学級通信4号。(改変)
2005年4月12日 学校・勉強いじめ、徹底粉砕?
では、「いじめ」をした側はどうなるか。これも脳科学の分野からの研究結果が出ている。
「いじめ」をした者にも、明確な変化が起こる。
「ノルアドレナリン」とは、恐怖や驚きの体験に遭遇すると分泌される。そして、そのストレスを回避するために、闘争か逃避かの態勢に入るように指令を出すのである。受けているストレスを終わらせるための行動に入るのである。そういう意味では、生きるために必要な物質でもある。
ただ、この「ノルアドレナリン」は、自然界ではヘビの毒に次ぐ猛毒なのである。(ひょっとしたら、猛毒によって緊急事態を作り出しているのかもしれない。) だから、危険が回避されたら可能な限り早く「ノルアドレナリン」を減らさなければならない。
「ノルアドレナリン」などの脳内物質をコントロールする物質もある。
「セロトニン」という。(これも過剰に働くと害になる場合もある。)
しかし、「いじめ」によって、この「セロトニン」が機能しなくなる。
「ノルアドレナリン」が多くなると、どうなるか。
もしかしたら、君たちの過去の記憶で思い当たることがあるかもしれない。
「いじめっ子」たちが、どういう振る舞いであったか。
どんなにすさんだ姿に変わっていくか。
繰り返す。
ここまでの事実があるにもかかわらず、特に小学・中学で「いじめ」は止まない。
1つの「いじめ」を放置したクラスは荒れる。
たとえ「自分は関係ない」と思っていても、脳内物質のバランスは崩れていく。
これを昔から、「天はすべて見ている」「おてんとう様は見ている」という言い方をして、わたしたちの先祖は正しく生きることの大切さを伝えてきた。
3つの「いじめ」を放置した学年は荒れる。
公共物が壊される。トイレや校舎の影で、おかしなことがしばしば起こるようになる。学年集会がたびたび開かれて、皆がいやな思いをするようになる。
そのあとは誰が見ても判る「事件」が同時に5つ、6つと起こり、生徒たちは口をつぐんでいる「いじめ」や「いたずら」が校内のどこを向いても見えるような学校になる。
授業は成立しなくなる。
他校からもおかしな生徒がやってくるようになる。
教職員も生徒も保護者も、目がつり上がって学校に集まるようになる。
そんなことが起きないように、どの学校であっても教職員は働き続けている。
けれど、うまくいかない場所は、現実に在る。
(続く)
では、「いじめ」をした側はどうなるか。これも脳科学の分野からの研究結果が出ている。
「いじめ」をした者にも、明確な変化が起こる。
「いじめ」をすると、ノルアドレナリンという物質が脳の中に常に増えるようになる。
「ノルアドレナリン」とは、恐怖や驚きの体験に遭遇すると分泌される。そして、そのストレスを回避するために、闘争か逃避かの態勢に入るように指令を出すのである。受けているストレスを終わらせるための行動に入るのである。そういう意味では、生きるために必要な物質でもある。
ただ、この「ノルアドレナリン」は、自然界ではヘビの毒に次ぐ猛毒なのである。(ひょっとしたら、猛毒によって緊急事態を作り出しているのかもしれない。) だから、危険が回避されたら可能な限り早く「ノルアドレナリン」を減らさなければならない。
「ノルアドレナリン」などの脳内物質をコントロールする物質もある。
「セロトニン」という。(これも過剰に働くと害になる場合もある。)
しかし、「いじめ」によって、この「セロトニン」が機能しなくなる。
「ノルアドレナリン」が多くなると、どうなるか。
突然暴れ出したり、過剰におびえたりする。
攻撃的になる。
猛毒だから、自然に表情がきつくなる。
体調がおかしくなる。
もしかしたら、君たちの過去の記憶で思い当たることがあるかもしれない。
「いじめっ子」たちが、どういう振る舞いであったか。
どんなにすさんだ姿に変わっていくか。
繰り返す。
「いじめ」は、どう転んでも、誰もかもを不幸にたたき込む。
ここまでの事実があるにもかかわらず、特に小学・中学で「いじめ」は止まない。
1つの「いじめ」を放置したクラスは荒れる。
たとえ「自分は関係ない」と思っていても、脳内物質のバランスは崩れていく。
これを昔から、「天はすべて見ている」「おてんとう様は見ている」という言い方をして、わたしたちの先祖は正しく生きることの大切さを伝えてきた。
3つの「いじめ」を放置した学年は荒れる。
公共物が壊される。トイレや校舎の影で、おかしなことがしばしば起こるようになる。学年集会がたびたび開かれて、皆がいやな思いをするようになる。
そのあとは誰が見ても判る「事件」が同時に5つ、6つと起こり、生徒たちは口をつぐんでいる「いじめ」や「いたずら」が校内のどこを向いても見えるような学校になる。
授業は成立しなくなる。
他校からもおかしな生徒がやってくるようになる。
教職員も生徒も保護者も、目がつり上がって学校に集まるようになる。
そんなことが起きないように、どの学校であっても教職員は働き続けている。
けれど、うまくいかない場所は、現実に在る。
(続く)
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