いじめ、徹底粉砕?
 
 
 これだけは許せない、と先に述べた。
 ☆命に危険が及ぶ場合。

 見た目から明らかに危険なことの以外に、学校生活においてしばしば命に危険が及ぶものがある。

 「いじめ」である。

 これだけは、誰もかもを不幸にたたき込む。
 今までその悲惨さを体験した者には言うまでもないことである。
 またそうでない者も、これから長い人生で降りかかってくるかもしれない。今ともに在る家族、今後父となり母となった時の子供が、完全に「いじめ」とは縁がないとは言い切れない。
 とてもとても大切なことであるから、新年度まず第一に学んでいただきたい。

 「いじめ」は、それを受けた者を壊していく。
 いじめは心を傷つける、と言われるが、当然ながら心の働きは脳に由来する。

 では、「いじめ」を受けた脳はどうなっていくか。

 脳はさまざまな働きをしているが、機能別に3つに分けることもできる。
 脳幹(のうかん)、旧皮質(きゅうひしつ)、新皮質(しんひしつ)である。
 脳幹は、「生命維持の根本」を司る。"ヘビの脳" と言われる。
 旧皮質は、感情や情緒などの「気持ち」を司る。"ネコの脳" と言われる。
 新皮質は、理性や知性などの「人間らしさ」を司る。だから "人の脳"と言われる。
 「いじめ」によって機能できなくなっていく脳は「脳幹」である。

 「いじめ」を受けて、動悸や息切れやめまいを起こすようになる。
 食欲がなくなる。
 眠ることができなくなる。
 生きていくことができなくなって、「死」について考え込むようになる。
 そして、自殺をしてしまうことさえある。
 「生命維持」が、できなくなっていくのである。
 
 決して、ただ単なる「心の問題」ではないのである。
(続く)

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索