入学式。

2004年4月6日 学校・勉強
(次の日に配布した学級通信3号によって、この日の様子を記録したい)

入学式

 昨日は午後1時から我が校の入学式がありました。
 よく晴れて、中学生活を始めるには絶好の記念日でした。
 35人もしくは36人のクラスが8つ。
 去年わたしたちの学年で授業を教えてくださっていた先生たちが担任・副担任として新1年生を担当することとなります。(もちろん、教科担任としてわたしたちの学年で授業をしてくださることもあるでしょう)

 せきね組からも、何人かのメンバーが入学式に参加しました。
 合唱部として。
 または、もと代表委員として。

 せきねも役員として入学式の受付を担当しました。
 ウチのクラスでは、オクノキくんとスミさんとがいっしょの分担でした。
 スミさんが礼儀正しく「どうぞ」と言って、やって来る保護者の方たちに入学式資料を手渡していました。
 オクノキくんが終始にこやかに、新入生の胸に花を付けてあげていました。
 ふたりの姿を見ながら仕事をして、しみじみと、「立派だなあ」「先輩になったんだなあ」と思いました。

 せきねは持ち場所を離れることができずにいたのですが、他のメンバーもそれぞれの場所で役員として立派に務めを果たし、あるいは校歌の手本として見事な合唱を新入生に披露していたと聞きました。

 ときには。
 休みの日に学校に来て、何かをしなければならない時もあります。
 他の人よりも、多くのことを背負わなければならない時もあります。
 つらいと思うかもしれない。しんどいと思うかもしれない。
 けれど、必ずその苦労は他の人の心を動かしてゆきます。

 「こんにちは」「おめでとうございます」という元気なあいさつを受けて、慣れない坂道を歩いてきた親子は、にこやかな笑顔になりました。
 
 丁寧に、封筒の向きまで考えて渡された資料を受け取った保護者が、「ありがとうございます」と言いました。
 
 胸に花を付けてもらっているあいだ、新入生の子たちが、少しはずかしそうに、またうれしそうにしていました。
 
 校歌の合唱を聞いて、集まった新入生たちがそのハーモニーの美しさに驚きました。

 ささやかなひとつずつの思いやりが、入学式に集ったすべての人に、あたたかい祝福となったのは間違いありません。

 今日からみんなは、先輩として、学校生活のあらゆる場所で新入生たちと接していくこととなります。
 
 1年前、入学したばかりの時のことを思い返してください。
 校舎の中がよくわからない時はありませんでしたか。
 不安な気持ちを抱えながら登校してきた朝はありませんでしたか。

 そんな新入生にあったら、わたしたちはどうしてあげたらいいでしょうか。
 ぜひ、知恵と思いやりとを働かせた先輩としてふるまうことを期待します。
 
 
 (文中にあった人の名前を相当略す)

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