結果の読み方
 
 
 1月21日(金)に実施された外部模試の結果を返却した。
 いかがであっただろうか。「良い者もふるわなかった者も……」と言葉を続けたいところだが、今回ばかりは「良かった」と言える者は居ないのではないかと思う。
 
 この模擬試験、約12000人の中学2年生が受けた。そして、添削の入った答案用紙と結果を受け取ったわけだ。
 
 この模試結果用紙、大した材質でできてはいない。材木を砕いて溶かし、漂白剤を加えて引き延ばした紙と、高くもないインクを使ったものである。
 今日配布された通知票も同じである。データが記録され、コンピュータからプリントアウトされただけのものだ。
 
 たかが紙きれ、とも言える。
 
 しかし、敢えて問いたい。
 
 さあこれからどうしようか。
 今後どのように向上しようか。
 
 成績が紙切れならば、人の身体は「水35L、アンモニア4L、リン800g、硝石100g、フッ素7.5g、ケイ素3g、炭素20kg、石灰1.5kg、塩分250g、イオウ80g、鉄5g、そしてあと15の元素を少々」なのである。子供のおつかいで買える程度だ。
 
 しかし、人も、結果も、単なる「モノ」ではないのだ。
 真剣に自分の行動を見つめ、そこから何かを見出した者にだけ、成績は価値を発揮するのである。
 ぜひ心に留めていただきたい。
 
=============================
 
人類が歴史をつづるようになってから言われ続けてきた言葉。

 ……過去に学ばぬ者に、未来は無い。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索