ヲトコってね、オソイよりハヤイほうがイイのよ〜ん。(はぁと)

　さあ、『孫子』にある名高い一節からお送りします今日の "くまにっき" でぇ〜す。

　言うまでもなく、これは『孫子』作戦篇第二の「兵聞拙速、未睹巧之久也」の現代語訳です。いやはや、孫子って深いねぇ←ぁほぅ

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　これからたびたび繰り返すと思うけど、この日記を100％事実だと受け取らないでくださいね。オモシロおかしく作り事を交えることもあるし、登場人物だってみんな仮名。
　だいたい、これを書いているのだって、"せきね(仮名)とハンドルを名乗る、地球上にいるかもしれない誰か" の怪文書に過ぎないわけで。

　現代的ファンタジーでは、インターネット上にのみに存在する人格なんて設定、よくある話。
　この「くまにっき」も、メモリに集積された言葉が勝手につながっていく自動生成日記だったりして。ふふり。

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　というわけで、国語の採点が全部終わってしまったので、試験中にもかかわらず、帰りの会の時間を使って答案を返してしまう。

　教室に行って配りモノをして、最後にさっくりと名前の順にみんなを呼ぶ。
　最初は「？？？」だったけど、イイダ君あたりから大さわぎ。
「なんでびっくりしてんの〜？」
「もう返すんですか！」
「だって、みんな『早く結果を知りたい』とか『テスト返ってくるんですか？』とかって、いつも言ってるじゃん(w 」

　どうせ答案返却日に何教科もの答案がまとめて返されるだけなのだ。その場・その時間で返されるべき必要性や理由も希薄だろう。
　そうして返ってきたテストの山のひとつひとつを、答案返却のわずかな時間だけで復習できるハズなんか、無い。

ならば。

「みんなは明日もテストがあるよね。国語の結果はもう出てしまって変わらない」
「だけど、まだ受けていない教科は、今日これからの頑張りで点数は上がり続けていく」
「理科1、どうですか？」
「数量、今日これから、夕方、夜、最後の仕上げができますね」
「家庭科、見直しはカンペキですか？」

　試験が返ってきてから、「ああ、もっとやっておけば良かったかな？」「これからはきちんとやろう」と思うことは誰だってあるはずだ。
　逆に、返ってきた結果で落ち込んで勉強する気になれない、ということもある。

　これは、賭けだ。
「明日の結果、未来はこれからのみんなの行動で変わるんですよ」
　笑いながらそう言って、帰りの号令かけを求める。

　さあ最終日はどうなることやら。