。
 
1930
 ひさびさにブックオフへ行ってみた。次に授業で扱う教材が文庫であったので、2冊買っておく。教室に置いておけば、読む者もいるかもしれないと思ったからである。どうだかはわからないが。

22:30
 新刊の本屋も寄り、食事もし、帰宅。
 日付が変わった頃に就寝。

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