教室で目覚めて7時過ぎ。

 8時10分に点呼をし、生徒たちに事情を話す。
「3階だと演劇の間に騒がしくなってじゃまになってしまう。一生懸命がんばっているのをじゃまするのは良くないことだと思う。だから、すごろくを4階に移動することになりました。ごめん」
「4階じゃ、人が来ないじゃないですか」
 やはり、落胆はする。本当に申しわけない思いがする。

 3階の接着剤の残りが、全然落ちていない。テープを貼った跡が真っ黒になってしまっている。
 男子を行かせて洗剤と雑巾でごしごしこするが、ほとんど落ちない。

 9時になり、文化祭・一般客入場開始。
 ウチの子たちは、1日2回30分交代・数名で当番をする以外は自由行動。

 意識に薄くもやがかかっている。
 かといって帰宅して寝るわけにも、職員室で休むわけにもいかない。
 そのまま教室内に毛布を敷きっぱなしにする。いちおう「最前線」に居続けているつもりである。
 疲れた時は、横になると幾分楽になる。

 「くまさんが寝てるー」
 「センセがごろごろしていていいんですか?」
 「ここはクマの巣だ。親グマと子グマ以外は寝ることができない。ちなみに冬眠しているクマは気が荒い。注意。・・・・んじゃ、おやすみ」なんて半分ふざけながら、ときどき横になる。
 もちろん熟睡したりはしない。さいわいに、仕事回路が活きているのか、眠気は来なかった。いちおう「睡眠不足で判断がおかしくなっているかもしれないから、もし『言っていることがおかしいな』と思ったらすぐに言ってね」とも頼んでおいた。

 男子たちが「おれもー」とか言いながらごろごろする。
 ボク曰く。
「おまえはオレの子じゃない!」「ここで寝たら、オレと家族になるぞ」
「いいもーん」
「うわー、ふかふかだー」
 この後、4人ほどボクの家族が増えたらしい(w

 生活指導の仕事として、ときおり校内を巡回。
 高等部で授業を持っていた子たちにあいさつをしながら歩く。元気そうでなによりだ。
 生徒の保護者にも、お会いすればごあいさつを。
 ・・・もっとも、ホントにきちんと対応できたかどうか、自分ではあまりよく覚えていなかったりして(^^;;;

 15時30分、一般客退場。
 17時、中等部生徒・完全下校。

 校舎3階に行き、ポリッシャーを使う。
 コンビニやスーパーの床を掃除する、回転するデッキブラシみたいな機械である。
 接着剤と言えど、さすがに良く落ちる。

 教室ふたつぶんの広い廊下だったのだが、途中からワカイ先生とヤリタ先生がやって来て、何も言わずに手伝ってくださった。
 生活指導の大御所ふたりが、いたらないボクの尻ぬぐいをしてくださる。
 明日には学校説明会の出張に行く副担任のカメヤマ先生も、出張の準備の合間をぬって駆けつけてくださった。

 申しわけなく、また有り難く感じた。

 全体では特に大きなトラブルも無く1日目を終える。
 帰宅して19時過ぎ。メールを開いて2件読んだだけで、あっという間に沈没。

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