初っ端からボクの担当している中1国語。
 範囲は「枕草子」など。

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく……

 問・「やうやう」を現代仮名遣いで書きなさい。
 誤答・「だんだんと」

 問・「あけぼの」の語句の意味を書きなさい。
 誤答・「夜明けがとても良い」

夏は夜。月のころはさらなり。闇もなほ蛍の多く飛びちがひたる……

 問・「なほ」を現代仮名遣いで書きなさい。
 誤答・「なを」「また」

 最近のボクは、どちらかと言えばあまり怒らなくなった。
 「どうしたらこういう誤答が出てしまうのか」ということを考えてしまう。

 学問を、ただ説明をするだけで済むのならば、教員が在る必要がない。たとえば、教卓の上にテープレコーダーでも置いておけばいいのだから。

 40人ならば40人、「現代仮名遣いで書きなさい」という問いに正解させてみせて、そこで初めて教員の存在性に意味が生じるのではないか。

 昨日とテーマは同じ。
 「詰め」が必要なんだよね。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索