放電する人々

○ダンスパーティーで初対面の女性をダンスに誘った時、手を触れようとしたら「バチ」っと大きな音。お互い顔を見合わせて、しばらくしてから爆笑。あのとき「電撃的な出会いですね」とか「あなたと出会って私の全身に電撃が走った」などと言えていれば、人生もう少し変わっていたかも。

○私の横に座る先輩も静電気体質。2人の一発芸は薄暗い中での『E.T.』。残業が続くと指先バチッとやって『Go Home』ってかましたくなります。

○静電気人間の耳鼻科医です。患者さんの耳を触ると、バシバシッ!
 患者「ギャー!!、びっくりしました〜!」
 おれ、「ごめんなさ〜い!だ、大丈夫ですかぁ?」
 カーテンの後ろで順番待ちをしていた子は、恐怖で泣いてしまいました。何をされるかと思ったんだね〜。入って来たときにはおびえた目で見つめられました。おれは 優しい先生だよー!

○私の場合は静電気で切符やカードの磁気をだめにしてしまうのです。日比谷線の六本木から乗って中目黒で降りるときに、切符の磁気異常で改札機を通れなかったりとか、ある銀行でキャッシュカードを作ってもらった直後に入金しようとしたらもう磁気異常で使えなくなっていたとか。某クレジットカードも何回作り変えてもらったことか。
 フロッピーディスクなどを触るときはけっこうびくびくしてます。きたえればCIAの破壊工作員になれるかも……。

○高校生のころ。ある冬の日、渋谷の歩道橋を降りていたら、向こうからイヤな目つきのおじさんが…。すれ違う時、案の定わたしの胸を触ろうとしてきました。
 防ごうとして上げたわたしの手とおじさんの手が触れた瞬間、「ばちっ!!」。ナイスタイミングで静電気が発生。おじさんは痛そうな目をして去っていきました。
 勝った!!

○私も、そして娘も帯電体質です。ある冬の夜、「なんてかわいらしいんだろう(親ばか)」といつものように柔らかな唇にチュッとしたら、私の唇との間にはっきりと火花が見えました。とても痛かったです。娘は「ママがいたいコトしたぁ」と大泣きしました。

○猫は鼻先に指を突き出されると、必ずにおいをかぐという不思議な習性があります。
 冬のある日、私がいつものようにウチの猫の鼻先に指を突き出し、彼女(メスです)がにおいをかごうとして鼻を寄せたその瞬間……飛びましたね、電撃が。猫はものすごい勢いで飛び上がり、不幸にもテーブルの下だったので天板に頭をぶつけ、椅子にぶつかりながら複雑なコースを通って落下し、立ち上がるや一目散に逃げて行きました。
 しばらく近寄ってきませんでした。

○高校生の頃、ふと考えました。
「自分一人でもかなりの静電気がたまるのだから人数を集めて直列にすればすごい電圧になるのでは?」
 そこでクラスの友人十数人に声をかけて円陣を組み(一ヶ所だけは空けておいて)、それぞれ左手は左隣の人の肩に置き、右手は学帽を持って、右隣の人の背中を一所懸命こすること、およそ5分。一ヶ所だけ空けておいた所の二人がおそるおそる指先を近づけていったら、間隔が10cmほどになった時にバリバリバリッという大音響とともに青い稲妻が光り、全員の身体を電撃が突き抜けていきました。夕暮れせまる教室の中、長さ10数cmの稲妻がとてもきれいでした。

放電しなくなるには

○机や椅子の足など、電気の通る物に常にさわっているといい。

○「静電気防止リング」を愛用しています。DIYショップなどで売っています。
 1日に1〜2回は放電しますが、以前に比べて放電量はだいぶ少なく、車や金属製のドアに触れても大きなショックはなくなりました。

○対策は、1に着る物=フリースなどの化繊系はよほどじゃないと着ません。できる限り綿100%にします。2にエレガード=車の中、事務机の中、家の中、全てに常備していて、ちょっと電気が発せられるようになったら、すぐさま洋服、事務用の椅子、車の椅子&フロアマットにシューシューしています。色々な静電気防止グッズがありますが、エレガードが一番効きますよ!!

○それはじゃのう〜、異なる素材の衣服を重ねてきているからじゃ。綿なら綿に統一すれば、少なくなるであろ〜ぅ。

○素足にサンダルで過ごす。サンダルのかかとのあたりに2ヶ所穴を開け、U字型にした針金を通す。2本の末端は床に触れている、つまりアース。針金はゼムクリップを伸ばして作るが、少し足裏が痛い。柔らかい撚り線の方がいいと思うが、耐久性は低い。以前、車みたいにチェーンを引きずってみたが、ときどき人に踏まれるのでだめだった。

○室内用のシューズや社服は「静電気対策」仕様品というものが世の中に流通しております。ミドリ安全とかアキレスという企業が大手ですので、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

○車に乗る時、「車のドアを開ける前に、タイヤに足をくっつけてごらん。」と教えてもらいました。

○車から降りてドアを閉めるとき、車のキーの金属部分をつかみながらキーの先端で車のボディに触れてやれば青白く放電しますが、自分は痛くありません。

○車から降りるときにいきなり降りるのではなくて、まず、ドアの上(金属の部分?)を触って、そのまま離さずに、足を地面につけて降ります。そうするとドアに触っても静電気はおきません。

○1.金属に思いっきり触れる!:指先の一点から放電するから痛い!だから面(手のひら)全体で放電してやれば痛みも和らぎます。
 2.つめで触れる:放電しても「痛い」と感じなければいいのです。つまり痛点のない爪から体に蓄えられた電気を逃がしてやればいいのです。
 3.ゆっくり電気を逃がす:静電気対策のキーホルダーを使うという手もありますが、ちょっと高くて割高です。でも10円程度で買える対策品もあります。電材屋に行って10Mオームくらいの抵抗を使えばOKです。抵抗の一方を持って、もう一方で金属に数秒触れていればゆっくりと電気が逃げるので、痛みを感じないと思います。でも、あまり速く抵抗を金属から外すと、電気が逃げ切らずにバチッと来ることがあるので気をつけてください。

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