のんびり日。

2003年9月6日
 ホントは学校があったのですが。
 フィールドワークって言っている、社会科見学や農業体験や芸術鑑賞を混ぜたようなイベントの予定だったんだよね。

 月半ばに延期になりました。
 なので今日はお休み。わ〜い。

 出かける先の都合が悪くなったのか、担当じゃないボクには事情は判らないのですが。

 どっちにしても月曜から思いっきり通常授業だったからねぇ。
 行事の組み方としてはナイスなよ〜な。


 途中で弁当を買いに行ったりもしながら、自宅にて試験対策プリントを作成。

 生徒たちが自分からノートをまとめたり勉強するようになる、という考えはボクの中にあまり無い。
 ボクの感覚では、そういうことができるのはクラスの中で5,6人の女子生徒と、ひとりかふたりの男子生徒だけ。で、そういう子たちは教員が何もしなくても普通に成績を出していくから、逆説的に全体の学力レベルには影響しない。
 普通の教員が良い成績を出せるワザって、「試験3日前から勉強を始める子たち」に「まあやるか」と思わせられるかどうかじゃないかと、ちょっと考えている。

 試験3日前
    →試験1週間前
 机に向かったらマンガを読み始める
    →なんとなくちょっとだけ勉強をしてみる

 こういう変化を起こせたら、そのクラスは「優秀なクラス」になるんじゃないか?
 これは出典とかはなくて、ボクの妄説だけどね。
 
 というわけで、そんなあたりを目指してプリント作成。
 ま、言うほどに簡単じゃないんだよね。
 なにしろボクと中学生たちとじゃ、世代感覚がずれているし。
 なるべく合わせられるように、校舎をうろうろしていたりするんだけどさ。
 
 いちおう今回は。
 現代文の本文を分解して、「全漢字」って銘打った漢字練習プリント。
 全部の漢字にふりがなを振った、「10回読んで覚える書き下し文」っていう漢詩のプリント。
 キーワードは、「やっておけば必ず点数になる」。

 成績が上の子たちは当社比2点アップ。普段から勉強しているから、こんな小手先のプリントではそう変わらない。
 やらない子は、配ったその時間になくしたりするから、まあ0点。たまに、試験5分前に見ていて瞬間的に覚えていたりするから、その時は1点。
 普通の子たちは5点アップ。ココが狙い。


 かくしてボクの居場所はまた狭くなる。
 浄らかで真っ直ぐな人からは、表面に見える目標の低さを軽蔑される。
 たそがれに落ち込んだ人たちからは、余分に教材プリントを用意して人気を集めようとしていると疎まれる。

 ふー。
 各種報道を見るまでもなく、この職業は何をしても褒められることなんか無い。


 師なんていう大層なものじゃないから「教員」と書き記し、軽薄で馴れ馴れしいから「センセ」と自称する。

 自己中心で、ボクは好きなように仕事をする。

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